梅雨ってライダーにとって一番いやな季節ですよね。
まったく、ツーリングの計画がたちません。
でも、晴れたんだから行くしかないでしょ。
2020年07月19日(日)晴れ
本当はどこかへツーリングに行こうと思っていたんですよ。
でも、今は梅雨の季節だし、前日の夜までは当然のように降っていたし。
「どうせ、明日も雨だから」と、あきらめていました。
家庭の事情もあるしね、いや、色々あるんですよ。
でも、朝、起きてみてビックリ。
なにこれ、ピーカンもいいところです。
妻は、思わぬ洗濯日和に嬉々としています。
これはきっと、買い物か何かにつき合わせられそうだな。
ゆっくりと朝ご飯を食べて、自分の部屋でパソコン相手にブツブツ言ってました。
でも、そこはほら、よくできた妻です。
「あなたは、どこかへ出かけてきて。家にいるとジャマだから」
なんと、この時ばかりは妻の顔が観音様のように見えました。
ありがたや、ありがたや。
そう、思ったのもつかの間でした。
「3時ころまでに帰って来てよ。そのあと用事があるから」
エエーッ!!
10:00(11114)
とにかく、いきおいで流星号にまたがり、出発しました。
でも、考えてみたら「どこへ行くとも、何をするとも」まったく考えていません。
こういうときは、とりあえず「巾着田」ですね。
お昼を食べるだけのツーリングもたまには良いでしょう。
11:13(11151)
「梅雨の晴れ間に巾着田」って、皆さん同じことを考えるんですね。
巾着田が近づくにつれて道も混んできました。
それにしても、今日は暑い。
あと、1kmくらいのところで、コンビニに寄りました。
なにしろ、何の準備もしていないので、せめてお昼の弁当くらいは買い物をします。
ついでに、サイダーを買って、一口ごっくん。
これでお昼は何とかなると言っても、せめてもう少し遊び心があっても良いですよね。
ちょっと、戻ったところにあるダイソーに駆け込みました。
実は、流星号にはお湯を沸かせるくらいの、ちょっとした道具を積み込んでいるのです。
でも、お湯を沸かすには燃料が必要ですね。
ここで調達します。
いつもは固形の燃料を買うのですが、今回はゼリー状のものにしてみました。
特に意味はありません。すぐに目についただけのことです。
12:14(11159)
巾着田到着。
いや、驚きました。
実はここはまだキャンプ禁止だということは知っていたのです。
でも、「デイキャンプだったらOK」と、お上からのお許しが出ていました。
そのせいか、駐車場はすでに満車状態でした。
さいわいというか、バイク用のスペースには一台も止まっていません。
文吉だけの貸し切り状態でした。
河原に降りてみると子供連れのファミリーが、楽しそうに水遊びしています。
【01】
簡単なテントを張って、バーベキューにいそしんでいます。
【02】
文吉もその一角に腰かけて、お昼にします。
まずは流星号に常備している、道具を取り出します。
【03】
お弁当を開きます。
【04】
「ボンビーな文吉はコンビニの『海苔弁当』かよ」って思うでしょ。
「それが、何か。いけませんか?」
せっかくですから、お湯を沸かして、カップ麺に注ぎます。
余った分で、お茶を淹れました。ティーパックですけどね。
本当は食後のコーヒーにしたかったんだけど、あいにく切れていました。
まあ、これはこれで美味しいんです。
食事が済んで時計を見たら13時を大きく回っています。
早く帰らないと、妻との約束に間に合わなくなります。
でも、「立鳥跡を濁さず」です。きちんとゴミは持ち帰ります。
【05】
13:55
それでは、巾着田よさようなら、また来る日まで。
【06】
帰りはどこにも寄らないで、ひたすら走ります。
それでも、時間はどんどん、過ぎていきます。
急がないといけません。
「俺は『走れメロス』かよ」
浦和所沢線に乗り込むところで、妻にメールしました。
とりあえず、あと20分くらいで帰れると思います。
15:45(11194)
約束の時間をかなり過ぎてしまいましたが、無事に到着。
玄関をコソーっと開けると、妻はニッコリ迎えてくれました。
「意外と速かったね」
途中のメールが効いていたみたいですね。
バイバイ
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今回は短いけど面白かった
おくさんは観音様のような人なんですね
文吉さんがおくさんの手のひらでクルクル回っている姿がよくわかります
むかしの孫悟空みたいです どんなに一所懸命キントウンで飛び回っても結局お釈迦様の手のひらの中だったようです
巾着田っておもしろい名前だけどいいところですね
川の水もきれいでたのしそう
コメントありがとうございます。
さすがは良くわかりましたね。
そのとおりなんです。
文吉はお釈迦様ならぬ観音様のような妻の掌の中で、必死に走り回っている悟空のような存在です。
どんなにわめこうが、あがこうがとても太刀打ちできません。
まあ、その範囲の中では好き勝手なことをやらせてもらっているんですけどね。
さて、埼玉県は巾着田も含めて自然の良いところがいっぱいあります。
福島県には比べものに生りませんが。
でも、まだまだ文吉の知らないところもあるようです。
文吉は休みの日もたくさんもらえるようになったので、これからはちょくちょく出かけて行こうと思っています。
今回も、日帰り休日ツーリングですね。
キリンの時にも思いましたが、文吉さんの文章の魅力は、スピードとリズムですね。
このスピード感が読み手を引き付けて、夢中にさせます。
そして、感情を上下させるリズム感は絶品です。
枕のところでは、梅雨が嫌いで、計画がたたない。でも、晴れたんだから仕方ない。
って、投げやりな感じでした。
でも、奥様の一言を受けたときは本当は行きたいのを我慢していたんだなとわかります。
中身は、何てことはないただバイクをはしらせて、コンビニ弁当を食べて帰っただけのことですよね。
家を出てから帰るまでわずか6時間くらいのことです。
でも、文吉さんの手にかかると、まるでイキイキとしてきて、楽しい世界になりました。
特に今回は、写真よりも文章の楽しさをひときわ感じることができるツーリングレポートだと思いました。
いやいや、りーさんは本当に誉め上手だから、つい、天狗になるところでした。
でも、本当は孫悟空と同じ猿なんです。
今回は思い付きでのツーリングだったので、何も計画してませんでした。
でも、それなりに充実できました。
今回、写真はここに掲載したものだけです。
いつもなら、掲載した分の三倍は最低でも撮るんですけどね。
それにりーさんがおっしゃる通り、中身は大したことないんです。
行って、食って、帰るだけの半日ですから。
やっぱり、お泊まりがしたいですね。