韓国・水原。地方都市といっても、ソウルまで充分、通勤圏内。
自分がいた頃とあまり変わってないな、なつかしい。
あのまま、あそこにいたとしたら、今頃、どんな人生になっていただろうか。
韓国・水原。地方都市といっても、ソウルまで充分、通勤圏内。
自分がいた頃とあまり変わってないな、なつかしい。
あのまま、あそこにいたとしたら、今頃、どんな人生になっていただろうか。
チャ・テヒョンの「ハッピークリスマス」(2003年)。これも昔、アマゾンで買って、見ないまま放置していたもの。韓国での原題は「ハッピー・エロ・クリスマス」で「エロ」が入っていたらしいのだが、アマゾンのカスタマーレビューによると、日本版では「エロ」の部分はカットされ、「純愛物」として販売されたそうだ。おかげで、全世代視聴可能の健全作品だが、カットされているせいか、ストーリーが支離滅裂で、約1時間40分の作品がすごく長く、何度も見るのを中断した。当然、見終わった後も何の感動もない。「猟奇的な彼女」「永遠の片思い」などでヒットを飛ばしていたチャ・テヒョンがシナリオを見て、よくこんな作品の出演を受けたな、と思うくらい、Wikiなどでも解説されないC級作品だが、韓ドラ・ブームの日本ではチャ・テヒョンというだけで商品になったのだろう。1997年のアジア通貨危機直後、いわゆるIMF時代の韓国で、当時、儒城温泉を旅行したことがあるが、当時は浴槽にもお湯がないぐらい、さびれていた。町のパン屋もボサボサのパンだったー韓国のパンはパリ・バゲットが出来て劇的においしくなったー。韓国の地方都市も、今ではすっかり「あか抜けて」しまったのだろうか。
これは昔見たことがあったな、とDVDを見直しながら思い出した、という程度で、さほど印象が深くなく「名作」とも思えないのだが。ただ、今はおそらくどこも、あかぬけてしまった韓国なのだが、映画に映る風景ーソウル地下鉄の新道林駅とか、荘旅館とかーが、自分が韓国にいた頃の、どこか、がさがさした雰囲気がなつかしい。
昔に買ってそのまま積んであった韓国映画DVD「クラッシック」を見た(確かに見ていなかったな、と)。
当時はまだ新人だったわけで、順番が違うと言われればそれまでなのだが、ソン・イェジンにしろ、チョ・インソンにしろ、今では韓国トップ俳優なので既視感がありすぎて、「ラブストーリー」の「初々しさ풋풋하다」といったものが感じられない。もともと、ソン・イェジンのような目がパッチリ系は韓国的な清楚なイメージがないように思う。
ところで、그랬나봐 がこの映画の挿入歌だとすっかり勘違いしていたのだが、映画の中では全くなかったんだね。
再読・朴慶植『朝鮮3・1独立運動』(平凡社、1976年)
(1)民族主義と帝国主義の関係について理論的な整理がされていない、(2)3・1運動の非暴力主義について、当時の民衆が武装解除されていたという歴史的条件からのみ説明し、絶対的平和主義との関連では説明されていない。(3)民族代表33人のなかから「親日派」の道に進んだことへのつっこんだ説明も必要だっただろう。