朝晩は石油ファンヒーターの出番です。
灯油がなくなった合図の
メロディ音が流れてきたので
私はタンクを持って灯油を入れに行きました。
そこへ、ドアを開けて
「大丈夫?」と覗きに来た家主。
灯油を入れるポンプを新しくしたので
気になって見に来たようです。
電動ですからカンタンらくちん。
家主に見守られながら
あっという間にタンクも満タンになり
またファンヒーターにタンクをセット。
すぐにスイッチを入れず
しばらくそのままにしていました。
30分くらい経って家主が
「寒くないの?点けてないけど」
そう言いながら
ファンヒーターのところに行き、
蓋を開けてタンクを持ち上げ
「点けてないから空なのかと思ったら、まだいっぱい入ってるじゃん」
そう言ったんです(꒪◽︎꒪)
「さっき入れたとこだから…」
私がそう言うと
「あ、そうなの?」と家主。
「ドア開けてずっと見てましたよね」
困惑しながら言う私に
「え?」と家主。
それを聞いて私も
「え?(꒪◽︎꒪)」
こんな顔をしてる私を見て
急に不機嫌になった家主。
「入れたのはわかってるよ。なのに点けてないから入ってないのかなと思っただけ!」
そう言ったかと思ったら
テレビのリモコンを荒々しくテーブルに置き
バタンとドアを閉めてリビングから出て
自分の部屋へ入っていきました。
テレビを見ながら晩ごはんを食べ、
食べ終わったお皿だけになると
「これには何が入ってたっけ?」
と、聞いてくることが多くなった家主。
私がそれに答えると
「あぁ!そうだった!」
という反応だったりが多いのですが
日によっては
「え?そうだった?俺食べたの?」
なんて言うこともあります。
または、
答えた瞬間は「あぁ!」と思い出すものの
その直後であっても
「これは何が入ってたっけ?」
を繰り返すことも。
晩ごはん前に飲んでる芋焼酎のせい?
酔っ払ってるからかもしれない?
そういうことにしておこう、と
これまで見逃してきましたが
それにしても、とも思ったり。
認知症が疑わしいときは
【本人の気持ちを考慮しながら受診を促すことが望ましい】
のだそうです。
家主はもともと怒りっぽく
私の話など聞こうともしません。
プライドもかなり高いように思います。
認知症が疑わしい自覚がないのに
疑われて怒ってる、
というよりは
認知症が疑わしいことを
認めたくなくて怒ってるんじゃないかな、と。
自分でも気づいているなら
受診してみたらいいのに、
そう思うけど
もしかしたら本人は
私よりも先に自分の症状に気づき、
不安をごまかしながら過ごしているのかも。
最近、急に
「なんぷら?を入れたよ」と言い出しました。
きっとナンプレのアプリを入れた
ということでしょう。
認知症予防のつもりかもしれません。