「Thrill me」日本語版は、色々削ぎ落とす方向でした。
確か、演出の栗山さんは、何かのインタビューで、
舞台に、お兄さんチームの俳優さんたちの、
役として、かっこよく立つそのポーズさえもいらないと仰っていたと思います。
歌詞も全部訳すタイプではありませんでした。
「ロードスター」も、一度も「Roadster」という単語が出てこず、
「スポーツカー」としか訳されていませんでした。
リチャードの弟ジョンも、
名前がほとんど出てこなかったです。
英語だと、「ジョン~♪ジョーン~♪」と何度も連呼されているのに。
そういわれてみると、韓国語版も、ジョンと言わずに
「弟」としか、言われてなかったかも、、、。
リチャード→ネイサンへの呼びかけは、「レイ」なのか、「ネイ」なのか、良くわからなかったのですが、
呼び名がありました。
その逆、
ネイサン→リチャードへの呼びかけは、ほとんど無かったように思います。
「ねえ」で、通じてしまう世界です。
このあたり、ネイサンにとっての世界とは、リチャードと二人きり、一人称と二人称で完結する世界なのが伝わってきました。