文吉の故郷は長崎、ポン吉の故郷は東京の下町、そして温泉吉さんの故郷はと言いますと、・・・
今回は長いので2部構成でお送りします。
いつも仕事に追われている割には実入りが少ない極貧文吉にとりまして、3連休をとることができたのはまさに奇跡と言っても過言ではありません。
たぶん、今の仕事を続けている限り、今年はもう三連休が取れることはないだろうなと思っています。
たとえ、クリスマスや年末、年始といえども休ませてくれるような職場では無いのです。
しかも、それが世間でいうところの「シルバーウイーク」の期間中というのは本当にありえないくらいの奇跡なのです。
これはきっと日ごろの文吉の行いに対して神様がご褒美を与えてくださったのでしょう。
さて、それほど貴重な休みをせっかくもらったのにどこにも行かなかったらそれこそ神様の罰が当たるというものです。
これはポン吉を誘って計画を立てなくては。
そう思ってみても、実際にはいろいろとハードルがあります。
1、ポン吉は原付しかもっていないので、長距離は難しい。
2、ポン吉は運動不足なので、体力的に三日間走りつづけるのは難しい。
3、ポン吉は飲んだくれなので、酒なしでは二日目に禁断症状がでてしまう。
つまりはポン吉と行かなければいいだけじゃん。
って、薄情なことは心優しい文吉にはできません。
そこへ救世主のごとく現れたのが温泉吉さんです。
彼はこのブログには初登場の人物ですが、(コメントは何度もいただいております)文吉とは古い付き合いで、一緒にジムで汗を流したりすることもあるスポーツマンです。
体型はどちらかと言うとポン吉タイプですが、粘りと根性は雲泥の差があります。
さすがは米どころ新潟県の出身だけのことはあります。
温泉吉さんが加わることによって、楽しみ方のバリエーションが飛躍的にアップするはずです。
しかも、バイクは持っていない温泉吉さんですが、その代わりに車を出してくれるというのです。
これなら上の三つのハードルは難なくクリアできそうです。
そんなわけで今回は「バイクツーリング」ではなくて「車でのドライブ」ということになりました。
2015年09月19日(土)晴れ
数日前には関東地方は記録的な大雨で、茨城県では鬼怒川の堤防決壊で多数の家が水没するという大水害が発生しました。
被害に遭われた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
また、おとといから昨日の朝までの雨で二次災害等を心配していたのですが、今朝は青空が広がっています。
きっとお天気の神様が文吉が出かけるというので、配慮してくれたのでしょう。
かねてからの打ち合わせでは、12:00に文吉のマンションを出発するということになっていました。
まあ、冷静沈着な温泉吉さんはともかく、あのポン吉のことですから、ここは保険をかける意味で9:30に電話してみました。
めずらしく起きていたようで、11:00に家を出てバスで向かうとのことです。
これなら問題はないですね。
11:55
二人からの連絡を待っていたのですが、文吉のスマホは沈黙のままです。
気になってポン吉に電話してみたら、とっくに文吉のマンション下で待っているとのこと。
普通なら「着いたよ」って連絡してくれるところですが、まあ、ポン吉にはポン吉なりの理屈があるようです。どうでも良いけど。
やがて、12時を大きく過ぎたころに温泉吉さんから電話が入りました。
「今、向かっているのでしばらく待ってくれ」とのこと。
車を出してくれる温泉吉さんのことなので、仕方ない。なにか、出がけに突然のアクシデントでもあったのでしょう。
12:30
そんなこんなで、最初からつまづいたドライブですが、仕切り直して出発します。
12:55
関越自動車道「所沢IC」からいきなり高速走行です。
安全運転には絶大なる自信のある温泉吉さんの運転は実にゆったり。左車線から1mmもはみ出すことはしません。
さすがは、免許取って数十年間、無事故、無違反だけのことはあります。
後部座席に座っているポン吉は車が走り出してから、急に無口になっています。
珍しいなと助手席の文吉が振り向いたら、いびきをかいています。
文吉の予定では途中のSAで休憩をとりながら、昼食を済ませようと思っていました。
でも、体力には自信のある温泉吉さんは「一気に新潟まで休みなしでも大丈夫」といいます。
その理由が「すでに昼食をすませてから来たから」というので、少しムカつきました。
14:40
そんなこんなで赤城高原SA到着。
やっぱり、休憩は必要でしょう。飲まず食わずで我慢していた文吉はお腹がペッチャンコです。
ポン吉だって同じでしょう。と思ってポン吉のお腹を見たら、あれれ、違うのかな・・・
高速で食事と言ったら「うどん」ですね。文吉のゲン担ぎです。
<01:山菜うどん550円>
16:10
「六日町IC」で高速をおります。
やっぱり車は楽ですねえ。まるで走るソファです。全然疲れません。
これが文吉のバイクならここまで来るのに最低でも5回は休むところです。
16:20
インターチェンジからわずか10分足らずのところで、温泉吉さんの実家に到着。
お母さんが優しく迎えてくれました。
どこか文吉の母親にも似ているような、絵にかいたような日本の田舎のお母さんです。
遠慮なく上がらせてもらうと、居間には温泉吉さんの大学時代の写真や数々の症状が飾られています。
実は温泉吉さんは大学時代に空手部だったのですね。
「ふーん。二段なんだ。すごいねえ」文吉は免状のようなものを見てつぶやきました。
「それは、ソロバンです」なんと、温泉吉さんは空手だけでなく、算盤まで有段者だったんですね。
18:30
旅の汗を流そうと三人は近くの温泉にやってきました。
最初に行ったところは旅館を兼ねており、今日は自転車の団体さんの貸し切りになっているらしく入れませんでした。
でも、玄関先ですごいものを見つけました。
<02:パンダのはく製>
ポン吉が食い入るように見つめています。「おい、あれはお前とは違う種類だからな」
続いていったのは一軒の温泉館。
<03:萌木園「さくり温泉健康館」>
入り口で一人450円払って入ると、中は湯船が二つあって、ひとつは上がり湯になっています。
地元の人たちも含めて10人ほど入っていますが、カランは5人分しかなくて順番待ち状態です。
それでも、やっぱり温泉は良いもんですね。落ち着けます。
無味、無臭の単純アルカリ温泉です。
風呂から上がると大広間で休憩もできるのですが、時間の無駄なのでそのまま温泉吉さんの実家へ直行します。
空には三日月(だと思う)が北西の空にポツンと浮かんで、明日も晴れることを約束してくれました。
19:50
温泉吉さんの実家では、お母さんが腕によりを振るったごちそうのオンパレードです。
ほんの一部分だけを披露しますね。
特に煮物が絶品です。色んなものが入っています。
ナス、ゼンマイ、ジャガイモ、カマボコ、ニンジン、タケノコ・・・・
<04:お母さんの手料理>
ここ、新潟と言えば銘酒「八海山」が欠かせませんね。
あいにく下戸の文吉は飲むことができませんが、名前だけは知っています。
<05:八海山>
23:50
話もつきないのですが、酒が入ると俄然テンションがあがります。
でも、眠さに勝てない文吉はそろそろ寝ることを提案しました。
二階に二つ敷かれた布団でポン吉と文吉が寝て、温泉吉さんは一階で眠ります。
おやすみなさい・・・
2015年09月20日(日)晴れ
05:05
本当は1時間ほど前から目は覚めていたのですが、一階でお休みの温泉吉さんとお母さんを起こしては悪いので、じっと我慢していました。
何に我慢していたかって?
それは秘密です。
隣で寝ているポン吉のイビキには慣れていたはずですが、飲んだあとのイビキがこんなにすごいなんて・・・おっと、これは秘密です。
とにかく、幸せそうによく寝ているポン吉を起こすのは忍びないので、そっと起きだして散歩に出かけました。
外に出てみると周りはのどかな田園風景。
ここは新潟県南魚沼市。そうです。日本一の米どころですね。
ここのコシヒカリを食わずして日本の米を語ることはできません。
それほど、この辺りは他に何もない良いところです。
都会育ちのポン吉は「俺は田舎が無いから、田舎のあるやつが羨ましい」と口癖のように言いますが、・・・まだ寝ています。
<06>
<07>
<08>
用水路を流れる水が実に清らかです。試しにちょっと手を入れてすくって少し口に含んでみました。
少し甘みがあって、このままでも飲み水として使えるくらいの良い水です。
<09>
田んぼの端には蕎麦も植えられています。もう少ししたら「新蕎麦」が食べられんですね。
きっとうまいに違いありません。
<10>
<11>
<12>
ひととおり散歩を済ませて帰ると、ポン吉も起きていました。
「お前も散歩に行ってみたら?」
「面倒くさい」
わかっていたけどね。
一階におりたら、お母さん手作りの朝食ができていました。
その中にポン吉も文吉も見たことのない、おかずがありました。
一見、コンニャクだと思って口に入れたら全く別物の味です。でも、うまい。
<13 えご>
これは「エゴ」といって、心太(ところてん)のようなものです。
調べてみたら、新潟地方の海藻からできていました。
朝ご飯をいただいたら、名残惜しいのですが次の目的地に行かなくてはいけません。
見送りに玄関前まで来てくれたお母さんを入れて4人で記念写真をパチリ。
<14>
10:20
温泉吉さんの実家を出発します。
のどかな田園風景を走っていたら、道の駅「みなみうおつ」を発見。
ちょっと降りてみます。
地元で採れた野菜類や米、みそ、惣菜などがたくさん売られています。
どれも新鮮でおいしそうです。
今日の夜はキャンプを予定しているので、コシヒカリの新米1kgと、お昼用に「おこわ」等を買って出発します。
11:21
関越自動車道「湯沢IC」から高速道路に乗り込みます。
途中の「赤城高原SA」でトイレ休憩をしてすぐに出発します。
赤城高原といえば「コロトン」で有名ですよね。えっ、知らない?
<15>
ほら、こんなに人気者なんですよ。
ポン吉が食い入るように見つめています。「おい、あれはお前とは違う種類だからな」
12:23
関越自動車道「赤城IC」を降りて、下道をとおります。
13:20-13:50
中之条まで来たところで、ベイシア(スーパー)発見。
ちょっと買い出しをします。
15:00
今日の宿泊地でもある「尻焼温泉」到着。
早速、川の湯へ行ってみました。
そして、驚きました。
<16>
文吉は今までここに百回は来ていると思いますが、こんな状態は初めてです。
いかに先日の豪雨がすごかったかがわかりました。
うすうす予想はしていたもののまさか、こんなだったとは。
これでは入ることができません。
とりあえず、記念の写真をパチリ
<17>
そして、せっかくなので「ほったて小屋の湯」(文吉が勝手に名付けています)に入りました。
駐車場横の文吉たちのベースキャンプにもどって、三人で作戦会議をひらきました。
「とりあえず腹が減っては戦ができぬ」ということで、おこわと惣菜で腹ごしらえをします。
<18>
<19>
どんなことがあっても、「食う、寝る、飲む」のどれかをしている時のポン吉は無敵です。
いつの間にか顔のモザイクが「星」になっていました。
<20>
作戦会議の結果、ここにいる必要がなくなったので、予定を変更してすぐに移動します。
関越自動車道「渋川伊香保IC」から高速走行をします。
18:09
「花園IC」を降りて、少し走ると「カワセミキャンプ場」に到着しました。
テントを張り終えるころにはもう、薄暗くなっています。
・・・つづく
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【文吉からのお願い】
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今回は長いので2部構成でお送りします。
いつも仕事に追われている割には実入りが少ない極貧文吉にとりまして、3連休をとることができたのはまさに奇跡と言っても過言ではありません。
たぶん、今の仕事を続けている限り、今年はもう三連休が取れることはないだろうなと思っています。
たとえ、クリスマスや年末、年始といえども休ませてくれるような職場では無いのです。
しかも、それが世間でいうところの「シルバーウイーク」の期間中というのは本当にありえないくらいの奇跡なのです。
これはきっと日ごろの文吉の行いに対して神様がご褒美を与えてくださったのでしょう。
さて、それほど貴重な休みをせっかくもらったのにどこにも行かなかったらそれこそ神様の罰が当たるというものです。
これはポン吉を誘って計画を立てなくては。
そう思ってみても、実際にはいろいろとハードルがあります。
1、ポン吉は原付しかもっていないので、長距離は難しい。
2、ポン吉は運動不足なので、体力的に三日間走りつづけるのは難しい。
3、ポン吉は飲んだくれなので、酒なしでは二日目に禁断症状がでてしまう。
つまりはポン吉と行かなければいいだけじゃん。
って、薄情なことは心優しい文吉にはできません。
そこへ救世主のごとく現れたのが温泉吉さんです。
彼はこのブログには初登場の人物ですが、(コメントは何度もいただいております)文吉とは古い付き合いで、一緒にジムで汗を流したりすることもあるスポーツマンです。
体型はどちらかと言うとポン吉タイプですが、粘りと根性は雲泥の差があります。
さすがは米どころ新潟県の出身だけのことはあります。
温泉吉さんが加わることによって、楽しみ方のバリエーションが飛躍的にアップするはずです。
しかも、バイクは持っていない温泉吉さんですが、その代わりに車を出してくれるというのです。
これなら上の三つのハードルは難なくクリアできそうです。
そんなわけで今回は「バイクツーリング」ではなくて「車でのドライブ」ということになりました。
2015年09月19日(土)晴れ
数日前には関東地方は記録的な大雨で、茨城県では鬼怒川の堤防決壊で多数の家が水没するという大水害が発生しました。
被害に遭われた方々に心よりお悔やみ申し上げます。
また、おとといから昨日の朝までの雨で二次災害等を心配していたのですが、今朝は青空が広がっています。
きっとお天気の神様が文吉が出かけるというので、配慮してくれたのでしょう。
かねてからの打ち合わせでは、12:00に文吉のマンションを出発するということになっていました。
まあ、冷静沈着な温泉吉さんはともかく、あのポン吉のことですから、ここは保険をかける意味で9:30に電話してみました。
めずらしく起きていたようで、11:00に家を出てバスで向かうとのことです。
これなら問題はないですね。
11:55
二人からの連絡を待っていたのですが、文吉のスマホは沈黙のままです。
気になってポン吉に電話してみたら、とっくに文吉のマンション下で待っているとのこと。
普通なら「着いたよ」って連絡してくれるところですが、まあ、ポン吉にはポン吉なりの理屈があるようです。どうでも良いけど。
やがて、12時を大きく過ぎたころに温泉吉さんから電話が入りました。
「今、向かっているのでしばらく待ってくれ」とのこと。
車を出してくれる温泉吉さんのことなので、仕方ない。なにか、出がけに突然のアクシデントでもあったのでしょう。
12:30
そんなこんなで、最初からつまづいたドライブですが、仕切り直して出発します。
12:55
関越自動車道「所沢IC」からいきなり高速走行です。
安全運転には絶大なる自信のある温泉吉さんの運転は実にゆったり。左車線から1mmもはみ出すことはしません。
さすがは、免許取って数十年間、無事故、無違反だけのことはあります。
後部座席に座っているポン吉は車が走り出してから、急に無口になっています。
珍しいなと助手席の文吉が振り向いたら、いびきをかいています。
文吉の予定では途中のSAで休憩をとりながら、昼食を済ませようと思っていました。
でも、体力には自信のある温泉吉さんは「一気に新潟まで休みなしでも大丈夫」といいます。
その理由が「すでに昼食をすませてから来たから」というので、少しムカつきました。
14:40
そんなこんなで赤城高原SA到着。
やっぱり、休憩は必要でしょう。飲まず食わずで我慢していた文吉はお腹がペッチャンコです。
ポン吉だって同じでしょう。と思ってポン吉のお腹を見たら、あれれ、違うのかな・・・
高速で食事と言ったら「うどん」ですね。文吉のゲン担ぎです。
<01:山菜うどん550円>
16:10
「六日町IC」で高速をおります。
やっぱり車は楽ですねえ。まるで走るソファです。全然疲れません。
これが文吉のバイクならここまで来るのに最低でも5回は休むところです。
16:20
インターチェンジからわずか10分足らずのところで、温泉吉さんの実家に到着。
お母さんが優しく迎えてくれました。
どこか文吉の母親にも似ているような、絵にかいたような日本の田舎のお母さんです。
遠慮なく上がらせてもらうと、居間には温泉吉さんの大学時代の写真や数々の症状が飾られています。
実は温泉吉さんは大学時代に空手部だったのですね。
「ふーん。二段なんだ。すごいねえ」文吉は免状のようなものを見てつぶやきました。
「それは、ソロバンです」なんと、温泉吉さんは空手だけでなく、算盤まで有段者だったんですね。
18:30
旅の汗を流そうと三人は近くの温泉にやってきました。
最初に行ったところは旅館を兼ねており、今日は自転車の団体さんの貸し切りになっているらしく入れませんでした。
でも、玄関先ですごいものを見つけました。
<02:パンダのはく製>
ポン吉が食い入るように見つめています。「おい、あれはお前とは違う種類だからな」
続いていったのは一軒の温泉館。
<03:萌木園「さくり温泉健康館」>
入り口で一人450円払って入ると、中は湯船が二つあって、ひとつは上がり湯になっています。
地元の人たちも含めて10人ほど入っていますが、カランは5人分しかなくて順番待ち状態です。
それでも、やっぱり温泉は良いもんですね。落ち着けます。
無味、無臭の単純アルカリ温泉です。
風呂から上がると大広間で休憩もできるのですが、時間の無駄なのでそのまま温泉吉さんの実家へ直行します。
空には三日月(だと思う)が北西の空にポツンと浮かんで、明日も晴れることを約束してくれました。
19:50
温泉吉さんの実家では、お母さんが腕によりを振るったごちそうのオンパレードです。
ほんの一部分だけを披露しますね。
特に煮物が絶品です。色んなものが入っています。
ナス、ゼンマイ、ジャガイモ、カマボコ、ニンジン、タケノコ・・・・
<04:お母さんの手料理>
ここ、新潟と言えば銘酒「八海山」が欠かせませんね。
あいにく下戸の文吉は飲むことができませんが、名前だけは知っています。
<05:八海山>
23:50
話もつきないのですが、酒が入ると俄然テンションがあがります。
でも、眠さに勝てない文吉はそろそろ寝ることを提案しました。
二階に二つ敷かれた布団でポン吉と文吉が寝て、温泉吉さんは一階で眠ります。
おやすみなさい・・・
2015年09月20日(日)晴れ
05:05
本当は1時間ほど前から目は覚めていたのですが、一階でお休みの温泉吉さんとお母さんを起こしては悪いので、じっと我慢していました。
何に我慢していたかって?
それは秘密です。
隣で寝ているポン吉のイビキには慣れていたはずですが、飲んだあとのイビキがこんなにすごいなんて・・・おっと、これは秘密です。
とにかく、幸せそうによく寝ているポン吉を起こすのは忍びないので、そっと起きだして散歩に出かけました。
外に出てみると周りはのどかな田園風景。
ここは新潟県南魚沼市。そうです。日本一の米どころですね。
ここのコシヒカリを食わずして日本の米を語ることはできません。
それほど、この辺りは他に何もない良いところです。
都会育ちのポン吉は「俺は田舎が無いから、田舎のあるやつが羨ましい」と口癖のように言いますが、・・・まだ寝ています。
<06>
<07>
<08>
用水路を流れる水が実に清らかです。試しにちょっと手を入れてすくって少し口に含んでみました。
少し甘みがあって、このままでも飲み水として使えるくらいの良い水です。
<09>
田んぼの端には蕎麦も植えられています。もう少ししたら「新蕎麦」が食べられんですね。
きっとうまいに違いありません。
<10>
<11>
<12>
ひととおり散歩を済ませて帰ると、ポン吉も起きていました。
「お前も散歩に行ってみたら?」
「面倒くさい」
わかっていたけどね。
一階におりたら、お母さん手作りの朝食ができていました。
その中にポン吉も文吉も見たことのない、おかずがありました。
一見、コンニャクだと思って口に入れたら全く別物の味です。でも、うまい。
<13 えご>
これは「エゴ」といって、心太(ところてん)のようなものです。
調べてみたら、新潟地方の海藻からできていました。
朝ご飯をいただいたら、名残惜しいのですが次の目的地に行かなくてはいけません。
見送りに玄関前まで来てくれたお母さんを入れて4人で記念写真をパチリ。
<14>
10:20
温泉吉さんの実家を出発します。
のどかな田園風景を走っていたら、道の駅「みなみうおつ」を発見。
ちょっと降りてみます。
地元で採れた野菜類や米、みそ、惣菜などがたくさん売られています。
どれも新鮮でおいしそうです。
今日の夜はキャンプを予定しているので、コシヒカリの新米1kgと、お昼用に「おこわ」等を買って出発します。
11:21
関越自動車道「湯沢IC」から高速道路に乗り込みます。
途中の「赤城高原SA」でトイレ休憩をしてすぐに出発します。
赤城高原といえば「コロトン」で有名ですよね。えっ、知らない?
<15>
ほら、こんなに人気者なんですよ。
ポン吉が食い入るように見つめています。「おい、あれはお前とは違う種類だからな」
12:23
関越自動車道「赤城IC」を降りて、下道をとおります。
13:20-13:50
中之条まで来たところで、ベイシア(スーパー)発見。
ちょっと買い出しをします。
15:00
今日の宿泊地でもある「尻焼温泉」到着。
早速、川の湯へ行ってみました。
そして、驚きました。
<16>
文吉は今までここに百回は来ていると思いますが、こんな状態は初めてです。
いかに先日の豪雨がすごかったかがわかりました。
うすうす予想はしていたもののまさか、こんなだったとは。
これでは入ることができません。
とりあえず、記念の写真をパチリ
<17>
そして、せっかくなので「ほったて小屋の湯」(文吉が勝手に名付けています)に入りました。
駐車場横の文吉たちのベースキャンプにもどって、三人で作戦会議をひらきました。
「とりあえず腹が減っては戦ができぬ」ということで、おこわと惣菜で腹ごしらえをします。
<18>
<19>
どんなことがあっても、「食う、寝る、飲む」のどれかをしている時のポン吉は無敵です。
いつの間にか顔のモザイクが「星」になっていました。
<20>
作戦会議の結果、ここにいる必要がなくなったので、予定を変更してすぐに移動します。
関越自動車道「渋川伊香保IC」から高速走行をします。
18:09
「花園IC」を降りて、少し走ると「カワセミキャンプ場」に到着しました。
テントを張り終えるころにはもう、薄暗くなっています。
・・・つづく
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コメントありがとうございます。
デートという表現が適切かどうか。
知らない人が見たら誤解しそうなので、ここはきっちりしておきますが、文吉とポン吉、温泉吉さんの間には恋愛関係は存在しませんから。
ただの腐れ縁で一緒に旅しているだけです。
コメントありがとうございます。
今回の旅でつくづく思ったのは、「車は楽だ」ということでした。
でも、どうやら文吉はバイク旅の方が性に合っているみたいです。
今度がいつのことになるやらわかりませんが、もし、また三連休がとれたとしたら、バイクで出かけることを選びたいと思いました。
プロさんバイクの免許取得はもう、やめたのですか。
コメントありがとうございます。
何か文吉の写真の数にお疑いを持っているようですね。
すでに削除した写真が200枚くらいはあると思うけど、
残りの写真をすべてメールでオリジナルサイズで送りましょうか?
たぶん、携帯で受信すると3日くらいはかかると思うし、その前にメモリーがパンクして大変なことになりそうだけど。
そんなのは文吉の知ったことではないので。
あと、テントの夜にポン吉と二人で何をしていたかは、早く寝たのでわかりません。
あんなことや、こんなことをやっていたんですね。
知りませんでした。
恥ずかしいことも、変態なこともやっていたんですか。
いつから二人はそういう関係になったのか知りませんが、奥さんを泣かせるようなことはやめてくださいね。
「うちの人、男ができたのよ。それも相手はタヌキなのよ」
なんてことになったら、奥さんや子供さんがかわいそうです。
コメントありがとうございます。
アクシデントは文吉が知らないうちに夜中にあったようです。
それ以外は対してありませんでしたね。
昼間文吉が行動しているときはポン吉は寝ていただけだし、夜になると二人は飲んだくれてよいこの文吉は早くに寝ただけですから。
今回はのどかな田園風景でほのぼのとしていますね。
私の田舎も田んぼがたくさんあります。
銘柄は「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」が主流です。
ご存知とは思いますが、福島産の米は放射能の「全量全袋検査」を実施して市場に出ていますので、絶対に安全なんですよ。
ポン吉さんは相変わらず良く寝て、良く食べて、さらに良く飲んでいるんですね。
新潟の美味しいお米もさぞやたんと召し上がったんでしょうね。
後半が楽しみです。
コメントありがとうございます。
福島産の米が全量全袋検査の上で市場に出回っていることは知っていますよ。
米という字は「八十八」の苦労をすると言われていますね。放射能問題のせいでさらに福島の農家の皆様のご苦労が増えたわけですね。
本当にに感謝しながらいただきたいものです。
それに比べてこの二人は飲んだくれてせっかくの米を食わずじまいのキャンプになってしまいました。
ああ、これは後半の予告になってしまいました。
ポン吉に関しては14,17の写真は立っているので意識して少しお腹をへこましていますが、20の写真では油断していたようです。
シャツのボタンがかわいそうですね。