もの凄い揺れに築年数の古い職場の建物の柱のあちこちにひび割れが入っていました。
家に電話しても全く繋がらず不安になりました。
翌日も早番の勤務だったので、とにかく帰宅して家族の安否を確かめようと職場を出たのですが、電車は終日運休でみんな徒歩で帰宅しているようでした。
私も仕方なく乗り換えの武蔵溝口駅まで歩いてみることにしました。
職場や周りの建物は電気もガスも水道も使えたので安心していたのですが、ちょっと離れたらすぐに停電・断水の地域ばかりでした。
真っ暗なコンビニには食料品を求める人だかりができていました。
信号も止まっていて、家の電気も消えているため辺り一面真っ暗ですれ違う人に当たりそうになります。
i-podのラジオを聴きながら歩いていましたが、アナウンスで「女性の一人歩きはしないように!」と言っていました。
男の私でもかなり心細かったのですが、道路は大渋滞で幹線道路はテールランプの列で明るく、徒歩で帰宅している人も本当に多かったので少し安心しました。
武蔵溝口駅に着くとバス・ロータリーに自宅方面のバスが出発しようとしていたので、思わず飛び乗ったのですが、中は超満員でバスは全く動きませんでした。
バス内では、お客さん同士で情報交換していました。
サラリーマン風の男性は渋谷からこの駅まで歩いて来たと言っていました。
最寄駅でバスを下車すると、すでに職場を出て4時間が経過していました。
そこから宿舎まで僅かな距離ですが、なんと辺りは一面真っ暗で何にも見えません。
人も誰一人もいません・・・。正直不気味でした。
なんと、この地域一帯は停電していたようです。宿舎はさらに断水していました。
帰宅すると部屋の中は真っ暗で散乱しているように見えました。
家族はなんと図太く寝ていましたが、結局いつ復旧するかわからないということで、横浜のころすけの実家に避難することにしました。
ころすけの実家は安全で電気も水道も使えました。私の実家(茨城県)には全く連絡ができません。
翌日朝5時に職場から連絡して無事を確認できました。
しかしあの宿舎の寒くて暗い部屋の中、数分しかいませんでしたが何もできませんでした。
災害用の懐中電灯もあったはずでしたが、使用できませんでした。
被災地の方々の苦労・疲労・心労は計り知れません。
はやくライフ・ラインの復旧を望みます。
みなさんも被災地の方々のためにも節電しましょう。
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