みなさん、8/12の名栗ツーリングのことを覚えていますか?
文吉には「忘れろ」と言われても忘れられない、悲しい思い出があります。
大滝食堂で「バイク弁当」をゲットできなかったことです。
今回、やっとリベンジすることができました。
2020年9月02日(水)晴れ一時スコール
やっと、この日がやってきました。
あの悔しかった日から1ヶ月と10日目にして、ついにリベンジを果たす日がきたのです。
朝、目覚めると曇り空の中にも西の方に晴れ間が見えています。
昨日、妻に「明日が定休日でないことは、ネットで調べている。あとは天気次第だ。
明日を逃したら、今度はいつになるかわからないから、何が何でも行く」と話していました。
神様は文吉の決意をしっかりと聞いていてくれたんですね。
ありがとうございます。もう、これで思い残すことはありません。
でも、死んだりしませんけどね。
08:42(11766)
今日はキャンプと違って、ただお昼を食べに行くだけなので荷物は最小限で済みます。
流星号も嬉々としています。
後ろのトランクには、カッパとノートパソコンだけしか入っていません。
軽快に自宅を出発します。
しかし走り出すと、思っていたより蒸し暑い。
曇っていると言っても、風は無いのです。
必要最小限の荷物の中には飲み物は入っていませんでした。
08:55
セブンイレブンでペットボトルの麦茶を買って、その場で一口ゴックン。
これで熱中症にならずに済みます。
浦和所沢線を西へ黙々と進みます。
入間から国道299号を北西に進みます。
10:15-50(11799)
出がけは曇っていた空も、いつの間にか青空に代わっています。
そして、蒸し暑かった天気が強烈な暑さに変身しました。
飯能の奥の方の大型ショッピングモールで少し休憩します。
別に買い物するわけではないのですが、中に入ると冷房が効いていてホッとします。
ひととおり店内を廻って、前回のキャンプで切らしていた電池などを買って出ます。
一息ついたら、炎天下のなかへまた飛び出します。
12:08-40(11853)
やっとこさ、「大滝食堂」へ到着しました。
文吉と入れ替わりのように、5,6人の客がでてきてハーレーなどの大型バイクで去っていきました。
と言うことはですよ、やっぱり今日は「定休日」では、ないってことですよね。
流星号を駐車場に止めて、パチリしてから中に入ります。
【01】
中に入ると店員さんが一人で片づけ物をしていました。
【02】
キョロキョロしている文吉を見て、そばに寄ってきました。
「いらっしゃい。ここは初めてですか?」
文吉がうなずくと、店のルールを説明してくれました。
「入り口の機械で食券を買ってください。奥の機械でお茶や水はセルフで飲んでください。
それから、食べ終わった弁当箱はテーブルの下にぶら下がっているビニール袋に入れて、持ち帰ってください」
文吉は言われたとおりに食券を買って、水をコップに入れてテーブルにつきました。
他に客はいなかったので、一番奥の席を確保しました。
テーブルの上には、バイクのタンク型の容器にティッシュを入れて置いてあります。
【03】
これが、文吉が夢にまで見た弁当箱です。
思っていたより小さいなあ。
それから待つこと6~7分でいよいよ文吉の弁当がやってきました。
モリワキとコラボした黒色の弁当です。
(モリワキというのはバイクのパーツを制作する会社で、レース用のマフラーなどは芸術と言ってよいほどの逸品です)
店内で食べる人には味噌汁がサービスでついてきます。
【04】
ジャ、ジャ、ジャーン。
蓋をあけたら、大きなカツが三枚、ご飯の上に乗っています。
トンカツかと思ったら、豚肉のから揚げです。
でも、味は生姜焼きみたいです。甘辛のソースが掛かっています。
ゴマの風味がなかなかマッチして、一口かじったら美味しいです。
ごめんなさい、どうも文吉は「食レポ」はへたくそですね。
【05】
文吉が食べたのは「フルチューン」という名前の普通盛りです。
これが1300円は安いか、高いかと言うことについてはノーコメントです。
「いつか、全種類の容器を集めてやる」と意気込んでいたのですが、諦めました。
食事がすんで、ただでさえメタボってきたお腹がパンパンになったので、帰るとしますか。
ただし、往復とも同じ道では面白くないので、少し回り道をしてみようと思います。
国道299号を3,4分もどると二股になっていて、左折して県道37号に入ります。
その入り口のところに「案山子の里」という看板があったのを横目でみて進みます。
どういう意味だろ。
案山子は田んぼに立っているもんだし。別にふるさとなんて必要かな?
と思った瞬間に謎は解けました。
【06】
この狭い道の両側のいたるところにお人形さんがたくさんいるのです。
これを案山子というのは、かわいそうじゃない。
とっても愛らしいのがたくさんいるんです。
流星号に取り付けたドライブレコーダーはしっかりと記録していました。
【07】
たぶん、この付近の人口より多いんじゃないかな。
今回はスルーして進むけど、今度来たときは、じっくり一つ一つ見て行こうと思います。
13:03-33(11870)
道の駅「両神温泉薬師の湯」到着。
別にお風呂に入ろうというわけではないんですよ。
この小鹿野町というところはライダーにやさしい町なんです。
一昔前にバイクツーリングによる「町おこし」をしていたことがあって、その名残で駐輪場などが立派なんです。
すこし、休憩をすることにしました。
【08】
【09】
【10】
流星号に休んでもらっている間に、トイレに行って、販売機で缶コーヒーを飲みながら、ノートパソコンを開きます。
ここまでのドラレコ記録を確認してみます。
32GのマイクロSDが18Gも使われています。
家に帰るまでにオーバーして、上書きされることはないと思いますが、念のため、ダビングしておきます。
この作業に思ったより時間を取られてしまいました。
少し急いで帰ることにします。
県道37号を進んでいくと、国道140号にぶつかります。
そのまま進んでいくと、長瀞に出ます。
長瀞と言ったら「かき氷」ですよね。
でも、寄り道はしません。
まっすぐに帰りますよ。
やがて、玉淀大橋を右折して寄居に出ます。
寄居と言ったら「カワセミ川原」ですよね。
でも、寄り道はしません。
まっすぐに帰りますよ。
お天気は相変わらずの灼熱地獄です。
額からあごへと汗が垂れていきます。
15:08
関越道「東松山」ICから高速走行することにしました。
なにしろ、下道は暑くて集中力が途切れ途切れになるのです。
15:13-38(11932)
高坂SA到着。
高速に乗ってすぐですが、少し休憩します。
頭の中が少しボーっとしてきました。
いわゆる「熱中症」の一歩手前かもしれません。
無料の水を紙コップでガブガブ3杯飲んだら、生き返りました。
妻に現況報告をします。
「こっちはすごい雨で雷もすごくて、大変だよ。
もう少しゆっくりと時間稼ぎしてから、帰って来て」とのことです。
そんな馬鹿な。こんなに良い天気なのに。
頭によぎったのは、8月12日のツーリングのことです。
あの日も秩父方面は晴れていたのに、都心は集中豪雨で亡くなった人まで出ました。
ここは妻の助言を信じて、とりあえず、ソフトクリームでも食べてゆっくりするかな。
この高坂SAには美味しいソフトクリームの店があって、いつも食べたいのを我慢していました。
写真はありませんが、本当に美味しかった。ごちそうさん。
では出発しますか。
高速にのって時速100㎞で快適に走っていました。
前方になにやら怪しげな雲があって、流星号はその雲にまっすぐ突き進んでいきました。
【11】
いきなり、高速道路の上で集中豪雨が暴れくるっています。
よく「バケツをひっくり返したようだ」と表現されることがありますが、そんな生易しいものではありません。
また、「雨でも槍でも降ってこい」というのとも少し違います。
「まるで、服を着たままプールに飛び込んだようだ」というのが文吉の感想です。
【12】
あっという間に全身ずぶ濡れ。
高速道路上ではカッパに着替えることもできません。
道路わきの電工表示板が時速50㎞制限を促しています。
周りの車はそれでも80Kmから100Kmでガンガン文吉を追い越していきます。
負けず嫌いの文吉のことですから、アクセルを開けようと思うのですが、流星号が言うことを効きません。
「いやだ、文吉さんと心中なんかしたくない」と言い出すのです。
しかたない。折衷案で時速60Kmで左車線をゆっくり走ることにしました。
そう思ってから5分もしないうちに、雨はピタリとやみました。
どうやら、雨雲を横切ってしまったようです。
前方には晴れ間まで見えてきました。
【13】
16:01
所沢ICをずぶ濡れのまま降ります。940円。
あとは自宅まで下道をゆっくりと帰ります。
16:19(11965
無事に自宅到着。
普通なら、スタンドで給油して帰るのですが、今日は文吉にたてついた流星号にお仕置きです。
腹すかしたまま次に乗るまで我慢してろ。
というのは冗談です。
文吉はパンツまでぐしょ濡れなので、早くシャワーを浴びたかったのです。
妻にスマホでびしょ濡れで着いたことを報告して、エレベーターに乗り込みます。
玄関に入ると、妻はちゃんと新聞を広げてお風呂まで花道を作って待っていました。
文吉は新聞以外のところを歩かないように気を付けて、つま先立ちで進みます。
「だから、もう少しゆっくりしてから出ればよかったのよ」
妻のため息に似た小言が、背中から槍を刺すように聞こえてきました。
「そんなこと言っても、ソフトクリームをもう一個食べたらお腹を壊しちゃうよ」
文吉は妻に聞こえないように、ブツブツ言いながらシャワーを浴びました。
バイバイ
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今度寄ってみようかなぁ…
コメントありがとうございます。
文吉も大滝食堂の前を何十回も通っていたんですが、入ったことがなかったんです。
ちょうどここを通る時間帯と店が開く時間が合わないのが一番の理由だと思います。
ここはどこかへツーリングに行くときには中途半端な場所なので、ここへ行くことを目的にしていないと素通りしてしまいます。
バイクはどしゃ降りにあったらおしまいだー
内のひともすぶぬれで帰ってきたことがあります
バイクの弁当箱かわいい
私も欲しいから、いつかはたべにいきます
そのときは案内してください
自然の恐さを感じています。無事に帰れて良かったです。
台風10号被害がないことを祈っています🙆
ご主人とタンデムでいつでも来てください。
ご案内いたしますよ。
でも、カッパは必需品です。
すぐに着替えられるようにしておいてくださいね。
人間は偉そうにしていても、しょせん自然界ではちっぽけなものですね。
雨が降っても、風がふいても神様の匙加減一つですね。
今回に限らず、ときどき文吉さんの旅は命からがらの冒険だったりします。
無事に帰られて良かったですね。
それは今回は流星号が文吉さんの勇み足をけん制してくれたからだと思います。
高速道路で転倒でもしたら、本当に大変なことになっていましたよ。
少なくとも文吉さんの命は「弁当箱」より重いはずです。
それを冗談でも「文吉にたてついた流星号にお仕置き」なんて、いけません。
高速道路で転んだら確かに命の保証はないでしょうね。
文吉は運転がへたくそですが、小心者なので無謀なことはあまりやりません。
それこそ「無事これ名馬」のお手本みたいなもんですね。
高校2年の時に原付免許取ってからだから、かれこれ45年ほど二輪に乗っていることになります。
その間に一度も死んだことがありません。
あと、2年くらいは乗り続けると思いますので、これからもよろしくお願いします。
それにしても、バイクのドラレコもキレイに画像が残るんですねぇー!って感心してしまいました。
バイク弁当も可愛いですね😍