『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.2814 出羽の古道ライド2013=後編

出羽の古道・六十里街道全線ライドシーズン2013弐
早速ですが、梵字川一本橋までのリポートでした昨日からの続きとなります
一本橋を渡って、湿地帯の木道を進むと笹小屋跡で小休止です
この時季ではありえないほど穏やかな気候で、青く澄んだ秋空と紅葉を愛でながら一息つきました
(全ての画像はクリックするとフルサイズでご覧頂けます)
そして、ここからは暫く長い登りとなります。途中には昭和初期に刻まれたと言われる木の伝言板があったり…歴史を肌で感じながら登り詰めると 


迂回した大岫峠を除くと本コース中一番の標高となる細越峠(900m)です
ここでも休憩を挟み、5kmものあいだ長く続くDH区間に備えます。


大堀抜にて…CHROMAGの好調ぶりをアピールの、乗れてる鉄やさん


月山道路の交差地点は自動車専用区間なため基本横断禁止です遠回りして迂回しないといけない仮設路が設けてあります。
ここからもまだ下りが続きます。大きく崩れた箇所はないものの、やはり全体的に侵食が進んでしまっていました下りきって舗装路に飛び出て更に下り、多層民家が残る田麦俣を抜け、一気に標高を稼ぐ激登りを消化すると…ようやく昼食地点のお蕎麦屋さんです(ななかまど亭さん…お世話になりました)


今年も、美味なゲソ天蕎麦(もちろん大盛り)を頂く事ができました


降り始めた雨も、お店を出る頃にはやんでいました。雲の中に隠れた月山の頂は既に薄ら雪化粧しているのでしょう…


さてさてコースへ復帰すると15%傾斜の激登りが数百m続きます…食後間もない体には応えます仲間内では通称“Mライオン坂”と呼んでいます(笑)そして


頑張ればズ~っと乗って行ける絶妙な登坂をこなすと塞ノ神峠(510m)です。
ここからの下りは何とも均一でない幅の水切りが何箇所もあり、ジャンプで乗り越えて行ける下り好きな人にはたまりません
そして舗装路も下り基調で即身仏が祀られている大日坊を右折、更に下って又古道に入ったり抜けたり登ったり下ったりを繰り返すと…


鉄門海上人の即身仏が祀られている注連寺に到着です。
昨年より1週間早いせいか、まだ雪囲いはされていませんでした。


威風堂々と立ちつくす、森敦の詩が刻まれる碑


往時は参拝者の宿としても利用されていた注連寺の敷地内にも古道が走っており、威厳に満ちた雰囲気な中、また山中へと消え行く我々でした…。
暫くまた斜度のキツい登坂が続くので、長旅に疲れた身体にはシビレます。
乗れる人は可能な限り乗って(29erは有利ですね)、足が攣ったりしているメンバーは長く押したり…難儀して登り詰めたその先には最後の峠である十王峠(500m)が待ち構えています


ブユや蚊と一緒に雪虫が飛び交う妙な光景に囲まれながら…時刻を確認すると既に4:00PM…空もほんのり薄暗くなり始めました

その後はゴールまで、滑りやすいシングルと砂利のWトラが続き下り基調のルートとなります…。
八幡神社で一旦オフロードも終了…松根宿があった舗装路へ飛び出ると、いよいよ旅も佳境です


最後のジープロードはダベりながら消化…防災無線のスピーカーから5:00PMを知らせるBGMが聞こえて来て、ほどなく最終目的地“弘法の渡し”にゴール

●休憩含む所要時間:10時間 ●走行距離:48km ●ゴール地点気温:15℃
自然的なトラブルはあったものの、人的機械的トラブルは全く無く、全員無事にゴールする事ができました
松の大木と碑以外に何も無く、周囲は真っ暗な為そそくさと撤収です。
予めデポしておいたMYACE号に8台のMTBを積込み8人が乗って国道まで移動
今回の旅の成功と互いの健闘を称え、FMにてFREEで乾杯しました

心配していた雨にもたいして降られる事無く、長~く続くトレイルと自然を堪能しまくった一日も終わりました。
帰路の車内では、既に前半の苦労など忘れかけており、コースも、自然も、景色も、仲間も、そしてMTBも…改めて素晴らしいと実感できた古道の旅。
今回も峠の旅人と化し、先人達の歴史を垣間見る事ができました
今年も、この素晴らしいアドベンチャーツアーにご一緒頂いた皆さん…改めてお疲れ様、そしてありがとうございました~
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