先日行った七條甘春堂で「甘春堂」のことを尋ねてみた。「元々は一つだったんですが、のれん分けをして今は別の会社です。」
同様に甘春堂本店でも「七條甘春堂」のことを尋ねてみた。「全く関係ありません。」と言う返事だが、なんか歯切れが悪い。
気になって少し調べてみた。
元々甘春堂は初代藤屋清七が慶応元年(1865年)に創業したお菓子屋さん。2代目が干菓子を作り始め、3代目がせんべいを作り出し、
4代目が上生菓子に手を出し、5代目が和生菓子に手を染め、6代目が会社組織にして利益を追求し出して、その息子(当代)兄弟が
分かれて会社を作り、互いに直系を名乗っているという、実に京都らしいドロドロとしたお話らしいです。
跡継ぎに有りがちな、兄弟仲が悪くてお互いが自分の方が上だと思っているとか、
兄貴が財産含め、全てを引き継ぐのが当たり前と思っていたとか
弟が父親の愛に飢えていたとか、嫁さんに炊きつけられたとか想像するときりがありません。
だからそれぞれのHPも変な感じになってるんだな。いっそのことどっかの炙り餅屋みたく【本家】と【元祖】にすりゃ面白いのに。
管理人いつも思うんですが、「身内の金の取り合いじゃなく、外から持って帰ってくる。」のが経営者の大前提の資質だと思うんです。
これを忘れると従事する人間はたまったもんじゃ無いですし、会社は誰の物かを忘れた経営者は破滅への道をたどります。
でもダメですね。今の日本自体がそうなっちゃってますから。
政治家が「日本国民の皆様」と言わず「国民」と呼び捨てにするようになったのはいつの頃からだろう?
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