
2011年産米についてJA全農山形は20日、集荷した約6万4000トンの1等米比率が96.1%だったと発表した。猛暑の影響で品質低下が目立った10年産米に比べ、高い1等米比率を示した。デビュー2年目の「つや姫」は97.5%の高さだった。
10月19日現在の集荷状況の数値。集荷数量はJA全農山形が取り扱う11年産米全体の3分の1程度に当たる。主力品種「はえぬき」の1等米比率は98.0%(集荷数量・約3万7000トン)で、前年同期の76.9%(同・約5万6000トン)を大きく上回った。「ひとめぼれ」は95.6%(同・約8500トン)、「コシヒカリ」は99.2%(同・約2900トン)、「あきたこまち」は90.6%(同・約2500トン)でいずれも前年同期比で8~15ポイントほど上昇した。
県産オリジナル品種「つや姫」の集荷数量は約2600トン。1等米比率は97.5%だが、前年同期は約4000トンの取り扱いで99.3%とさらに高い比率を記録していた。11年産つや姫についてJA全農山形米穀部は「9月の台風で登熟が一時停滞したため、10年産に比べて粒がやや細身になったようだ」と話した。

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