旧軽井沢ホテルさくらそうの会

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エラールピアノのお話

2010年09月12日 | コンサート

旧軽井沢ホテルでは、このたび1902年製のエラールピアノを修復し
4月よりロビーにて、ミニコンサートを開催させていただいております。
そのエラールピアノの事を皆様にももっと知っていただきたく、
今回ご紹介させていただきたいと思います。

エラールピアノ

現在のピアノは1972年イタリアの『バルトロメオ・クリストフォリ』により、ハンマーアクションをもった楽器が発表された。その後はイギリスやオーストリアなどで、ヨーロッパ各地でつくられるようになり、様々な改良がされた。フランスにおけるピアノ工業の草分けは、1777年セバスチャンエラールがパリでピアノを製造を始めたときからようやく本格的な製造が始まりました。以後エラール一族はピアノの進歩に多くの貢献をしたが、その中で最も重要なのは、セバスチャンが発明し1821年に彼の甥が特許を取ったレぺティション(ダブるエスケープメント)である。セバスチャンはイングリッシュ・グランド・アクションとヴィーン・アクションを熟知しており、双方の最良の特質を結びつけようと試みた。そしてレぺティションアクションを完成させた。これにより演奏者は迅速な連打がが、できるようにんなり、音量変化をよりコントロールしやすくなった。これは今日の世界中に応用されていて、ピアノ工業にとっても・ピアニストにとっても、大きな革命であり副音となった。
旧軽井沢ホテルのエラールはと言うと、製造番号から1902年と思われる。アクションはレぺティションアクションで、1821年に発表されたものと、ほぼ同じアクションが使われている。弦はストレートに(現在は二重交又弦)張られていて、フレームには鉄製のテンションバーが使用されている。
この頃にはすでに現在のピアノアクションと差ほど違いがないアクションが主流となっていたことから考えると、エラールは自社で考案したレペティションアクション(ダブルエスケープメント)に誇りを持ち製造を続けていたと考えられる。 

いろいろなHPより参考にさせていただいております。
下記HPも合わせてご覧ください。

国立楽器サロン・ド・ノアン  現HPは 音楽の森国立楽器 
TEA PIANO     


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