今年の夏は雨ばっかりで不完全燃焼のまま夏休みが終わったと言う人が多いんじゃないでしょうか。
でも、文吉の夏休みはまだまだたっぷり残っています。
たぶん、夏休みが終わると同時に冬休みがはじまると思います。
そんなわけで、家でゴロゴロしているのが嫌いな文吉はツーリングに出かけました。
2014年09月02日(晴れ)
「今夜から続いて、明日は午前中は雨模様」と昨日の天気予報は言っておりました。
でも、己を信じて、他人のはなしは聞かない文吉は、昨日のうちからツーリングの準備をしていました。
今回の目的地までは150kmくらいなので、日帰りでも行ける距離です。
まして、今回はキャンプするわけでも、料理をするわけでもないのでそれほど荷物はありません。
08:40(18306)
ガソリン満タンで自宅を出発しました。
本当はもう少し早く出ても良いのですが、プー太郎の文吉には毎朝、どうしても欠かせない日課があるのです。
勤めていたころは7時前に自宅を出ていたので、なかなか観ることができなかったNHK連続ドラマでしたが、今は誰に遠慮することなく観ることができます。
特に今やっている「花子とアン」は良いですねえ。はまっております。
とにかく、そのような大事な用事があったので出発が少し遅くなりました。
今日の目的地は「尻焼温泉」です。
もう、何十回と行っています。このブログの記録だけでも目的地として行ったのが24回ありました。
途中で立ち寄ったものも入れるとその倍くらいになりそうです。
でも意外と、まったく高速を使わずに行ったことがなかったのです。
文吉はプー太郎ですから、これではいけませんね。これからは倹約できるところは倹約しなくては。
これからの文吉は「ボンビーツーリング」の鬼になろうと思います。
国道17号を高崎方面にどんどん北上していきます。
この時間帯の17号は上りは渋滞しますが、下りはそれほどでもありません。
昔は”中山道”と言って、あの新撰組(当時は浪士組)も上洛(京にいくこと)したときに通った道です。
09:56(18343)
17号バイパスに入るために右折します。
旧17号でも行けるのですが、今はせっかく近道ができているのですから使わない手はありません。
信号の数も極端に減って、快適に走れます。ほぼ時速70kmで走ることができます。
10:38-11:15(18337)
ベルク本庄寿店に到着。
買い物ついでに休憩します。
ここの手前2kmのところに道の駅「おかべ」があったのですが、買い物するには適していません。
ベルクだと買ったものをそこで開いて食べることもできるし、無料のお茶や水が飲めるのです。
もちろんトイレも利用できます。
今日は昼はおにぎりを用意していますが、おやつや、飲み物、夕食などを購入します。
全部締めて800円とちょっとです。
まだ昼前ですが、文吉のお腹は空腹を訴えております。
今日はきちんと朝ごはんを食べてきたはずですが、バイクの運転は体力を使うのでいつもより早くお腹が空いたのでしょう。
仕方がないので、買ったばかりのカップ麺を一つ開けて文吉のお腹に入れてやりました。
ベルクはイオン系列なのか、イオンのトップバリュー商品もおいてあります。
この「狐うどん」は某メーカーの「赤いき○ね」に勝るとも劣らない味で82円(税別)なのです。
お腹も一息ついて、元気も出てきたので出発します。
熊谷から高崎にかけては、日差しも強くなってきました。
ここいら辺は盆地気候で「日本一の高温」の記録をいつも作っているところです。
今日もご多分に漏れず、暑くなってきました。
でも、意外と湿気が無くカラッとしているので、それほど辛く感じません。
渋川市を左折して国道353号を西へ進みます。
12:54(18436)
道の駅「おのこ」到着。
暑いけれど、汗をかいていません。
見ると、Tシャツから出た腕が真っ赤になっています。紫外線は強いんですね。
手袋を脱いだら、みごとな土方焼きが出来上がっていました。
まあ、これはバイク乗りの勲章みたいなものですね。
ここではトイレだけ済ませて出発します。
国道353号は中之条から国道145号に変わります。
やがて、道は新しいバイパスに入り、はるか下の方に「川原湯」のあったところを見降ろすように走ります。
かなりショートカットされるのは良いのですが、旧道がなくなるのは少しさびしくもあります。
いずれ、このあたりは八ッ場(やんば)ダムが完成したら水の底に沈むことになっています。
長野原草津駅前を通って、すぐのところを右折します。
道は細くなり、クネクネしていきます。
やがて、草津と野反湖の分かれ道を右に進むと5kmくらいで目的地に到着します。
14:13-16:08(18489)
尻焼温泉到着。
Shadow750jrを町営の駐車場に停めて、300mくらい歩きます。
川風呂の看板のところで川に沿って降りていくと到着です。
今日の川の湯は長雨のせいで水かさも多く、温度もかなり低くなっていました。
そのかわり、水は澄んでいて綺麗です。
何かの撮影クルーが来ていて、一生懸命水面の撮影をしていました。
客は文吉を入れて数名程度で、撮影が終わるまで約10分ほどお湯に浸からずに待機しました。
その間に、文吉は持参のおにぎりを食べます。
バッグにむりやり押し込んできたので、形はかなり変形していますが味は変わりません。
妻に感謝です。
撮影も終わったみたいで、やっとお風呂に入れました。
温度は場所によってまちまちですが、一番熱いところでも40度くらいじゃないでしょうか。
体温より少しは温かいという感じです。
ちなみに、最近はおまわりさんの見回りが多くなったとかで、この川の湯でのスッポンポンは禁止されてしまいました。
水着着用していないと、注意されるそうです。
それに対して、「掘っ立て小屋の湯」(文吉の勝手な命名です。本当の名前は知りません)は水着を着用できません。
地元のボランティアさんたちに、男性はタオルを湯に浸けるだけでも怒られます。
この「掘っ立て小屋の湯」はとても熱くて、たぶん44度くらいはあります。
五分も入っていたら、「りっぱな茹でタコ」に変身できます。
2時間弱、尻焼温泉で過ごしたので満足です。帰ることにします。
帰りのルートは郷原から脇道に入って、榛名山を経由することにしました。
榛名山の手前12kmくらいから、かなり傾斜のきつい上りになります。
このルートは休日になると走り屋さん達が競って上り下りしているところですが、今日は文吉の貸切みたいです。
たまにすれ違うのは地元の車ばかりで、バイクとは一台も遭遇しませんでした。
17:17(18539)
榛名湖到着。
山の夕暮れは一気に暗くなるので、あまり休憩してはいられませんが、とりあえず記念のパチリ。
荷物は全部パニアケースとサイドバックに収納できているので、SHADOW750jrも軽快な気分で走れたと思います。
ここから少し登って、グニャグニャカーブを降り切ったら伊香保です。
17:38-22:37(18551)
今日の宿である「黄金の湯」に到着。
ここももう何度も来ているので、このブログの長年の読者ならおなじみの健康ランドですね。
まずは一風呂浴びてくつろいだら、映画の部屋に行ってみました。
いつもなら、お客が20人は下回らないはずなのに、人っ子一人いません。
完全に文吉の貸切映画館になっています。
リクライニングのソファベッドを倒して、ゆっくり鑑賞しました。
ついでに、持参のパンや飲み物で夕食を済ませました。
本当は食べ物の持ち込みは禁止なんですが、暗いからわかりません。
ああ、良い子は決して真似しないでくださいね。
「ハンナブル」を観終わって、もう一度お風呂に入ります。
その後、休憩室に行きましたが、こちらも誰もいません。
夏休み後の平日のせいでしょうか。いままでこんなことは初めてです。
漫画本のある部屋でくつろぎながら、ポン吉に電話してみます。
彼は今頃、会社からアパートに着いたくらいのはずです。
応答したポン吉はまだ途中の電車の中だということで、約10分後にポン吉からかかってきました。
簡単に今日のあらましを話して、うらやましがらせてから切りました。
なにしろ、今日の最終の映画「トランスフォーマー」をみたかったので、こんなやつとゆっくり話なんかしていられません。
映画は期待していたより退屈で、いつの間にか居眠りしていたようです。
気が付くと部屋が明るくなっており、「蛍の光」が大音響でながれています。
「本日の営業は終了しました。ご来館まことにありがとうございました・・・」アナウンスが流れているじゃありませんか。
文吉がフロントに行って確認すると、どうやらグランドホテルの宿泊者以外は22:30で退館させられるのだそうです。
「24時間じゃないの?」
どおりで何か様子が変だと思っていたのです。
文吉は大急ぎで身支度して外に出ました。
さて、こんな夜更けに放りだされてもどこにも行くあてはありません。
国道17号を自宅に向かって走るしかありません。
こんな時間ですから道は空いていますし、けっこう飛ばせますよ。
でも、さっきまで居眠りしていた文吉ですから、なんだか頭もぼんやりしています。
このまま家まで約3時間走り続けるのはちょっと、厳しいなあ。
23:33(18580)
スタンドを見つけたので、給油します。
10.83L @164円 1776円
燃費 25.3km/L まあまあかな
ぼんやりしていた頭で考えたのは「どこかのカラオケでも行くか」ということでした。
前橋や高崎なら群馬でも有数の大都会なので、国道沿いにいくつかあるはずです。
でも、道の右側にあったり、文吉が未加入の店だったりでなかなか良いところが見つかりません。
24:07(18602)
ラウンドワン上里店到着。
となりのイオンと併用の駐車場スペースが広大な店です。
こんな夜中でも、10台ほど駐車していました。
受付を済ませて部屋に入るとまあまあの広さの4人部屋です。
マッサージチェアは無いけれど、ゆったりした長さのソファには伸び伸びと横になれます。
ソフトドリンク飲み放題に2時間のフロートドリンクをワンオーダーで頼みました。
1時間ほど歌ってから、ソファに横になって転寝をはじめます。
4時ころにいきなり「失礼します」と言って、店員が入ってきました。
熟睡していた文吉が眠気まなこで応対すると「ラストオーダーの時間です。何かオーダーはありますか?」とのたまう。
見りゃわかるだろう。こっちは寝てんだから。オーダーなんかするわけないじゃん。
おかげで、目が覚めてしまいました。
本当はあと2時間ほど眠るつもりだったのに。
横になったまま、適当にぼやけた頭で曲を選んでは歌ってみますが、身も心もはいりません。
むなしく時間だけが過ぎて行きました。
05:40
予定より20分早く店を出ます。
あとは自宅までただひたすら走るしかありませんね。
外はすでに明るくなっており、快晴です。
国道17号は行田を過ぎたあたりから混んできました。
この道は群馬や埼玉から都心へ向かう車でラッシュになります。
最初は余裕で走っていましたが、だんだん苛立ってきました。
上尾まで我慢して渋滞を歩くスピードで走りましたが、限界です。
右折して川越へ抜ける県道50号に入ります。
でも、考えることは皆さん同じなんですね。
川越までの約5kmは渋滞の連続でした。
やっと川越に抜けて、左折したら国道254号です。
この時、文吉は大変なことに気づきました。
08:00-08:20
Shadow750jrをたまたま空いていた某食料品店の駐車場に停めると、スマホを取り出します。
ワンセグのアプリを起動してNHK総合に合わせます。
なんとか今日も「花子とアン」をみることができました。
あと2分遅かったら見逃すところでした。
これで思い残すことはありません。あとは富士見道路をとおって帰宅するだけです。
08:40(18687)
無事に自宅に到着しました。
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【文吉からのお願い】
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話は変わりますが、エンジンオイルをG1からG2に変え、ねばり、音、最高になりました。オイルは重要ですね。
コメントありがとうございます。
尻焼きへは久しぶりに行きました。GW以来ですから4カ月ぶりですね。
以下、質問にお答えいたします。
標高はわかりませんが、11月には雪がつもるのでかなり高く山深いところにあります。
草津温泉までと尻焼温泉まではほとんど同じくらいの距離なのですが、自宅から4時間くらいです。途中休憩を入れて5時間くらいかけて行ってます。
高速を併用したら4時間をちょっと切るくらいになります。
秋休みと言うのは学生時代も無かったし、夏休みの延長だと考えています。
エンジンオイルは大事ですね。どれを選択するかで走りが大きく変わってきます。
文吉は何年か前の夏に夏用のオイルにしたら、初めは良かったけど、秋冬が意外と寒い日が続いて失敗したことがありました。
今では、年間を通じて純正のオイルで通しています。
可もなく、非もなく無難な選択です。
だいたい、3千キロくらいで取り換えるようにしています。
これからは週に一回くらいのペースでツーリングをしたいと思っており、来週は山梨を走しるつもりです。
尻焼温泉というのはユニークな名前ですね。自然がいっぱいの中で楽しそうに入浴していますね。
毎回、奥様のおにぎりを持参していますが、奥様は一緒に行かれないのでしょうか。
泊まるつもりの黄金の湯を夜中に追い出されたときはショックだったでしょうね。
その後もカラオケに泊まるなんて、勇気があるというか大胆というか。文吉さんのツーリングはいつも想定外の行動があって、楽しいです。
コメントありがとうございます。
尻焼温泉の名前の由来は「川底から湧出している温泉で温められた石に腰を下ろして痔を治したこと、すなわち尻を焼いたことだという。」とされています。
妻のおにぎりは文吉にとって「お守り」みたいなもので、これを食べると事故にあいません。(食べなくても事故にあいませんけど)
妻は旅行は好きだけど、せっかく旅に出たら「上げ膳、下げ膳の旅館が良い」というタイプです。ワイルド大好き文吉とはちょっと食い違いがあって、あまり一緒に出掛けませんね。娘と二人でバスツアーには良く出かけていますけどね。
黄金の湯を追い出されたのはショックでした。こんどからもう、あそこには二度といきません。
カラオケに泊まること自体は野宿するより簡単です。勇気なんていりません。
今回、文吉の撮った写真に2枚ほど心霊写真がありました。お気づきになりましたでしょうか?
1枚目は川を撮った縦位置の写真の左下に、岩の横の水の渦が人の顔になっています。
2枚目は文吉の入浴写真で、土方焼きの左腕に対して、右腕が肩から切れています。いったい、文吉の腕はどこへ行ったんでしょうね。
まあ、世にある心霊写真のポピュラーなパターンが偶然ですが、撮れました。
最後の夏のホラー代わりに楽しんでみて下さい。
本当に心霊写真になっていますね。川に写った人の顔はものすごくリアルです。これ、トリックじゃないですよね。
友人にこういうのが好きな子がいるので、さっそく教えなくては。
腕の無い写真は手を後ろに回しているんですよね。水面が反射していて本当に腕を切り取ったように見えます。
やっぱり、文吉さんの写真は何を撮ってもすごいですねえ。まさか、心霊写真まで撮るとは思いませんでした。
コメントありがとうございます。
今まで秘密にしていましたが文吉は右腕を痛めていて、肩より上にあげることができません。
あれは2月のことでしたから、もう半年以上も経っていますが、治るどころか日ごとに痛みが増しています。
このままだといずれは壊死して切断するんじゃないだろうかと最近悩んでいるのです。
そこへ来てこの写真でしょ。これはきっと何かの予告かもしれません。
もしかしたら、ポンポコ山のタヌキのたたりかもしれません。
これからは、ポン吉をもう少しいたわらないといけないのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
右腕はまだついています。
今のところ、バイクの運転には支障ないので、病院には行ってませんが、このままもっとひどくなるようだったら行こうと思います。
えっ、水着着用?何それ。ホント。う~ん。残念です。
水着着用だと、なんかプール化して、秘湯露天風呂として行く楽しみが半減するなあ。
黄金の湯も泊まれなくなるのか。こちらも残念。
気付かないところでいろいろいろ変わってるんだなあ。
さすがにまだ現役世代なので無理ですが・・・
今日の長崎は天気がよく、近くの高校で運動会です。
元気な声が聞こえてきますよ