おとう の ぶろぐ

おとう とよばれています。
海外出張中のできごとを書くために始めたブログ、最近は気が向いたときに日記を書いてます。

初日の出

2017年01月03日 | 日記

実家の冬は寒い。

伝統的な純和風家屋だから、四季の変化をありのままに感じることができるね

 

元日の早朝、薄暗い中に目を覚ましてはぁ~っと息を吐くと、部屋の中でも白くなるのがわかった。

自分の呼吸音のほかには何も聞こえなくって、ことさら空気が冷たいように感じる。

カーテンの隙間を見ると、そろそろ空が白みはじめる頃かな。

 

何時だろ?

時計を見るかわりにテレビをつけてみると、ちょうど富士山の初日の出を中継していた。

あぁ~、美しいねぇ。 日本の正月だなぁ。

初日の出か・・・。 ここ数年拝んでないな。

 

このタイミングで目が覚めたのも何かの縁・・・というか、なにかの力が目を覚まさせてくれたのかも。

よし 日の出を見に行こう

富士山は日の出を迎えても、ここは九州。

まだ日の出までは十分に時間があるだろう。

 

エイヤっと着替えて外に出てみると、さすがに家の中よりさらに寒い。

足元の雑草はすっかり凍り付いて、踏むとシャリシャリ音をたてる。

こんなに凍ってても、ちゃんと生きてるんだもんなぁ。

植物って強いね。

 

近所の見晴らしが良いところまで出向き、日の出を待つことしばし・・・。

空に赤みが増してきた。

そろそろかな? あと10分も待てば日が昇るよね

 

10分後

ますます赤みが増してきた。

もうそろそろ? 

 

さらに10分後

もうすぐだよね

 

さらに10分・・・あれ、まだ

で、結局40分間も待ち続けてようやく初日の出を参拝することができました。

 

日が昇る前から辺りは明るくなっていたけど、お日様が顔を出すといっせいに景色が変わるね。

太陽のスケール、偉大さ、地球のすべてを生み出したんだな・・とかそんなことをしみじみと感じたよ。

寒い思いをしたけれど、その分だけ空や景色の変化を見つめつつ、太陽のありがたみを感じた朝でした。

やっぱり、初日の出って特別だな~