『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.5456 二百名山・荒沢岳

一昨日は9/29日定休日の山行は、新潟県に位置する二百名山の『荒沢岳(1,969m)』に 登って来ました。
全体的に急登であり、ハシゴ&鎖場多数の、下調べどおりのハードなコースでしたが、それより何より今回は体調不良でした。
登り始めてすぐに大腿四頭筋のハリを感じ「日曜に鉄やさんと走ったライドの疲労が全然抜けていない!!」という事に気付きました。その日曜は鉄やさんが(今回の私と)同じ状態にあり「一人だったら途中で引き返してました😅」と、こぼしていたのを思い出しました。
ゆっくり目のペースで慣らして登って行けばハリも取れるかなぁ…との思いむなしく体全体までダル重になって来てしまい「今日は荒沢岳のみで終了だなぁ、これは」💧これまでそこそこ長い間山歩きをして来ましたが、初めて(勇気ある?!)撤退をする事となった今回でした。
そうです。実は今回、荒沢岳~中ノ岳~越後駒ヶ岳を繋ぐ縦走路『越後裏三山縦走30kmコース』を日帰りで踏破する予定だったのです😅 
計画を立てた時点で「トレランの方で2時間位要す荒沢岳山頂までを、ゆっくり登って3時間で辿り着けなければ撤退しよう」と考えていました。 
実際は登頂まで3時間は掛かりませんでしたが、荒沢岳山頂から『中ノ岳までの稜線~越後駒ヶ岳までの稜線~下山する尾根』の素晴らしい縦走路全てが鮮やかに見渡せた時「あぁ、今日はダメだ…(日帰りで)行ける気がしない」💧初めて山中で中止を決断した瞬間でした。 
下山中、汗の量も尋常では無くいつもと違う感じでやはり体調は今ひとつ…「無理して進んでたら熱中症になっていたかもしれない」と、初めての撤退を後悔する気持ちは一切無く、むしろ正しい判断だったと、今回新たな勉強をする良い機会になった山旅でした。 

二週続けて桧枝岐から新潟入りしました。また道の駅桧枝岐で仮眠し、5時am過ぎに荒沢岳登山口に到着…準備を済ませ5:10am過ぎに出発…小物の忘れものに気付いて車に戻ったり出たりすること3回(笑)…出発時からしていつもと違うやらかし具合いでした😅 

朝陽に照らされる荒沢岳✨序盤から急登の連続で、早くも不調の際に出る症状の残存現象があり、嫌な予感を感じながらも、控えめなペースで黙々と登り詰めます💦

山頂の手前にある尖った前嵓…一番の難所です⚠

 
ハシゴと鎖場の連続です💦鎖場の方が、足元が岩場で不確かなので危険度高しですね⚠

終盤の鎖場を登り切ると山頂まであと少し!! 片道4.6kmとは思えぬ厳しい道程でした💦

登頂完了したのはいいものの、目の前に広がる越後裏三山縦走路を見て、本来ワクワクして仕方ない感情しか起こらないハズが「今日はダメだ…行ける気がしない💧」…今回ばかりは第六感が働きました。気温も真夏と変わらないほど上昇して、暑さに弱い私はこれ以上進む事を断念…オニギリを二つ頬張りながら「二日間掛けて裏三山縦走します」というお兄さんと談笑☺今日は「体調が宜しくないのでここで引き返します」という私に「こんなに天気がいいのに勿体ない!!☀荒沢岳三度目の私ですが、こんな眺望を見れたの初めてなんですよッ✨」と後ろ髪を引かれる思いでした😅翌日も休みでしたら、ゆっくりペースのまま縦走路へ進み、避難小屋で一泊して完踏したい思いはあるものの、勇気ある撤退を決めました。 

先週観光したばかりの奥只見湖や登った平ヶ岳等々、バツグンの眺望に癒されました✨
「表三山を日帰り縦走されたんでしたら、こっち(裏三山)の方がだいぶ楽ですよ~」そして「でも仙台からだと往復だけでたいへんですよね」と労いのお言葉を頂いたお兄さんに「どうぞお気をつけて!!」とお別れし下山開始です💦復路も時間を掛けて無理なく下ろう…。 

やっぱり上から見ても切り立ってる!! しかし幸い思ったより下りの方がだいぶ楽です💡 



確実に三点支持が出来、自身の体重を支えられる方でしたら、危険度は低いかと思います👌


復路も無事に歩いて来れました🏁予定していた30kmの1/3にも満たない9.2kmでしたが、もう脚はパンパン、体力も想像以上に消耗しており、やはり今回は荒沢岳のみで終えて正解でした💧しっかり睡眠をとって、且つ体調の良い時でないとロング縦走は無謀ですね。
因みに先週の平ヶ岳は往復9kmを3時間15分、今回の荒沢岳も距離的にはほぼ同じながら要した時間は5時間20分…タイムからしても過酷な内容なのが見て取れる山行でした⛰

今回は私は違いますが、同じ穴のムジナな方がいらっしゃって、少し嬉しくなりました😄 


仙台への長い帰り道の車窓から✨越後三山と荒沢岳までパノラミックに望めました⛰画像ですと伝わりにくいですが、現地からの各山の迫力と言ったらそれは感動!!の一言でした💡


先週とルートを変えて、八十里越と平行して走るR252六十里街道をドライブしながら帰り、途中には奥只見湖から繋がる田子倉湖にて休憩を挟むとお腹がグ~~ッ(笑)…という訳で、八十里越踏破後いつもオジャマしている『八十里庵』さんを目指しました💦

時刻は既に2:00PMを回ろうとしていたので、丁度営業中のノボリを仕舞われている所でしたが、ダメ元で「もう終わりですよね~?!」と聞いてみると…「油落としちゃったからザルだけで良ければ大丈夫ですよ~」と女将さん。ありがたいッ✨

今回ももちろん大盛りで頂きました~ッ🤣シャッキシャキのお蕎麦は、いつ来ても美味しです👍今年は、八十里越行はまだ未定でしたので、早めに来店できて良かった~🍀

こちらの飼い猫のソルト君♂も元気で良かった😺クールな顔付きと違って、オスなのに小高い可愛らしい鳴き声で近付いて来てくれます。今回もいっぱいナデナデしちゃいました🐈


その後、東北のマッターホルン・会津蒲生岳を望みながら帰路へ就きました🚗八十里越を担架に乗せられ「八十里 腰抜け武士の越す峠」の句を詠み越した河井継之助様の如く、傷心ながらも「無理せず退散した判断は正解だった」と感じての帰路となったのでありました。



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