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亡国のクライシス+

NHKネット配信の必須業務化になぜ新聞協会は反対するのか

テレビ放送のネット配信は時代の要請である。 

全国の難視聴地域でもネットを通してテレビが視聴できるし、家ごとにテレビアンテナが乱立する汚い街の景観も解消する。特に、地上波テレビ局が各地域に電波を届けるために設置している何千という中継アンテナも必要がなくなる。そのメンテナンス費用もなくなることから、テレビ局にとってもメリットが大きい。

ただし、首都圏のキー局の番組が直接、全国の家庭に届くようになるから、地方の地上波テレビ局は淘汰される。 

それでいいじゃないか。各都道府県ごとにテレビ局があることがもう時代にそぐわない。現在の地方の地上波テレビ局は規模を縮小し、地域に特化したコンテンツ作りにダウンサイジングすべきである。

しかし、
新聞協会、各新聞社には不都合らしい。新聞社ごとに系列のテレビ局があり、その系列の地方地上波テレビもある。そこが新聞社の余剰人員の天下り先になっているのだ。

だから、民放地方局の淘汰につながるNHKネット配信に強く反対しているのだ。

つまり、朝日新聞の余剰人員がテレ朝系列の地方テレビ局に天下りできなくなるから困った、困ったなのである。

それを、NHKのネット寡占化進むとか、どうでもいい屁理屈をつけて反対している。

放送も通信もすべてネットの時代。それが受け入れられない旧石器時代の新聞社が部数を急減させている。  

あたりまえである。
そんな古い体質の新聞社の記事を誰が読むのだ。
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