やまがた長井食彩館・須藤米店

祝!東京駅駅舎復元

東京駅の駅舎が復元され注目をされています。ふと以前書いた記事を思い出しました。賛同した皆さんの嘆願で、国産のスレートが使用されたようです。

この記事は、2011年4月13日に当ブログに記載した記事です。




これは、今後TV・新聞・マスコミ等で
今回の地震で復興する被災地として取り上げられると思います。

本日、NPOの関係者からメールをいただきました。
内容は、【赤煉瓦がシンボルの東京駅の屋根に今、危機的な状況が迫っている。】
こんな、題目ではありませんでしたが勝手に解釈しました。

【スレート 東京駅】で検索すると関係者のコメントが出てきます。転載させていただきます。

現在行われている東京駅の復元工事についてなのですが、屋根はもともと使われていた国産品のスレート(屋根瓦)を使用する予定でした。
ちょうど1ヶ月前の東日本大震災で起きた津波が東京駅の屋根のスレート材に被害を及ぼした。
赤煉瓦の東京駅の屋根に使われる予定だったスレートが津波被害に遭っていた。

石巻市(旧北上町)で文化財の屋根を支える熊谷産業社長熊谷秋雄さんの話によると

【ちょうど、熊谷産業では赤煉瓦の東京駅の修復のため、屋根瓦をていねいに外して、北上に運び、使えるのと使えないのを選別して、汚れを取り、結束して東京へ持っていく直前だった。
この瓦のほとんどは戦後の修復の際の登米産の良質なものだという。それが津波に洗われてしまい、泥だらけになってしまったのだ。調べたところ、2万枚は回収が不可能だが、4万5千枚は洗って塩気を取ればじゅうぶん使えるという。
ところが残念なことに、JR東日本の設計部と施工会社(鹿島・清水)は工期が遅れないよう、スペインにスレートを発注するよう進行中だというのだ。】

そもそも東京駅は建築学会、建築家協会、「赤煉瓦を愛する市民の会」を始め、
大正三年竣工した辰野金吾設計の建物を愛する人々によって、
ひろく結集した力で保存が決まり、重要文化財にも指定されたものである。
その運動に際しては登米や雄勝からも多くの署名や協力をいただいている。
自分のところのスレートが東京駅に使われているというのが土地の誇りだったからだ。
今回,打撃を受けた当地の人たちは、東京駅の屋根に使われるスレートが
スペイン産のスレートに変わったとしたらどんなにがっかりなさるだるうか。
反対に、JR東日本がそれでも泥のなかからよみがえった登米さんの瓦を
洗って使ったらどんなに元気が出ることだろうか。


JRは全面広告で新幹線の復旧や東北復興に全力を注ぐと言っている。
高い広告料を払うより、べつのかたちで東北を支援してほしいものだ。

登米のスレートを載せた東京駅が東北復興のシンボルになる、大変素晴らしいプランだ。
いまあるスレートで使えるものはとにかく使い、足りない分は、雄勝のスレートを使う。
「雄勝天然スレート」も工場が全壊の被害を受けていて、もし復興できないと、
これから日本の文化財洋館は国産のスレートで葺けなくなるからだ。
というのも、登米の方は掘り尽くして天然スレートの岩盤が露出しているから
あとは「雄勝天然スレート」だけしか天然でとれるところがないのだ。

みなさま、いろいろの形で被災地支援されていると思う。
でもこれもはっきり顔の見える支援先であることは間違いない。
赤煉瓦駅舎の屋根スレートが被災地から戻るのは、地元の方々に大きな希望を与えるはずだ。

そこで、まずは賛同者を募って、JR東日本に対して緊急の要望書を提出する予定だ、という。

平成24年(2012)7月完成後の偉観 東京駅復原工事現場の壁面に描かれていた完成予想図



この記事は、2011年4月13日に当ブログに記載した記事です。


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