「素晴らしき哉、人生!」
哉=かな、と読むのですね。
1946年のアメリカ映画で、映像はモノクロ。
私はネタバレにならないように
具体的なストーリーについてはここでは触れません。
映画の冒頭から天使が登場したりして、
ファンタジー感がたっぷりです。
主人公のジョージの生い立ちから始まりますが、青年になってからのジョージが登場するシーンはとにかくドタバタ。
最初に出てきた天使のことなど忘れてしまうほど、ジョージの毎日をひたすら追ってるような話が続くのですが、
終盤になり、一気に展開が進みます。
起承転結でいうなら、
起〜承〜〜〜〜〜〜〜転結っ!という感じ?
この映画からのメッセージは
「情けは人の為ならず」であり
「人生の喜びは、当たり前の日常にある」ということでしょうか。
あるシーンでのセリフですが
「1人の命は大勢の人生にかかわっている。その人間が欠けるとすべてが変わる」
この言葉には大きな意味を持っています。
近年に観た韓国ドラマの
“知ってるワイフ”あたりが同じようなテーマかもしれません。
この映画には、嫌われ者が登場します。
主人公ジョージを潰そうと嫌がらせをしますが、結果的にジョージを窮地に追いやったのは、ジョージ側の人物の、あるうっかりミスのせい。
嫌われ者は自分の手を汚すことなくジョージを追い込み、ちゃっかりと大金はくすねたままという、その点に関しては映画では触れていないのでどうやらお咎めなしな様子。
…そこはそれでいいのかしら?(笑)
今回、この映画のDVDを探したところ
ほぼ同じ題名の
「素晴らしきかな、人生」
という作品が先に目に留まりました。
こちらは
2016年にアメリカで公開された映画で、主演はウィル・スミス。
ウィル・スミスは好きな役者さんなので、
こちらも是非観てみたいところです。