「『伝道の原点』で考えたこと」(その1) *メル友北海道*
「『伝道の原点』で考えたこと」(その1)
(本稿は、2011年11月27日北海道正心館七の日講話の
内容のエッセンスをまとめたものです。)画像はイメージ
事前のご案内では、『スリランカからの巨大メッセージ』と
いうことで、今月初旬のスリランカでの御説法を踏まえた
内容を考えていたのですが、
当会は、次から次へとたたみ掛けるように、新しいメッセージが
入ってきますので、
もちろん、そのスリランカ説法の内容を含みながらも、先日の
初転法輪祭の御法話(『伝道の原点』)から感じとられた
重要な点を、3点ほどお話したいと思います。
『伝道の原点』では、様々な論点が語られましたが、
一番の結論は、御法話(本編)の最後のところで強調されていた、
「自信を持て!」
というところかと思います。
まずこの点について、「個人の視点」からと
「マクロ(教団/国)の視点」からの二つに分けて、
最初にお話したいと思います。
"自信"の源になるマインドセットとは
御法話の中にあった、
「世界のリーダーとしての自信を持て」
ということについては、もちろん
、教団全体としての、或いは、国としての
「リーダーの確信」が要るのですが、それを支える
「個人としての光の戦士(信仰者)としての自信」
の話から始めたいと思います。
それを考えるにあたっては、先月の御法話にありました、
「マインドセットを変えよ!」ということが、決定的に
重要であると思います。
その御法話を拝聴されなかった方のために
申し上げますと、マインドセットとは、
「持続する考え方、或いはそれを体現した、心の中の"光の束(たば)"」
のようなもので、最終的には、その人の「強い使命感」に
収斂(しゅうれん)されていきます。
そして大切なことは、
「それ(あなたの個性が生かされた"使命感")というのは、
他人と比較するようなものではないんだ!」
ということなのですね。これを先生は、「他人との競争から抜け出せ」
とおっしゃいました。
先生も在家時代、「あなたは普通の優秀なビジネスマンになりなさい」
という周りからの波動で叩かれまくって、
ボコボコにするが如く、自らの光の自信(使命)を
打ち砕こうとするが如く、
毎日毎日、"この世の矢"が飛んできたが、それでも、
「自分には、(このサラリーマン達とは比較のしようがない)
"偉大な光の使命"があって、
その使命に忠実に生きるかぎり、人生に敗北はない」
と信じて突き進み、気がついたら、前代未聞の巨大な
"救世運動の大河"を創り上げていたとありました。
これは、大なり小なり、すべての人が直面している課題でしょう。
精舎研修の中で、「これこそが、私の生き筋だ!
自らの個性が最大限に生かされ、仏のお役に最も立つことが
出来る自分の将来像だ!」
と確信しても、下山して日常生活が始まると、
「あなたにそんなことが出来るわけがないだろう」
という波動が嵐のように飛んできて、その念波に負けて
「普通の人」に戻ってしまうかどうかが、
"勝負の分かれ道"になるわけです。
その時、"自分の夢"を人と比較する心を持っていると、
「うまくいかなければ"劣等感"の虜(とりこ)になる」し、
うまく行きかけたらかけたで、
「その時やはり、嵐にように襲ってくる"他人の嫉妬の念"
との調整・妥協」が必要になって、
そこそこの、刺激しすぎない程度の成功で終わってしまいます。
いずれも原因は、「他人と比較する心」、もっと言えば、
「価値観の物差しをひと様(他人からの評価)に頼っている」
ところにあります。
「これが自分の真なる使命だ」
と確信したら、それが「この世的にどう評価されるか」、
或いは「当面の評価にどう繋がるか」、更には
「これまで価値あるものとされてきたことと違ったものであっても、
そのことに左右されない」心が必要です。
(これは、会の中にあってもそうですよ。)
これが、劣等感に打ち克つ秘訣です。
評価を求めなければ、打ち克つことが出来ます。
(御法話の御言葉を借りれば、
「人は様々に反応するだろうが、その「人の言葉」に対する
「自分の反応」をコントロールすることが出来れば(左右されなければ)、
あなたに道は拓けるのだ」ということです。)
これは、「嫉妬をかいくぐる」ことについても言えます。
こんな話をするのも、スリランカの講演会で、
"一万三千人動員"という大成功を収めることができたことに
関連します。当初1,200人の会場を埋めるので鬱(うつ)に
なりそうだったという支部長が、
「会場を一万人」に変更させられて、完全に"キレて"しまい(笑)、
もう格好つけていられないから、テレビ番組にバンバン
出演してPRするわ、「悟った仏陀は生まれ変わらない」
という小乗仏教の教義には馬耳東風になるわで、
結局、講演会が終わってみたら、120人の信者が
一万人を超えていました。
しかし、この支部長であっても、国内に戻ったら、同じように
八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍が出来るかといったら、
「う~ん、嫉妬にやられて難しいかもしれないなぁ」と御言葉が
あったと伺いましたので、問題はなかなか本質的(深刻)です。
「海外に比べて国内の伝道が進まない」と言われています。
その原因は、「あまりにも唯物的な国論とマスコミの体質にある」
と言われています。しかし、
「本当の理由はそうなのか?」ということを、
この御言葉は問うているわけですね。
「同じ人が、同じような"力の発揮"(個性の発揮)をすることを、
現に妨げている集合念波があって、それが、
伝道が進まないことの本当の理由なのではないか」
ということについて、私達は、本当に、真剣に、
考える必要があるでしょう。
(「その2」に続く)
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