TPP参加決定
2011.11.12
佐高芳行氏、のブログ転載
野田佳彦総理は昨日首相官邸で会見し、
環太平洋経済連携協定参加を表明した。
表現としては
『交渉参加に向けて関係国との協議に入る』
そうだ。
まあ、なんとも歯切れの悪い決定の仕方であり、
既得権益を持つ党内の族議員に対する配慮からの
表現であると思いますが…。
まあ、ドジョウかナマズかウナギかフナか、タイコウチか、
ヒルか、サナダムシか何だか解りませんが、何だか
ハッキリしない首相だなあと思います。
『参加するならするとハッキリしろ!』
と思います。
このような不透明な意思決定は日本人独特のもので
ありますが、これが知らない間に色んなことが
決まってしまうことにつながるし、海外から
『日本は何を考えているか分からない』
と言われる所以だと思います。
私はこのTPPへの参加に原則賛成です。
理由は
①TPPは基本的に対中ブロック経済であること
※一応中国に声をかけていますが、絶対に中国は乗って来ない
②農業、医療分野での参入障壁は決して国益にかなわない。
野田政権は今戸別補償の対象になっている範囲を
拡大し、酪農・畜産にも補償するようですが、
いい加減にこのバラマキ政策止めて欲しいものです。
農家ではなく、『農業』を保護、というか強化すべきであり、
農業への企業の参入規制撤廃、農地売買の規制緩和、
農業の大規模化、バイオ導入による生産業化等やるべき
ことは多数あると思います。
③アメリカの策略論もあるようです。
雇用の確保のために日本の市場を解放し、参入しようとする。
または結局のところ郵貯マネーを活用したいのだという
意見もあるかも知れませんがそこは虚々実々の交渉が
必要でしょう。
ただ、言えることは
『自分の国を自分で守れない国家の発言は無視される』
ということ。
悔しければ普通の国家になるべきである。
まあ、無策、流されるだけの今の日本では
やりたい放題される可能性もある。
そういう意味では民主党政権から幸福実現党政権に
なればまた違った結果になるでしょう。
http://bikomainu.blog110.fc2.com/blog-entry-773.html
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