The Diary of Ka2104-2

エッセイ「私は著わすものであり表わすものであり現れるものである」 ー 石川勝敏

 

私は文章でものを著わす作家であり、紙と画材で絵画を表わす画家であり、そしてまた声楽テノールを体現するオペラ歌手です。

 

ジャニーズ問題は、2回目の会見のあと、会見での司会者に指名優先リストや指名NGリストが渡っていたことを受けて、被害者の会が事務所はもう一度会見をとの声明を出したり、NHK局内のトイレで5回ほど性被害にあったと訴える者が出てきて、耐えられないので次からジャニー喜多川を拒否するとまさしく次から局への誘いの声が掛からなくなったということで尾を引いている。事実上ほされたということである。

 

どちらにせよ、被害者を何百人と抱えることになった歴史と言っても過言ではない相当長い時間軸を解きほぐし問題の解消へと向かうにはマスメディア含め容易ならざる事案であろう。

 

旧統一教会は政府から解散命令を裁判所へ出されるか否かの段に来てはいるものの、それはたとえ解散しても別の形で残存するだろうし、関係していた要人も今やなき旧統一教会の他だからとまたぞろ安心してその他組織と接触を続けるのではあるまいか。

 

あとお灸を据えるか失せてもらうかさせねばならないのは、今では老けたテレビ関係者二人と、吉本興業率いるお笑いとやら。日本文化と日本社会を良からぬ方へ引っ張ってきたが、吉本など大阪ではとか大阪人はとか大阪のおばちゃんはとか、ほんの一握りあるかもしれないけれど、嘘ばっかりつくな、どあほ!とまずしておきたい。統一教会とジャニーズに続いて失われた30年を取り戻さねば。世の中ポピュリズムを恐れるあまり批判を忘れてはならない。事実は事実というもの。

 

よしもと、話題といえば内々のことばかり、そんなの傍で聞いて面白い?世界、世間、狭っ!日本人がおかしくなってきておる。だいたいそれ程吉本のお笑いが或いはタレント性が本当に余暇になり得るのだったら、若い人から中年まで、皮肉な掛け言葉になるが、ゲームに時間をとりああまで熱中してはいない。

 

テレビ関係者は秋元康と三谷幸喜。この二人は汚いことにはどうやればヒットするか経済的に豊かな下々の心(しもじものこころ:全く絶対多数ではなく、サイレントマジョリティーが静観しているだけ)をマスメディアを使って捉えられるかに無意識に専心する。また一般的に人々特に若い人はマスメディアの提供するものをスタンダードだとそのまま受け入れる傾向にある。三谷幸喜の「鎌倉殿の13人」は脚本(ほん)が今時の漫画の原稿(ほん)の流儀と瓜二つである。秋元康はウィキペディアによると「日本の」がわざわざ添えられているが「放送作家」と記されている。まさしく日本で何十年と渉り何が続いてきてこのままいくとどうなるか恐ろしいものである。かわいい甘えたを48手あつめて歌わせるその声は素人の小学生集団であるし、ジャニーズはというとデビューから何年年を経ても思春期の少年の声そのものだ。ジャニーズなどは今のままで売れ続けられるか戦略を練ったらより一般に近づくことに思い至りそこら辺の不細工たちを寄せ集め出した近年である。ポピュリズムの極みたる手法だ。そうしてまたぞろいろいろな番組への出現度をいや増しに増した。

 

ポピュリズムの真相といえば。ディズニー映画「アナと雪の女王」を公開前からマスメディア並びに企業がどのように仕組んでいたのか、私はその実態は知らぬが、総並びで既成事実を売り込んでいたのだけは鮮明に覚えている。ウォルト・ディズニーが天界で泣いているだろう。

 

最後に。マスメディアという空間はもとより無くそれはあくまでも領域を表わす抽象語であり、その領域に出入りする入れ替わりの激しい個々人が何を思いどう行動しいずれを決するかにすべてがかかっているということを強く言っておきたい。

 

もう一つ。かつて北野たけしは文藝春秋か何かの月刊誌に寄稿をよこしてこのような文章でそれを締め括った。「僕はヒトラーの再来を待望する」と。これがヨーロッパに届いていたのなら、今でも出入り禁か斜視に見られていることだろう。あることがきっかけで、エセだがインテリとして売り出す輩が他にもいて、それはタモリだったりする。この場合フジテレビの正午のシリーズ番組が終結をみてからだ。何をもってそう様変わりするのかといったら、それはマスメディア側の単なる設営である。この二人は何もお持ちでないが、もう一度皆さんに忠告しておく、人間まで原稿書きのようにマスメディアは変えてみせるのだ。

 

                          2023年10月11日

                                石川勝敏

 

 


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