久しぶりに散髪にいった。顔を剃る時、吹き出物に剃刀が引っかかった。血が噴き出した。普通ならメンソレを塗り込めばすぐ止まるが、なかなか止まらない。理容師さんは何度も謝り、「散髪代はいらない」と言った。別に悪意があってやったわけでもなく、いいですよと言ったのだが、代金を受け取らない。結局、お言葉に甘えることにした。散髪代1回得したのは、よかったのか、悪かったのか。
「人間としての尊重があれば、いじめなんかおこらない」というハニさんの言葉はその通りだと思う。日本も同じ。しかも、若い世代の方がえげつないと思う。日本もいったい、どうなっちゃったんだというぐらい、殺伐とした社会になってしまった。
初めて日本に来たアメリカ人男性に「日本に来てショックを受けたことは?」と聞いてみたところ、「日本人男性の多くがトイレの後、ちゃんと手を洗わない。日本は清潔なイメージだったが、そうじゃないことがわかった」と。ムムム。。。見られているな。。
まずは就職おめでとう!かつて韓国で就労ビザをとって働いていた者としては、就労ビザ取得自体より、雇用自体の不安定さが問題だった。外国人の場合、就職といっても、1年契約職(で更新)の非正規職(要するにバイトレベル)が多いため、ビザも1年間分しか出ず、11か月目になると出入国管理処から携帯に「あと1か月でビザが切れるぞ」との文字メッセージが毎年飛び込んでくるのが、いつまでたっても嫌だった。実際、職の切れ目がビザの切れ目で、契約期間が切れて次の更新、次の職場が見つからなければ、国外退去せざるをえない。(といっても、最悪でも日本人の場合は3か月ビザ免除があるから、3か月に1回出国すればよいのだが)。それでも今振り返れば、やはり韓国生活は自分の人生のど真ん中だった。韓国から日本に完全帰国する時、韓国の出入国管理官から「もういらないよね」と外国人登録カードを没収された時に「あっ」と思った。実感がわかないながらも、確かに自分の韓国時代がその時、幕を下ろしたのだった。