稲木製茶工場 お茶屋の生活

このブログは当店の『お茶』に関した生産製造の工程・商品情報、豆知識やニュースをまぜながら投稿するぺーじです。

〇〇番茶について、、、

2020年06月18日 | お茶屋なお話
さて、
私たちお茶製造者は現在、
『二番茶』シーズン真っ盛りではありますが、、、

そもそも、『〇〇番茶』って何???という話。

簡単に言ってしまえば、
茶の木から葉を摘んで、
工場で荒茶(煎茶商品の原料)に加工する時期のことです。


ここでお茶の仕組みを少し。。。

茶の木の寿命は品種にもよりますが、
大体20~30年と言われています。
(状態が良ければさらに50~60年と長寿の畑もあったり、)

そんな長生きな茶の木で
1年に摘める期間は約3~4回。

最初の摘採を4~5月の『一番茶』。
2回目の摘採を6~7月の『二番茶』。
寒くなる前の摘採を9~10月の『秋冬番茶』。
(地域によって三番茶などもあります)

この時期は、葉を摘み取ったあとの
農家さんによる、茶の木の先手作業によって調整されます。

この工程を『慣(な)らす・慣らし』と言い、
浅刈り』・『中刈り』・『深刈り』のレベルを
一番茶で摘んだ後の木の様子や
その年の気候・次の二番茶の時期などを
見極め計算しながら木を整えていきます。
(冬の時期は、木も育たないため、
次の一番茶のためにお休みさせます。)

そして、摘まれる葉は
一番茶の柔らかい芽葉から、
摘み取る回数ごとに徐々に大きくしっかりした葉になります。
これは、気候・季節の変化によるもので、
そのため、5月の時期の葉が最旬で、最高値で取引されるのです。

このサイクルは、滅多に変わることはありません。

ただ、細かな日数はその年の天候・気候次第なので
農家の皆さんは、例年の経験と予測計算をしながら
時期の計算だけでなく、農薬や肥料の配分や回数まで、
様々な管理工程を丁寧に行っています。

私個人は、販売と工場作業ばかりで
現地のお茶農業体験もほとんど無い身ですが、
農家さんたちが持ってきてくれる葉を見れば
丁寧な行き届いた管理を感じます。

とてもすごい人たちです。

農家さんいての、私たち製造者がいます。

(あれ?いつの間にか、感謝メッセージになってる??)www

それだけ、私たちと農家さんの関係は
切り離せないモノなのです!!


と、そんなわけでwww

現在の二番茶で摘まれる葉は
当店では、市場に荒茶として取引さたり、
商品としては、今度作る予定の『 ぬまづ茶 100g/¥500 』に
加工される予定です。

安価なお茶ではありますが、
農家の皆さんと私たちが丁寧に作ったお茶です。
今後の新茶商品も、ぜひよろしくお願いします。

ブログ投稿主:sasuyone
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