内成地区の野焼き

先日の日曜日、内成にある「ホリデーハウス御園」を見学した後
ちょうど野焼きをしているところに出会った。

　

内成という地区は棚田100選にも選ばれている景観の美しい場所
でも、棚田の数に対して住宅の数は少ない。
住民の高齢化も進んでいる。田や畑を耕すことが難しく、休耕田が多く
なっている。
その荒れた田や畑をそのままほっておくと大変なことになるので
住民総出で天気の良い日に野焼きをしていた。
私たちが景色のよい「月見石」という場所で、棚田の風景を楽しんでいるとき
ちょうど昼の休憩で、地区の方々が野焼きを中止して駐車場に戻ってきた。
高齢者が多く、女性もおられ、手に枯れた木のような火消し棒みたいなものを
持っていた。
腰のまがったおばあさんやおじいさん達が参加しないといけないのでは大変
だなと思ったが、見た目がたとえそうでもお元気なんだろうと思った。
火はみるみる間に燃え広がっていた。

　　

そして火曜日のこと。
どこで山焼きをしているのだろうというぐらい別府市内がけむったい。
車で走っていてもススが飛んでくる。どうしたのかなと思っていたら
由布岳北側、塚原の野焼きで４名野焼き火災で死亡のニュース。
野焼きしていた場所から、別府市内はかなり離れているが、それだけ火の
勢いが強かったのだろう。

つい先日内成で野焼きや住民の方を見てきたばかり。
「野焼だ、野焼きだ。今日来て良かったな」なんていう気持ちで写真を
撮ったが、こんな事故があると野焼きの見方もかわってくる。
そういえば４月３日に別府の扇山でおこなわれる野焼きの防火準備も
一月前ぐらいからしていた。この山はすぐ真下が自衛隊だから、ぬかりなく
準備はするだろうけれど。火災は怖いな。

【その他の出来事】
・病院の整形外科で検査。診断結果は「骨異常なし。50肩、テニス肘、
　尾てい骨からの痛み。つまり運動のしすぎ」と言われた。やはり。。。