『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3692 遥かな尾瀬、遠い空…2年ぶりの旅

御池~尾瀬ヶ原~鳩待峠~富士見峠の旅
昨年は訪れる事ができませんでした尾瀬ヶ原を中心とした峠歩きの旅一昨年とコースは違いますが昨日10/12日に40kmの長旅を堪能してまいりました


4:00amにスタートできれば良いなぁ…と思っていましたが、御池Pに到着したのが丁度4:00そそくさと用意を済ませ4:13にスタートを切りました


スタートしてから1時間半程はヘッデンとCATEYE・VOLT800を手に暗闇の往路でした暗闇の中はあまり歩きたくないのですが、何ぶん長旅ですので…。


スタートから9㎞/2時間、夜が明けて静寂の見晴十字路へ到着です。一昨年はここで一度目の補給食を摂りましたが今回は休憩を入れず先へ進みました



尾瀬ヶ原の下田代至仏山へ続く一直線の木道表面が凍ってツルツルです



一昨年はもう終わりの頃でしたが、今年は遅い紅葉を愛でながら進みます。



見晴からビジターセンターがある山の鼻(標高1400m)への6㎞は、丁度1時間で踏破できました。平坦な木道歩きは快適で、お散歩気分で歩けますね
一昨年は山の鼻から至仏山へ登山でしたが今回は群馬側からの登山客で賑わう鳩待峠へ向かいますこちらも木道が殆どながら登り基調で歩を進めます



山の鼻から3.3㎞の道のりを40分掛けて鳩待峠(1600m)へ到着。
スタートから3時間40分/18㎞を経て、ようやくオニギリタイムで一息です
「木道で抜かれて後ろを追いかけて来たけど、結局追い付けなかったな~」とおっしゃる、とある山小屋で働いているとのおじ様から話し掛けられ、ネットでは入手できない貴重な生の情報をいろいろとお聞きする事ができました



そしてアヤメ平へ向け再出発。ここからはしっかりとした登山道となります。



横田代にて。視覚的に、天上へ続いているのではと思えるような木道



目印は見当りませんでしたが今回唯一の山頂と思われる中原山(1968m)より



遥か彼方の南西に三角形のお山が…。福島から富士山なんか見えるわけないだろう…と思っていましたが尾瀬でもここは群馬県。そして『富士見峠』の名が付くとおりなるほど本物の富士山でした思わず感動してしまいました



鳩待峠から6.3㎞を1時間20分掛け、贅沢な眺望を堪能しての山歩きでした



富士見峠(1883m)にて。今は営業していない富士見小屋前にて小休止です。



富士見峠から『八木沢道』を下るか『長沢新道』を下るか迷いましたが…鳩待での先のオジ様から仕入れた情報で「長沢は木道ばかりだけど紅葉が綺麗、八木沢道は旧街道だから趣きがある」との事でして、結局は八木沢道を選択



しばらくは右手に、3年前に登頂済みの燧ケ岳を望みながらの古道歩きです。



要所要所紅葉も綺麗でしたが、下りなのに何故かペースダウン



富士見峠から6㎞の下りを1時間20分掛かって、また見晴に戻って来ました。



中央奥に見える峠から降りて来ました。やっぱり尾瀬の空は良いですね



朝早くとは、また違った趣きな景色が印象的の尾瀬ヶ原と至仏山さてさて


31㎞ほど歩いて時刻は11:00am、早めの昼食を摂って終盤へ…と言う事で



一昨年も立ち寄ったこちらのお店で、同じく『山菜うどん』を頂きました
2年前は「尾瀬のヘリコプターで通勤している」とおっしゃるお婆様が営業されていたのですが、おそらく今回の御主人は息子さんでしょうか?…少々気になりましたので、お婆様の事を尋ねてみると「おぉ、元気だよ!」との事で温かく美味しいうどんを食してホッとしながら再出発したのでありました



お腹を満たして、残り8㎞強の道のりへ紅葉が朝より映えて見えました
ここからは往路も通った「平坦な木道の段吉道を…」と予定していましたが、何回も来ていながら「一度も通っていなかったなぁ…」と何故か余裕をこいてしまい、三条の滝を望める遠回りの道へ…
距離にして500mほどしか遠くないのに、要した時間は倍以上(苦笑)



…ではありましたが、それは立派な一見の価値がある大滝でした。
…が、登り返しの勾配が強烈な迂回路で、体力が売り切れてしまいました
本道へ復帰した1:00pmあたりから予報どおり、天気も曇りへと…



上部画像では暗闇の中でした裏燧橋まで、やっとの思いで戻って来れました。



終盤にいくつかある湿原はまだまだ草紅葉が綺麗でしたが、雨もポツポツ落ちて来たので、なけなしの体力で先を急ぐ事にしました。



そして1:53pm、雨が強まる前に御池Pに無事帰還する事ができました
歩いた距離は丁度40㎞(GPS読み)、休憩含む9時間40分の山旅でした



至仏山への本格的な登山が途中にあった一昨年歩いたコースは42㎞。今回のコースは穏やかなアップダウンが主体の峠歩きにも似た心地よいものでした。
鮮やかな紅葉ではなかったものの、良く晴れた秋空の尾瀬ヶ原一帯を、着の身着のまま長い時間好きな速さで歩く事ができ大満足の小旅行となりました
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「峠歩き・山歩き」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事