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20191023【番外編】正倉院展

2019-10-27 | その他
10月22日の「即位礼正殿の儀」をテレビで観られた方は多いと思います。
日本には綿々と受け継がれてきた歴史があり、令和天皇や雅子皇后の装束も天平の頃から今日までの約1300年間引き継いできたものと思います。
あまり、歴史が得意ではない文吉でもこのくらいのことは理解できています。
皇室にまつわる宝物は通常奈良の正倉院にあるのですが、御即位を記念して現在は上野の国立博物館に展示されています。

文吉よりも、妻は歴史ものが大好きで、いわゆる「歴女」のはしりみたいな人ですから、これを放っておくわけがありません。
何かの広告を見つけた瞬間に前売り券を予約してゲットしておりました。
あとは文吉のスケジュールを見て日取りを決めるだけでしたが、あいかわらず文吉は安い賃金であくせく働かせられております。
しかし、男文吉は妻のこのささやかな楽しみを何とかしてやりたいと苦慮して、やっと実現することができました。

ただし、仕事を休んで見に行くということはできません。
結局は夜勤の日にバタバタと観に行くことになってしまいました。



2019年10月23日(水)晴れ

昨日の即位の儀は午前中大雨で午後になって晴れましたが、本日は快晴そのものです。

09:34
自宅から最寄りの駅まで流星号にタンデムして、電車ででかけます。
妻は上野まで流星号で行きたかったようですが、都心はバイクを停めておく場所探しに苦労します。
また、やたら一方通行やら交通規制が多くて文吉はあまり好きではありません。

地方在住の方には路線図が複雑すぎてわかりにくいかもしれませんが、都心には電車で行くのが一番手軽で便利なのです。

10:28
上野駅到着。
国立博物館は上野駅から徒歩10分以内にあります。
途中には噴水などがあって、少し心がウキウキしてきます。



立て札もあって、ここで迷う人はいないと思います。




すでに前売り券を持っている二人は券売り場に並ばなくても中に入れます。



しかし、ゲートの中に入ってみるとなんと長蛇の列がすでにできていました。
この段階で40分待ちだそうです。



やっとの思いで中に入りましたが、当然写真の撮影はご法度です。

二人は前に興福寺展を観に来たことがあるので建物の中で迷うことはありません。
あの時は目玉の「阿修羅像」を堪能しました。

今回の目玉は螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)ですね。
この細工は本当に緻密で美しく文吉でも感動しました。
この琵琶は現代の名工、匠の職人さん達が再現し、模造品を作っております。
その制作過程を録画したビデオが流れており、それを観るだけでも来たかいがあったと思いました。
琵琶というのは裏側がもっと丸みがあるのかと思っていましたが、これは裏が平たく、まるで三味線のようでした。
妻はその辺がちょっとガッカリしたみたいですが。

二番目に文吉が感動したのは黄熟香(おうじゅくこう)です。
天下人の心を焦がした香り「蘭奢待(らんじゃたい)」の名で知られる天下の名香です。
足利義政や織田信長、近代になっては明治天皇が行幸した折に切り取っています。

この木の一部を切り取って香として匂いを嗅ぐことは天下人たちにとってステータスシンボルだったんですね。
織田信長の切り取った部分に顔をぐっと近づけて少しでも匂いが嗅げればなあと文吉は思いました。
でも、ガラスのケースに鼻をぶつけてしまいました。

これらの感動を忘れないようにソファに座ってメモ帳に書き込んでいたら、係りのお姉さんが近づいてきました。
「ここではボールペンは使用禁止です」と言ってゴルフの時に使う鉛筆の芯がついたしおり型のペンをいただきました。
心無いものがボールペンなどで落書きすることがあるんでしょうね。困ったものです。

妻が特に気に入ったのは伎楽面 酔胡王(ぎがくめんすいこおう)です。
伎楽とは、中国南部(呉)に由来するセリフを伴わない音楽劇です。
酔っぱらった胡(こ)の国(ペルシアをはじめとした西アジア)の王様が従者を従えて舞い踊る演目に用いられた酔胡王(すいこおう)の伎楽面は、はるかシルクロードを旅してきたお面ですね。

出口付近にきて、宝物庫の模造品があり、ここで初めて写真を撮ることができました。





国宝を封じ込めるにはちゃちな鍵ですが、この鍵も古からの宝物なのです。


12:40
宝物展をでました。



これだけのお宝を堪能したらお腹も減りました。
近くのベンチに腰掛けてお弁当をいただきます。
本当はせっかくだから上野駅界隈で何か美味しい店でも探して食事しようかと思っていたのですが、文吉が夜勤のためにあまり時間をかけることができません。
だったら、久しぶりにお弁当を作っていこうと妻が頑張ってくれたのです。












本当に時間がありません。
この後はまっすぐに家に帰って、着替えたら文吉はトンボ帰りで仕事へと向かったのでありました。

国宝、重要文化財を多数観て楽しめた余韻も何もあったもんではありませんね。


バイバイ








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本当に自由にのびのびとやらせてもらっています。
でも、その陰には妻の献身的な努力と協力があるのです。
決してこの気持ちを忘れているわけではありませんよ。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (betukimi)
2019-10-28 09:53:37
おはようございます!
流星号にもちょっと乗っての国宝鑑賞。
素敵ですねぇ!ちょっと日常から離れて
ご夫婦で束の間の時間を過ごすなんて羨ましいです。

実は私も…オードリーヘップバーンの写真展示会に行ってきました!もちろん、1人で笑
返信する
リフレッシュできましたか (文吉)
2019-10-29 03:15:10
betukimiさん、コメントありがとうございます。
オードリーと言えば春日と若林のお笑いコンビですね。
すいません、軽いボケが入っています。

ヘプバーンは文吉も好きです。
「ローマの休日」は映画館で1度、ビデオを2度観ています。
あの映画の影響で若いころにはベスパのバイクを欲しいと思ったこともありますが、外車は高いのでホンダのダックスというバイクを買って妻と二人乗りしていました。
今思えば70ccのバイクで良く江の島まで行けたもんだと思います。

今、文吉はキャンプに来て、テントの中でこの返信を書いています。
もちろん一人で。
帰ったらブログを更新します。
お陰様でリフレッシュできています。
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歴史 (oz131)
2019-10-29 21:50:46
歴史的なものを見るとその時代を想像したりとロマンを感じるときが多々あります。
奥さんの趣味も文吉さんのバイク同様に素晴らしいです。
弁当持参でピクニックもコンプリートですね。
でもそのあとのお仕事は大変だったと思います。お疲れさまでございます。
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本当に疲れます (文吉)
2019-10-30 04:33:16
oz131さん、コメントありがとうございます。
肉体的に見たら、文吉は還暦過ぎたお爺さんですから、疲れないはずがないわけです。
しかも、今は人が足りなくて休みが月に2日しかないんですから。
でものね、文吉の脳みそは「遊びでは疲れない」という風に考えることにしているんです。

でないと、せっかくの休みの日に何もできなくて家でゴロゴロして過ごさなくてはいけないから。
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仲むつまじい (りー)
2019-10-30 14:31:47
文吉さん、こんにちは。
本当に文吉さんのところは仲が良いんですね。
うらやましいです。
忙しいお仕事の合間を見て、奥様のためにでかけるなんて、本当にすごいことです。

家の主人は歴史的なものは意外と好きなくせに、休みの日に外へ出ることはいやがります。
まして私と二人で出掛けたことなんて、まずありません。
下の子が今年小学校卒業したときくらいです。
この差はなんなんでしょう。
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怖いから (文吉)
2019-10-30 19:50:35
りーさん
コメントありがとうございます
文吉の家では妻のご機嫌を損ねるのはご法度です。
三度のご飯が食べられなくなるし、小遣いが貰えなくなります。
文吉がいくら一生懸命働いても、給料は振込みなので、妻の管理下にありますから。
だったら、妻に媚びてお小遣いを減らされないようにしないと。

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私も見たいです (りーとも)
2019-11-01 11:09:16
正倉院展はテレビでやってました
いいですね私も見たいです
上野はものすごいよい天気ですね青空がきれい
でも40分も並ばないといけないのはつらいです
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お早めに (文吉)
2019-11-02 22:17:04
りーともさん、コメントありがとうございます。
正倉院展は11月24日までやっておりますので、お早めに観に行かれることをお勧めします。
文吉たちが観に行ったのは即位の礼の翌日だったので、40分待ちになりましたが、普段はそれほどではないのかもしれません。
たぶん、いや、もしかしたら、まあ、行ってみないとわかりませんね。
でも、それでも行くだけの価値はあると思いますよ。
実は文吉夫婦も後日NHKの特別番組をみて、新たに勉強になったことがありました。
もう一度いけるものなら行ってみたいと思います。
でも、たぶん、いや、無理でしょうけどね。

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