いやはやこの暑さには閉口しますね。梅雨が明け、毎朝蝉の集団の鳴き音はすさまじいものがあります。そして、午前10時前にはピタリとその声は止みます。一体どれが指示してるいるのでしょうか。蝉は短命といいます。そして蝉にまつわることわざも多くありますが、あまり良いイメージのものはありません。故事ことわざ辞典によると、「蝉の抜け殻のような」や「蛍二十日に蝉三日」、そして「鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」(口に出してあれこれ言う者より、口に出して言わない者の方が心中では深く思っている)」とか。極めつけは「蛙鳴蝉躁(あめいせんそう)」意味は(くだらない議論でやかましく騒ぎ立てること。ただ騒ぐだけで、なんの内容がないこと)。このところの世情を言い当てているようで。蝉もよく見ると可愛いようで、結構グロテスクでもあります。近くの桜木で。
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