The Diary of Ka2104-2

N響名曲コンサート2021の舞台上演奏者たちの服装と楽譜の修繕

明電舎presents N響名曲コンサート2021 - Paavo Järvi/Moné Hattori/NHK Symphony Orchestra, Tokyo

上で視聴できるように、ヨーロッパの著名な指揮者を招聘してのNHK交響楽団のコンサート舞台。

私は少々面食らってしまいました。舞台上でのN響演奏者の服装が、私がよく目にするものでヨーロッパで一般的だと思われる、たとえばhr-Sinfonieorchesterとはだいぶ違っていたのです。N響のこの度におけるものでしょうかそれともN響では毎回いつもそうなのでしょうか。他の日本の交響楽団も上の動画で見られるような服装なのでしょうか。私には日本の交響楽団のライヴコンサートでの記憶がまったくなくわかりません。

YouTubeでは圧倒的大多数で以ってヨーロッパの楽団のがアップされています。

hr-Sinfonieorchesterを例に取ると、男性の衣装は白の蝶ネクタイ、襟は普通に寝ているものか立っているが途中から折り込みがありそこだけ寝かせているものかであります。ただ折り込みどころで幾種にか分かれています。

ところがこの度のN響コンサートでは皆さん一様に無地のダークスーツで、襟は標準、ビジネスシーンで見られるいわゆるワイシャツの寝ているもの、ネクタイだけ各自で思い思いのを選んでいるようにも見えますが、これはたぶん用意されたものの中から選ばせられたに違いありません。そのネクタイはそれぞれに柄こそ違えどフルメンバーとしては色味が一切ないシックなモノトーンで統一されていて、しかも地がシルバー系の方が多く、式典或いは晴れの舞台ということでしょう、ジャケットも普通丈のこんにちスーツの基本スタイルを踏襲されておられていたのです。ドレスコード(dress code)で云うと、informal(略礼装)に当たります。ポケットチーフだけがビジネスを遠ざけているのですが、大抵の方がしておられず、していなさっている方は私が見る限り白の印象でした。

私はカジュアルシーンでも好んでよくワイシャツを着ます。ただし第1ボタンは基本開けます。裾はインのときだけでなくアウトのときも多いです。ベルトは常に同じ一つのもので、穴なしベルトを使っています。お腹が大きいのです。

慣れとは結構なインパクトをもたらすようで、服装の面でいささか驚いたものですから、このような事柄を取り上げたのですが、それで私は本当に視聴していたのか?とおおせの方もいらっしゃることでしょう。はい、しっかり拝聴させて頂きました。音の面では今回ノーコメントです。

私は舞台に上がりませんので衣装に構うことはなく、それより最近のこと憂うべき状態を発見致しまして、それは楽譜なのですが、ふたつのアリアにまたがってぼろぼろになっておったのです。なので修繕せねばと思っていたところ、つい先日修繕致しました。下の画像は"Com'è gentil"の分で、修繕したらもう譜面のパルプがビスコースにまでなってしまっています。ビスコースとはセロハンテープのセロハンの素材です。


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