ファンの姿勢とクワンさん~その2

2018-01-23 14:43:12 | オリンピック

その1の続きです。

ファンの姿勢…ファンってなんなんだろうってずっと考えてるんですが、ひとつ印象深い出来事がありました。もう、20年前になるんですね、長野オリンピック私はフィギュアのチケット、エキシビジョンだけ何とか手に入れて旦那と行きました。新婚のころです(歳が大体ばれますね)

この頃、ミシェル・クワンというアメリカの女子選手が大好きでした。当時の女王です。私の中では、「白人じゃなくても、アジア人でも芸術点で満点が取れるんだ!」と希望をもたらしてくれた人です。(まさか後年、白人様より美しい容姿を持ち美しい演技をする男の子が日本に現れるなんて、この時予想した人がいたでしょうか?????)

今はネイサンの話題の新衣装…ネイサンを衣装の面で洗脳させた一人として有名かもしれません。言い方が悪くてすみません

クワンの代名詞といえばスパイラルでした。私はこの長い長い美しいスパイラルが見たくてチケットを取って新幹線に乗って行ったのです。

この時、クワンは17歳 同じくアメリカの新鋭タラ・リピンスキー(現在はNBC解説でおなじみ)15歳との実質一騎打ちでした。

今でいう、メドちゃんとザキトワちゃんのような関係に近いかも…

クワンはSPで完璧な演技をして1位につけたものの、FSで負けました…タラの技術に負けたのです…銀メダルでした…その時号泣していたクワンの顔が今でも忘れられません

しかし、エキシビジョンでは晴れやかな笑顔で滑ってくれましたもちろんスパイラルも!

この時私が撮った写真がこちらです…スパイラルを撮りたかったのでしょうが結果はこれです。最低です

この当時は日本でも撮影はOKだったのです!しかしまだデジカメが一般的ではなく、銀塩(フィルム)カメラで撮ったので、その場で確認しようもなく、こんな酷い写真ばっかりになりました…我ながらひどすぎます…せめてもっとズームしろよ…

こんな写真ばっかり…

…違います!こんな写真を紹介したかったのではありません(でも一応全選手撮ったのでいつかブログにアップしたいです。シェイリーンボーンさんも撮りました…一応…)

 

 

このエキシのクワンさん演技終了後、観客席のクワンさんのファンのことについてです。この写真はテレビ放送の動画から切り取りました。

6.1という数字を持っています。この当時は旧採点時代で、満点は6.0点だったのですが、僕らにとっては満点以上だったよ!というファンからのメッセージだったのだと思います。これを見てジーンとしてしまいました。

金メダルを期待されて臨んだオリンピック。結果は銀メダルだったけど、ファンにとってはメダルの色が何でも選手を好きな気持ち、応援の気持ちが変わるわけではない。そんな気持ちを伝えるのにこんなやり方があるんだ!と教えてもらった気がしました。

私も羽生くんに対し、どんな姿勢で応援し、どうやって感謝の気持ちを伝えるか!これからも考えていきたいです。

 

このようなオリンピックと金メダル、勝者と敗者への姿勢については「羽生結弦は助走をしない」でも述べられています。最近、この本の宣伝ばっかりしてる気がしますがだって、本当に良い本なんですもの!としか言えないっす

あと、この当時良かったのはエキシの時、観客席も明るかったということでしょうか、なので、選手から観客席がはっきり見えたのでこのようなことも可能だったのですね…

プロが撮った写真。


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