「モーニング・ウィドウズ」というバンドは「エクストリーム」のヌーノ・ベッテンコート(ギター・ヴォーカル)とその従兄弟のドノヴァン・ベッテンコート(ベース)とジェフ・コンジ(ドラム)という3人組のファンク・ロック・バンドです。
高校生のときにスーパー・ギタリスト・ブームに火がつき、その中で「エクストリーム」にはまり、ヌーノのファンになりました。
しかし、そんなブームに陰りが見えてきたころ「エクストリーム」は解散してしまいました。その後、「モーニング・ウィドウズ」というバンドを組んで来日するというので、これは行くしかない!とロック大好きッコのM先輩と興奮しながら会場に向かいました。
このM先輩は自分の結婚式で、奥さんが学校の先生ということで新婦が入場のときにかける曲をヴァン・ヘイレンの「ホット・フォー・ティーチャー」にしたぐらいのすごい漢(オトコ)です。
そのM先輩と夕方6時頃会場に着くと、開場時間が過ぎているのに、まだ人が沢山いました。
<なんで、こんなに人がいるんだろう・・・?>と思っていると、他の人達から「まじかよ~! 大丈夫なの~!」という声が聞こえてくるので、会場の入口のほうを見るとなにか張り紙がしてありました。
そこには「アーティストの機材が搬入ミスでまだ到着しておりません。予定していた開演時刻19:00を変更しまして、20:00頃の開演を予定しています」
<まじかよ~!>会場側は、みんなが騒ぎださないように会場の出入りの自由を了承して、夕飯など外に食べに行けるようにしてくれました。俺達は近くの台湾料理屋で夕飯を済ませました。
19:30頃会場に戻ってみると、夕飯を食べに行く前まではなかったはずの機材がステージ上に揃っているではないですか!?
<なんだ、もう準備できてるじゃないか。じゃあ、早く開演してくれないかな~・・・でも、20:00を予定しているという張り紙をしたから、外に行った人が帰ってくるのを待っているんだろうな・・・>
そんなことを思いながら、M先輩とロック談義をしていると、突然アナウンスが会場に鳴り響きました。時間はもうすぐ19:50です。
「本日公演のモーニング・ウィドウズのヌーノ・ベッテンコートさんからの提案で、皆様を遅くまでまたして申し訳なく思っています。そこで、今から会場のお客様全員と握手とサインをします。」
「うおー!!!!!!!!」、「きゃー!!!!!!!!」(会場大興奮)
あの雑誌やCDの中でしか逢えない人達との接触に会場のみんなは、待たされたことなど吹っ飛んで、大興奮ですよ。
<いや~、やるね~大変だよ。何千人いるのかな~?>と思いながらも俺も大興分です。
ということで会場の休憩所みたいなところで「サイン&握手」会が開かれました。このサインをしてもらうというのがなかなか曲者で、いざなにかにサインしてもらおうと思ってみると、なかなかないもので仕方なしに物販を購入するしかないのです。みんな物販に群がりました。自分も順番がくるころには、ポスターを買っていました。
さぁ~、いよいよ御対面の時間がやってまいりました!ドキ ドキ ドキ ・・・会場の裏手に事務机が用意されて、3人が座っている姿がみえます・・・
一番手前にいるのは・・・ドノヴァ~ン!!!かなりクールだけど笑顔で握手とサインをしてくれました!ナイス・ガイですよ!
そして隣にいるのは・・・ジェ~フ!!!かなり陽気な人で、凄い力で握手してきましたね~!さすがドラマーですね。これまたナイス・ガイですよ~。
そして、そして・・・ヌ~ノ~!!!!!もう、俺、ミーハー!
握手したとき・・・すっっっっっごく・・・手が柔らかかった~!
ん~やっぱりナイスガイね・・・ふぅ~っ。
<満足・・・ん?・・・あれ?・・・今、何時?21:30!!!>
<おいおい!大丈夫かよ?演奏時間あるの?本当は握手、サイン会が思ったより時間かかったんじゃないの?ほら、ちょっとヌーノの顔が引き攣っているんじゃない?>
そして、演奏スタート。結果、良かったです!!!
2時間のセットを1時間で演奏したわけですが、それがかえって良かったみたいですね。
(ヌーノ本人も雑誌の対談の中であの日のライブ別格だったと語っています。)
もう気合入りまくりです。
素晴らしいナイスガイバンドでした。
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センチョウ
taka@FREQUENCE.
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