そんなお兄さんに「スミマセン~、注文いいですか?」と聞いたら「お客さん勘弁してください、忙しすぎて泣きそうですよ~これ焼き終わるまでちょっと待っていてくださいね!」と必死の形相で返答されましたが、あまりに素直な答えだったので「わかりました」と笑顔で返しました。こんなに気持ちよく心の内を自然にだしてるなんて羨ましいと思いましたよ。心に泥クソが溜まってない証拠ですね。そこでアルコール度数60°もある「どなん花酒(ハナサキ)」をロックで頼んだら「これ呑み干さなかったら怒るよ~(笑)」と本当に友達に話す感じで話しかけてくるのですが、この酒まじでかなりきついんですよ~!(だけど旨い!)間髪入れずにお兄さんが「僕はこの酒が好きで毎晩呑んでるんですよ~(笑)」と言ってくるのですかさず俺も「本当においしいですね~」なんて調子のいいこと言ってしまいました。その日はかなり楽しい酒になりましたよ。
ちなみに「どなん花酒(ハナサキ)」のラベルには、こう記されています。
「与那国名産60度 どなん 国境の酒 花酒 スピリッツ類 原料用アルコール 原材料 米こうじ・アルコール分60度
花酒とは・・・・・・・・・・泡盛製造の過程で最初に作られる純度の濃い極めてアルコール度数の高い(60度以上)の貴重な酒類です。花酒は泡盛とまったく同じ原材料と製造法ですが、アルコール度数が45度をこえる場合は酒税法上、原料用アルコールとなります。※アルコール度数が高いため、火気に注意してください。」
琉球伝統の泡盛は古い歴史と独自の製法を持つ蒸留酒です。その製法は米をこうじにして、この米こうじと水だけを原料に全量一度に仕込んで醗酵させ、更に地釜で蒸留するというもので、基本的には実に500年も前から同じやり方をしています。
こうした製法を守り、アルコールや各種添加物を一切加えない100%天然醸造なので、飲み口さわやか、酔いざめスッキリの健康酒となり加えて芳醇な香りと深いコクがかもし出されます。
また長期貯蔵によって熟成し、長く置けば置くほど風味とまろみが増して良質の泡盛となります。<(有)高嶺酒造所 参照>
「泡盛のできるまで」
泡盛の原料は「米」、タイから輸入します。
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原料米をきれいに洗浄して、地釜で蒸気をつくり箱床の米を蒸します。
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蒸しあがった米を放冷して温度を調節し純粋培養された「黒こうじ菌」を植え込み酒つくりで一番肝心な「米こうじ」が出来あがります。
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泡盛酵母を溶かし込んだ水に米こうじを仕込み酵素と酵母の働きで醗酵させます。
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醗酵の完了したモロミを特製の地釜に入れて水の沸点よりアルコールの沸点が低いことを利用して蒸溜をしますと泡盛がチョロチョロと生まれ出す。
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蒸溜後の泡盛は貯蔵され、43°、30°、25°、20°などのアルコール度数の泡盛に分類されて容器別にビン詰めされてお客様にお届けされます。
<(有)高嶺酒造所 参照>
友人が言っていたことで考えさせられたことがあります。それは「沖縄の人達は内地の人達に対してちょっと妬んでるだよ。米軍基地の殆どを沖縄に置くことを承諾したために、日本の中で一番生活水準が低くなってしまい、就職するときなどは基地で働いたり、内地に行って職を探したりしているんだよ、沖縄の人達の性格であまり文句は言わないで素直に受け入れているけど、そういう想いがあることを分かってほしいな」ということです。
沖縄の歴史をみると内地とは違って、ちゃんと琉球王国として海外と貿易をしていて、鎖国をしていた日本よりも文化的にも豊かでした。そんな琉球王国に内地の日本が侵略してアメリカとの戦場として利用したのです。
そんな歴史があっても沖縄の人達は内地の私達に対して何も言わないですね。
もう一つ、石垣島には「唐人墓」というところがあります。昔イギリス人の奴隷として酷い扱いを受けていた中国人達が船の中で氾濫を起こし下船し、石垣島に逃げこんで来ました。イギリス人達が連れ戻しにきたところを石垣島の人達が中国人をかばい、かくまったそうです。しかし中国人は全員捕まり処刑されてしまいました。それを悲しんだ石垣島の人達はとても華やかな色とりどりの墓を作りました。こんな話を聴いても沖縄の住民性が感じられますね。
こんな歴史にも惚れこんでしまいます。
最近、小林よしのり先生の「沖縄論」を読んでいます。知らなかったことが沢山あり驚くばかりです。詳しくは読んでみてくださいね。
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