やっと梅雨が明けましたね。
この梅雨と一緒に、コロナウィルスもどっかへ行ってくれたらいいのにと思うこの頃です。
しかし、梅雨明けと入れ替わりにやってきたのは日本の蒸し暑い夏でした。
いや、それにしても暑い。こんなに暑くては何もやる気がおきません。
夏はライダーにとって梅雨の次に嫌な季節ですね。
2020年08月04日(火)快晴
昨夜、妻が聞いてきました。
「明日の休みはどこかへ出かけるの?」
「一応、スケジュールではツーリングすることになっているけど、こう、暑くてはどこも行く気がしないなあ」
「秩父でかき氷でも食べてきたら?」
そうか、それは良いな。
これで、文吉のツーリングが決定しました。
09:18(11247)
今回、流星号は新兵器を搭載しています。
【01】
左のナックルガードに、レーザー銃を装備して悪い奴をやっつけるのです。
ああ、ナックルガードというのも最近つけたばかりです。
これがあると走行中に向かってくる風の冷たさも、夏の夜のカナブンも、砂利道走行時の飛んでくる小石も防げます。
それから、悪い奴が銃をぶっ放してきても防げるんですよ・・・
でも、これって中国製だから、どうかな? たぶん、無理です。
もちろん、レーザー銃は冗談ですよ。本当はこれ、アクションカメラなんです。
前から、ドライブレコーダーをつけようと思っていたのですが、なかなか気に入ったのがなくて・・・
つまり、文吉の少ない小遣いでも買えるものを発見したということです。
安物なのでGO-PROのように手振れ防止機能はついてません。
別にユーチューバーを目指しているのではないので、これで良しとしました。
それでは、ガソリン満タンで出発します。
浦和所沢線をひたすら西に走って、所沢を過ぎて入間から国道299号を北上します。
それにしても暑い。
「バイクは車と違って風を切って走るから、夏は最高だろう」と素人の人に聞かれることがあります。
それなら、車はみんなオープンカーにしてしまえばいいでしょ。
バイクより、車のほうが絶対に快適に決まってます。
窓を全部閉めきって、エアコンを効かせられるんですから。
本当は、焼け付いたアスファルトからの照り返しと、頭上からの直射日光をもろに受けるバイクの夏は地獄なんです。
「じゃあ、なんでバイクに乗るんだよ」って言われそうですね。
これには深い意味があるんです。 そう、「好きだから」です。
10:23(11279)
飯能を過ぎて正丸トンネルを抜けたら、さっきまでのだるい暑さが嘘みたいになくなりました。
風向きが変わったのか、道と並行するように流れている高麗川(コマガワ)からの冷気が流れてきます。
道の両側が緑で囲まれているので空気もきれいだし、天然のクーラー状態で快適になりました。
ちょっと、道の横に駐車用の空間があったので、流星号を木陰に停めて休憩します。
流れる汗びっしょりで、T-シャツが背中にへばりついています。
横を流れる清流を見ながら、持参のお茶のペットボトルを一息で半分飲みました。
10分くらい休憩したので出発します。
やがて横瀬の市街地まできたら、パアッと視界が開けてきました。
武甲山が左斜め前方に大きく見えて、秩父感が高まります。
秩父感って何? よくわからないけど。まあ、避暑地って感じですかね。
上野町の交差点を右折すると今日の目的地の一つが見えました。
12:20(11316)
道の駅「ちちぶ」到着。
【02】
【03】
ここへ寄った理由は二つあります。
まず一番の理由は「トイレ」ですね。
それから、水汲みです。
秩父には大和水(ヤマトミズ)という日本名水百選にもえらばれた美味しい水があります。
地下300mから湧き出た水をここまで引いてきて無料で飲めるんですよ。
前にもいいましたけど、文吉の一番好きな言葉「無料」ですよ。
【04】
文吉が着いたときには、先客がいました。
2Lのペットボトルを数十本置いて、延々と組んでいるお父さんがいました。
文吉より前にいたおじさんが「一口飲ませてくれ」というと、すぐに場所を開けてくれました。
そのおじさんに続いて、1Lの空のペットボトルを持っている文吉にも「どうぞ、先に汲んでください」と言ってゆずってくれました。
「ありがとうございます。」文吉が汲み終わると、また、延々と水汲みを続けていました。
いったい、あれだけの水を何に使うんでしょうね。
だいたい百Lくらいは汲んでいるんじゃないでしょうか。
文吉はこの水をあとでコーヒー淹れるときに使うつもりです。
ついでに、一口飲んだら冷たくて美味しかった。
タオルをジャブジャブ濡らして首に巻いたら、爽快です。
(ちなみに、上の写真はお父さんが汲み終えたペットボトルを車に積み込んでいるときに撮りました)
12:45
一息ついたので、出発します。
ここから、長瀞までは目と鼻の距離です。
空きっ腹にかき氷も何ですから、腹ごしらえして行こうと思います。
12:55(11324)
道の駅「みなの」に到着しました。
秩父というところは関東には珍しく、「蕎麦」ではなくて「うどん」なんですね。
ここではオバサンが手打ちでうどんをこねていました。
かき揚げうどん 740円
【05】
このくそ熱いのにフーフーいいながら熱いうどんを食べるのも一興ですね。
文吉は猫舌なのに。
でも、美味しかったです。
お腹がふくれたら出発します。
さて、長瀞では冬の間に池を凍らせて、天然の氷を作っています。
それを夏季に「かき氷」として販売するのです。
これがうまいのなんのって、水道水を凍らせて作るかき氷とちがって、本当にサクサク、ふわふわして美味しいのです。
文吉は夏になると、これを求めて長瀞に引き寄せられるのです。
去年は忙しくて来ることができなかったので、今年はしっかりと食べたいと思います。
やっと、いつもの宝登山入り口の近くの阿左美冷蔵の店に到着しました。
でも、炎天下の中並んでいる人をみたら、回れ右をしてしまいました。
というのも、来る途中で阿左美冷蔵の本店前を通ったのですが、行列が無かったからです。
13:30(11329)
阿左美冷蔵本店到着
駐車場に行くと、この炎天下の暑い中で警備員のおじさんがひとりで管理している。
文吉がバイクで近づくと、手招きしてビーチパラソルで木陰になっているところへ誘導してくれました。
反対側では数台のバイクが日焼けしているのに、これはありがたい。
ちなみに待ち時間を聞いたら1時間半くらいとのこと、仕方ないね。
入り口のところの金色のカエルに促されて、行列に並びます。
【06】
本店と宝登山店との違いはこの待っている場所が広くて、木々に囲まれて涼しげなところです。
でも、並ぶのは同じですね。
カエルの後ろのラムネもなかなか粋な並べ方をしています。
【07】
【08】
1時間ほど並んでやっと先が見えてきたころに、事前の予約をします。
もう、体力的に疲れているところだったので、何でもいいから早く冷たいものをくれーってな気分になっています。
メニューを広げて注文するのですが、一人で来ている文吉はまわりの若いカップル達とはちがいます。
【09】
「これが一番高いの? じゃあ、これ」
中身より、値段で選びます。大人でしょ。鼻の穴がいくらか大きく開くのを感じます。
「トッピングで白玉はいかがですか?」
店員はなかなかしたたかです。
でも、やっぱり庶民の域を出ることができない文吉ですね。
「ああ、トッピングはいいです」としぼんでしまうのです。
でも、お土産用の瓶入り水羊羹も美味しそうだったので、ひとつ注文しました。
注文伝票をゲットしました。
【10】
そのあと、5分ほどして席へと案内されました。
セルフサービスの水がいかにも冷たくておいしそうです。
実際、一口飲んでみると、もう、これで帰っても良いと思うくらい冷えていておいしかったです。
【11】
さあ、お待ちかねのかき氷が運ばれてきました。
【12】
粒あん、白あん、抹茶あんの三色あんこと秘伝の蜜がついています。
天然氷は文吉の顔より大きい、慎重にたべないと崩れてしまいそうです。
では、いただきます。
【13】
あんこをひとすくいづつ氷の上に乗っけてパックンチョ。
う、う、うますぎる。
秘伝の蜜をかけてパックンチョ
ううう、お母さん、自分だけ食べに来てゴメンナサイ。
【14】
【15】
【16】
氷がお椀の淵と同じくらいの高さになったら、三色のあんを全部乗っけて、蜜をドバっとかけてみます。
【17】
大人ですねえ、最後の一滴まできちんといただきました。
【18】
ごちそう様でした。
【19】
最後にお土産の瓶入り水羊羹を包んでもらいます。
ああ、美味しかった。あんなに火照っていた体もスッキリしました。
外に出ると、さっきの警備員さんがニコニコして対応してくれました。
「警備員さんも大変ですね、ありがとうございます」
心のこもった文吉の一言で、おじさんも汗をぬぐっていたタオルをヒラヒラさせながら見送ってくれました。
いやあ、警備員って本当に大変なお仕事ですね。まるで他人事とは思えません。
あとは、家まで一直線で帰ります。
往きと違って、帰り道は国道140号から国道254号で川越、富士見バイパスを通って帰ります。
富士見バイパスに乗ってすぐに信号で停まりました。
そういえば、アクションカメラはどうなっているかな?
赤いシグナルランプがずっと点いているから大丈夫だよね。
あれ、録画中は点滅しているんじゃなかったっけ?
スイッチを長押ししてみると、点滅し始めました。
ということは、どういうこと?
17:22(11401)
まあ、とにかく無事に自宅へ到着しました。
出迎えてくれた妻がびっくり、悲鳴をあげました。
文吉の両腕が真っ赤にはれ上がっているのです。
「ばかだね、なんで長袖を着て行かなかったの?」
別に文吉は気にしません。
炎天下を半そでシャツで走っていたら、こうなるのはわかっていましたし、むしろ、こうなりたかったのです。
さて、シャワーを浴びてから、アクションカメラの映像を確認してみましょう。
やっぱり、富士見バイパスで気になっていたことが現実になっていました。
文吉は電源が通じていることを知らせるパイロットランプを録画しているものと勘違いしていました。
つまり、録画されていたのは、バイパスから自宅までのわずか10分たらずでした。
もし、途中で事故ったりしていたら、記録されていなかったってことですよね。
まあ、こんなこともありますよね。
今日は試験だけだから次からはちゃんと録画できるようにしよう。
バイバイ
【追伸】
翌日の読売新聞埼玉版によると、この日の気温は鳩山町で35.4℃の今年最高の猛暑になったそうです。
ちなみに、秩父では33.7℃、文吉の家の方では所沢で32.5℃もあったそうですから、そうとうかき氷屋さんは繁盛したんでしょうね。
文吉は冷え切った日本の経済に、少しばかりの効果をもたらしたと言えるでしょうね。
***************************
【文吉からのお願い】
バイク好きの人たちのブログランキングです。
ここをクリックしてランキングを上げれば、
より多くの方に見ていただく機会が増えると思います。
人気blogランキングへ
***************************
NHKにでてましたか?
残念、見てないですね。
でも、この阿左美冷蔵は全国区のお店で、かなり遠方から食べに来る人もたくさんいます。
本当に美味しいので、お腹の調子が良くなったら行ってみてください。
かき氷はいいですね。涼しそうでうらやましいです。
この数日で一気に夏本番になりましたね。
東京はコロナと蒸し暑さ対策で、クーラーつけないと死にそうです。
やっぱり、「夏季にはかき氷」ですね。
このフレーズが全てを物語っているとおもいます。
それにしても、半袖でツーリングは感心できませんね。
日焼けは火傷と同じですから、気をつけないと、水ぶくれになりますよ。
暑い日が連日続いていますね。
このままだと、夏バテしそうです。
どこか涼しいところへ避難したいです。
かき氷は美味しくて、その時は良いけど、すぐに元の暑さに戻ってしまいました。
日焼けについては、わざと焼きました。
おかげで、いまは腕だけ真っ黒です。
明日は皮が剥けるとおもいます。
ガキですね。
とてもおしゃれなたべかたですね わたしもかき氷大好きです
秩父って行ったことないけど、若者がいっぱいいる避暑地なんですね
なんか、軽井沢か清里みたいな感じです
あんこが三色なんてぜいたくー
私はこのなかでは抹茶が一番おいしそう
動物園やらかき氷やら文吉さんは良いところをいっぱいしってますね
秩父はとってもおしゃれな街なのかな?
笑点のたい平の出身地として有名ではあるけど。
まあ、埼玉でも田舎の方ですよ。
でも、文吉は好きな街ではありますが。
ここのかき氷は天然の氷を使っているので、サクサクフワフワ感がたまらないのです。
りーともさんが、こちらに来ることがあったら、ぜひ、ご賞味ください。
絶対にリピーターになりますよ。