成人式があと3カ月ほどと近くなってきて、
振袖をご覧になりに来るお客様が増えてきました。
当店の振袖のオススメの仕方のポイントは
1、袖を切ってのちのち訪問着にできるとは考えない。
つまり、振袖は振袖で終わると思って頂いた方がいいということです。
通常の振袖は袖を着ると訪問着となるのではなく振袖の袖を切った着物という感じになってしまいます。
訪問着と振袖は袖だけでなく身の柄の付け方が基本的には違っています。
たまに、袖を切ったら訪問着になると言われたというお客様がみえます。
実際に見せて頂くと確かに袖を着ると訪問着になる振袖なのですが、
この場合の振袖は振袖というよりも袖の長い訪問着と言ったイメージの着物であり場合が多いです。
袖の着れる振袖は一般の振袖よりもシックなイメージの物が多いと思われます。
細かく言うともっと袖を切れない理由はあるのですが、
当店としては振袖は振袖のままにしていくことをお勧めしています。
2、振袖用という帯や草履バックセットなどは振袖にしか合わない
振袖用の帯や草履バックセットをご購入している方が多いと思いますが、
振袖用というものは振袖以外には使えないものが多く
今後、訪問着や色無地の時には使えなくなってしまいます。
振袖用の袋帯でもお金を出して買うわけですから
今後、着物を着る機会があるのであれば訪問着にでも使えるような袋帯、、草履バックセットをお勧めしております。
ちなみにこれが振袖用の帯の例です。
実際振袖に合わせるとかわいくコーディネートできると思いますが
今後を考えると良い袋帯を買われるのが理想だと思っております。
実際、私の母親が私の結婚式で留袖にした袋帯は妹の振袖の時、使用した袋帯でした。
振袖用の袋帯よりはご予算が高くなるのですが
今後のことを考えると、いろいろと使い道のある帯や草履バックセットをオススメします。
呉服のささ政 店長