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アメリカ政界 ニュース The Japanese Conservative Union
ナショナリストの中国に向き合うアメリカ 周辺国との協調が重要と専門家が指摘
アメリカ外交政策評議会のジェフ・スミス氏が、3日付のナショナル・インタレスト誌(電子版)で、中国に宥和姿勢を取ってきたアメリカの外交政策が、針路変更すべき時期に直面していると論じている。スミス氏は、同評議会で、アジア安全保障プログラムの理事を務めている。
スミス氏は、アメリカは1970年代以降、中国に対して融和政策を取ってきたと紹介。アメリカの対中政策は、①経済成長の後に政治的な自由化も訪れるだろうこと、②中国を国際システムに取り込めば中国がシステムを破壊しようとすることはないだろうという、2つの前提に基づいたものだったと指摘している。
その上でスミス氏は、それらの前提が2008年頃を境に崩れ、中国が「自己主張が強く、権威主義的で、国権主義的な台頭国(assertive, authoritarian and nationalistic rising power)」になったと論じた。そのきっかけとしては、①中国の指導者層が2008年のリーマン・ショックを、アメリカの長期的な没落の象徴と捉えたこと、②周辺国との領土問題で攻撃的な姿勢を取り始めたこと、③これらと並行してネット上などでナショナリズムが盛り上がったこと、④習近平・国家主席が対外的には強硬策でアメリカや周辺国との緊張を高め、国内では言論弾圧を強化したことが挙げられるという。
スミス氏は、「アメリカの関与戦略は、初めから欠陥だったか、あるいはネオ・ナショナリストの中国という現実に向き合うには不十分となったかのどちらかだ。どちらにせよ、習の中国は、アメリカの対中戦略における欠点を、浮き彫りにした」と論じている。
こうした中国の変化を受けた戦略としては、日本やインド、オーストラリア、フィリピン、ベトナムなどが相互に連携を強化して、中国の台頭に対処しようとする動きが見られるという。スミス氏は、「中国の周辺国は、それぞれの『関与』戦略を見直し、より明確に中国とバランスしようとする姿勢が、中国の侵攻に対する一番の保険になると結論付けたようだ。たとえ、目に見える最初の影響は控え目なものであっても、こうした国々の首都で行なわれる戦略的な計算は急速に変わっていく」と論じている。
このほど、東シナ海でも中国が日本側との合意を反故にして、一方的なガス田開発を行なっていることが、政府の発表などで明らかになっている。「対話による解決」を求めるメディアもある一方で、中国の姿勢の変化を、こうした国際政治の視点から見る眼をもって対応を検討することも、必要だと言える。
スミス氏は、アメリカは1970年代以降、中国に対して融和政策を取ってきたと紹介。アメリカの対中政策は、①経済成長の後に政治的な自由化も訪れるだろうこと、②中国を国際システムに取り込めば中国がシステムを破壊しようとすることはないだろうという、2つの前提に基づいたものだったと指摘している。
その上でスミス氏は、それらの前提が2008年頃を境に崩れ、中国が「自己主張が強く、権威主義的で、国権主義的な台頭国(assertive, authoritarian and nationalistic rising power)」になったと論じた。そのきっかけとしては、①中国の指導者層が2008年のリーマン・ショックを、アメリカの長期的な没落の象徴と捉えたこと、②周辺国との領土問題で攻撃的な姿勢を取り始めたこと、③これらと並行してネット上などでナショナリズムが盛り上がったこと、④習近平・国家主席が対外的には強硬策でアメリカや周辺国との緊張を高め、国内では言論弾圧を強化したことが挙げられるという。
スミス氏は、「アメリカの関与戦略は、初めから欠陥だったか、あるいはネオ・ナショナリストの中国という現実に向き合うには不十分となったかのどちらかだ。どちらにせよ、習の中国は、アメリカの対中戦略における欠点を、浮き彫りにした」と論じている。
こうした中国の変化を受けた戦略としては、日本やインド、オーストラリア、フィリピン、ベトナムなどが相互に連携を強化して、中国の台頭に対処しようとする動きが見られるという。スミス氏は、「中国の周辺国は、それぞれの『関与』戦略を見直し、より明確に中国とバランスしようとする姿勢が、中国の侵攻に対する一番の保険になると結論付けたようだ。たとえ、目に見える最初の影響は控え目なものであっても、こうした国々の首都で行なわれる戦略的な計算は急速に変わっていく」と論じている。
このほど、東シナ海でも中国が日本側との合意を反故にして、一方的なガス田開発を行なっていることが、政府の発表などで明らかになっている。「対話による解決」を求めるメディアもある一方で、中国の姿勢の変化を、こうした国際政治の視点から見る眼をもって対応を検討することも、必要だと言える。
JCU
誇りある日本が、世界をリードする時代を創るために
日本は戦後、アメリカに守られるかたちで高度経済成長を謳歌してきました。
大戦の荒廃を乗り越え、経済大国へと返り咲いたことは、世界史上、稀に見る奇跡でした。
反面、その代償として、自らの力で国を守りきる力を失い、また、左翼的な言論や偏った公教育の影響で、国に対する誇りが失われる時代が続いてしまいました。
国際情勢が激変し、各国のパワーバランスが大きく動く今、日本に必要なのは、数千年にわたる独自の文明に対する誇りを取り戻し、精神的な独立を果たした上で、国家としての新たな繁栄のビジョンと戦略を持つことではないでしょうか。
対外的な面では、地球規模の視野で物事を見据えながら、世界の平和と繁栄に貢献できる国際性を育むことが、特に重要なことだと考えます。
JCU は、これからの日本が、国民国家としてますますの繁栄を享受するとともに、国際的な責任をも果たせる国家となるための考え方を世に問い、同時に、そうした新時代の日本を創る人材の育成と輩出を行います。
特に、日本の外交にとって最も重要な同盟国アメリカとの架け橋となり、世界の安定のために両国のパートナーシップを強化する長期的な構想のもと、日米関係の更なる発展に取り組みます。 小さな政府と減税を旨とする伝統的なアメリカの保守主義と、 数千年にわたる歴史の歩みに裏打ちされた日本の保守思想との相互交流を図ります。
誇りある日本が、世界をリードする未来を創造するために、JCU は全力で取り組んでまいります。
一般社団法人 JCU
大戦の荒廃を乗り越え、経済大国へと返り咲いたことは、世界史上、稀に見る奇跡でした。
反面、その代償として、自らの力で国を守りきる力を失い、また、左翼的な言論や偏った公教育の影響で、国に対する誇りが失われる時代が続いてしまいました。
国際情勢が激変し、各国のパワーバランスが大きく動く今、日本に必要なのは、数千年にわたる独自の文明に対する誇りを取り戻し、精神的な独立を果たした上で、国家としての新たな繁栄のビジョンと戦略を持つことではないでしょうか。
対外的な面では、地球規模の視野で物事を見据えながら、世界の平和と繁栄に貢献できる国際性を育むことが、特に重要なことだと考えます。
JCU は、これからの日本が、国民国家としてますますの繁栄を享受するとともに、国際的な責任をも果たせる国家となるための考え方を世に問い、同時に、そうした新時代の日本を創る人材の育成と輩出を行います。
特に、日本の外交にとって最も重要な同盟国アメリカとの架け橋となり、世界の安定のために両国のパートナーシップを強化する長期的な構想のもと、日米関係の更なる発展に取り組みます。 小さな政府と減税を旨とする伝統的なアメリカの保守主義と、 数千年にわたる歴史の歩みに裏打ちされた日本の保守思想との相互交流を図ります。
誇りある日本が、世界をリードする未来を創造するために、JCU は全力で取り組んでまいります。
一般社団法人 JCU
ロシア戦略も考えないと、米国は過去の戦略を踏襲する可能性が高いと見ますね。
現在のロシア戦略がそうですからね。