カノケンブログ

宮城県石巻を訪れてみて。


9月19、20、21日の2泊3日で宮城県石巻へソロツーリングに行ってきました。

目的は、同業者であり友人の献花です。

行楽では無く又、災害地で数多くの撮影をする事も、現地でお亡くなりになられた方達に対し、失礼かと思い、最低限の撮影しかしておらず写真も少なめですが、ブログを書く事で僕個人の思い出にしたく、書いてみようと思います。

出発に際してヨシムラさんもリアボックス装着。
これを付けると見た目が一気に老けてしまうので余り好きでは無いのですが長距離の旅ですので積載優先、仕方無いですね。
又、旅の直前に当て逃げなどがあり、

急遽、ドラレコも付けました。
いよいよ出発です。
福島県は縦に長いですね~(福島県民の皆様すみません)。

北茨城を過ぎ、いよいよ恐怖の6国バイパス、いわき方面へ。
あの区間は周りのペースで走ると125ccのスクーターなんてエンジンが焼き付くんじゃないか不安でひたすら60~70キロ走行でガマンガマン。
無事にバイパスが終わり、いわき市市街へ。

福島県は広いですね~、まだ福島か・・・まだなのか・・・をどれだけメット内でつぶやいたか・・・。

浪江町までは毎年3月前後には行っており、以前から気になっていた福島県、広野町役場に今回初めて立ち寄り、

この町の役場は敷地内にスーパーがあり、数年前からここを通る度に気になっていました。

僕の勝手な推測ですが震災後、被害を受け、町を作り直す際にとか経験を踏まえ、役場に避難すればスーパーがそのまま備蓄庫として最低限の命は助けらる、それを考えた町造りなのかな?とか・・・

正解だとすれば、この町は凄く合理的だと思います。

そんな事とか考えながら、広野町役場を出発し、今度は、
釣り好きな皆さんなら必ず住みたがる地名、
「つるし」
発見(笑)

そして長かった福島県も終わり宮城県へ、仙台、松島を過ぎいよいよ目的地、石巻へ。
夕方6時過ぎにホテルへ到着、約9時間走り疲れて食事後に直ぐに寝てしまいました。

2日目、いよいよ石巻南浜津波復興祈念公園へ。

当時のすざましさに言葉が出ません。

ただ、ただ、唖然です。

そりゃ町が無くなる程ですから当たり前ですよね。

そして一礼し、献花台へ・・・


友人との思い出を考えながらずっと涙が止まりませんでした。

「遅れてワリィ~、やっと会いに来たよ。」

この場所は、今年5月23日に秋篠宮佳子様が献花に訪れた場所です。

その時がこちら。

しばらく彼との過去を思い出しながら、浪江町から石巻への仕事が1日でも早くか1日でも遅かったら生きていたんだろうな~とか考えたりして。

立派な伝承館も作って頂け、友人も喜んでいるでしょう、きっと。

高台もあります。

遺体は見つからないけど、今回やっと会いに行けました。
ずっと心の何処かにモヤモヤが引っ掛かり、気になっていた事でしたが、これでやっと気持ちが晴れました。

残りの時間は少しだけ仙台に足を伸ばし、東北最大の都市の迫力を見学しましたが、茨城県なんて全くかなわない程の大都会で圧巻でしたね。
東北独特な道路のレイアウトに信号の少なさ、走行ペースの速さにただ、ただ、お尻が痛くなるだけで(笑)
信号で止まれば立ち上がってお尻を休められるんだけど、止まんないんだもんな~

大洗ナンバーだからなのかも知れませんが、アオリ運転も無くマナーの悪いドライバーにも会わず宮城県が大好きな場所にもなりました。

今回のソロツーリングは合計約740キロを走り、僕も55歳になり125ccスクーターでこの距離を走る事は体力的にももう無いと思います。
そう考えれば、今回の旅は行って良かったと思う。
体は疲れたけど、石巻で出会い話をした方達や、気持ち的な充実感、とても良い旅でした。

ヨシムラさんも道中トラブルも無く、安定して走り、良い旅をアシストしてくれてありがとうね。

本当は友人が生きてるのが一番なんだけどね、良い旅でした。
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