5月18日(金)の天気:
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夕方福士川上流へ出かけ、グルッと見回った最後に上皐月橋の上から眺めていると、鮎師の山下晃さんに話し掛けられました。山下さんは現在石合川上流で行われている中部横断道路樽峠トンネル北の工事の若き工事長さん。雑談をしばらくした後、“ 案内します。行きましょう” との思い掛けないお誘いは、まるで棚からぼた餅のような幸運でした
場所は石合橋を渡って真っ直ぐ500mほどのところです。今日は工事がお休みということで現場は静かでした。
工事入り口から入ると左右に伸びる広~い穴に抜けました。トンネルは2つ、車が通る大きな本坑と、それと平行に走る狭い避難坑です(2つのトンネルは数箇所の細い穴で結ばれている)。なお静岡方向に掘り進めている先頭は切羽(キリハ)と呼ばれるそうです。
山梨と静岡を結ぶ「樽峠トンネル北」の完成予定長は2400m、現在1700m堀り進んでいるとのことでした。また静岡側からもトンネルが掘り進められており、寸分違わずにピッタリ繋げる技術に驚くばかりです。
大規模な工事技術に魅せられて “すごいな~、すごいな~” の気持ちでいっぱい。その中で一番興味を持ったのは、なんといっても掘削で出る泥水の処理方法です。
大きな穴を掘るわけですから、多量の土や泥水が出るでしょう。それらは濁水プラントに送られます。泥を沈殿させ、上澄みの水を炭酸か何かで浄化、pH6~7の中性に戻した綺麗な水を福士川へ流すのです。しかも沈殿した泥はさらに絞って乾燥させ板状にした後、産業廃棄物として出すとのこと。どうりで去年からトンネル工事がされているにも拘らず、福士川が全く濁らないはずです。
トンネルを歩く途中、プーンと硫黄の香りがしました。“温泉だ” と思わず叫んでしまいましたが、地球を深く掘れば色々な物質が出てくるようです。見た目の綺麗さだけでなくその成分にも配慮された結果、濁水プラントでの精密な処理がなされているのですね。
トンネル工事をする上でこの設備は義務化されているのでしょうか。本当に素晴らしいシステムです。
河川工事にこれほどの大規模な濁水プラントは必要ないとは思いますが、泥水を流さないための沈殿池を作ることが義務として定着してくれないでしょうか。
トンネル見学で頭はパンパン。今夜はトンネルの夢を見そうです。
山下さん、ありがとうございました
明日(5/19)の清水港潮時刻
満潮 3:52 17:13 干潮 10:30 22:47
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濁水プラント(左) 掘削で出た泥(右)
美味しい鮎はいかがですか
生、冷凍、開き、甘露煮をご用意しております
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佐野オトリ本店:山梨県南巨摩郡南部町福士14790
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