3月30日は精神科の帰りに桜見に行こうと、数日前から決めていました。あとから聞くにこの日が大阪の満開日だったとかですが、実際私が見た折り感じたのは、満開にはまだ少し早いなというものでした。場所場所によりますよね。
阪急千里線南千里駅から阪急吹田駅で降りるところ、ひと駅前の豊津駅で降りた私はすぐそばのコンビニでおにぎり1個とペットボトルのカフェオレを買ったなら、駅すぐの糸田川の堤防へ向かいました。真っ青な空ではありませんでしたが、光の差す晴れであり、吹いてくる風が心地いい日和でした。私はサマースラックスに柄入りで白地のワイシャツ、それに薄いグレーのスポーツジャケットはリュックに戻していて、長袖のそのシャツは袖をめくり上げた、そういういでたちでした。毎年桜は必ず咲くので、55になった私は仕事になるので少なくとも半分はその興を楽しめなくなるのを避けようと写真撮影はもう止めにしようと心中思っていました。
例年どおり気持ちがなごむ思いをしながら、堤防伝いの桜の並木に沿って歩いていると、どこかしらで鳥の鳴く声が聞こえます。私は注意深く探ってみました。するとやはりスズメがいたのですが、スズメの用は桜にあらずで桜の中心をついばんでいるのです。私はすぐさまいけるかな、と思いました。スズメが定位置にいるのと、近づいても一心不乱らしいのです。私はすぐ忘れてすぐカメラを取り出しそのスズメに近寄ろうとしました。これがなかなか難しくそっと近づくのはいいのですが、アングルを上手く取ろうとするとその木の周りを近くで動かなければなりません。スズメは飛び出します。近距離でまたスズメは止まります。私はまた同じ要領で近づこうとします。これではスズメの追いかけっこです。
そしてまたムクドリのような中型の鳥がいました。ムクドリといえば空気が冷えてくる頃にやって来るというのが私の観察です。では何の鳥でしょう。でもムクドリの姿や声と感知します。とりあえず追いかけっこです。以下3枚が取れ高です。いかがでしょう?スズメのお尻をこちらに向けた画像も愛くるしいのですが、このブログへの画像アップ枚数が限られているのでカット。
こんな導入で限りを最初から心中設けながらも、私は桜の花の撮影をするに至ったのでした。風が吹くのにまかせて桜の花も枝ごと揺れます。狙った獲物を撮るときに限って風がピューピュー吹くものですから慣れてはいるものの少々ハードでした。たなびいている桜も多く撮れたのですが、ここにも含まれているかもしれません。乙なものです。桜の花には花の中心が黄色く見えるものと赤く見えるものがあるのですが、1枚目はそれらがペアで隣り合っている姿を捉えることができたものです。
さて、ここでクイズです。下の画像の中すずめが一匹枝に止まっています。ではそれはどこにいるでしょう?この次の画像に答えがありますのでスクロールせずにじっと見つめて探し出して下さい。
簡単かもしれません。答えはココです――↓
次はムクドリのような鳥はどこか?をやってみましょう。スクロールしないでね!
答えはココです――↓
ムクドリかもしれない鳥を追っているとシュロの木の上へ行っちゃいました。ここで同じく最後のクイズ。画面の中にムクドリかもしれない中型鳥がいます。さて、どこにいるでしょうか?スクロールしないでね!
答えはココです――↓
ムクドリらしき鳥はその腹を我々に見せているのでした。ではまた桜の花をご覧になって下さい。
私は途中、雑草と苔の茂る比較的広地に入り、そこで公園などでよく見かける樹木の支えか木に添えられる鳥居に似た木組みをしたものが根こそぎ倒れていてそこにあるのを発見し、ここでその上に座って休むことにしました。桜の木々に花々に取り囲まれ尚も枝の先端が下の道路へ垂れ下がる姿をも見ることが出来、いい風の心地と程良い気温に満足しました。私はおにぎり、昆布のおにぎりとカフェオレをリュックから取り出し頂くことにしました。なんておいしいんだろう、おにぎりは。味をかみしめました。環境のせいでしょうか。昆布もまた合う。大抵どこでも昆布のは一番安いですしね。そうやってカフェオレを飲みながらふと私はあることに気が付きました。その座っているところからの風景を見ていてなのですが、そこまでの道程で見た桜花も脳裏に残っていました。「桜の花がどこをとっても太陽の直射を避けるようについている或いは向いている」
学問的発見であるかどうか私にはわかりませんが、私にとってこの日一番の収穫となりました。
では、以下桜の花が続きます。最後まで楽しめたのならと願いつつ。