7月から放送開始したアニメ。ラスボス女王は安心してみれる。もう一つのアニメで気になっているのが、わたしの幸せな結婚というアニメ。時代背景が明治、大正初期という事で、夏目漱石好きの自分にはどストライク。中学生の時、学校の図書館にハンディタイプの夏目漱石全集が入り、貪る様に読んだ。夏目漱石の活躍した時代が明治後期〜大正初期で、この作品とモロに同じ時代。という事でこの作品はその時代の風俗が出てくるので、心情的にマッチするのだ。自分は昭和の高度成長期の生まれで日本が元気だった頃を覚えている。その当時は明治生まれのお年寄りも多数健在で、明治、大正、昭和一桁の人達が戦後の日本を作り上げた。昭和までは時代の連続性があったと思う。バブル崩壊が平成に入ってすぐで、阪神大震災、地下鉄サリン事件で日本の変質が決定的になった。話が逸れたが、わたしの幸せな結婚、には
そう言った古き良き日本が出てくる。主人公の相手役の久堂氏は帝国陸軍の軍人だが
明治大正期の軍人は当時のエリートで、戦後の自虐史観から解放された目で見れば当時の日本はアジアの雄だった。
そんな時代を背景に持つこの作品は確かに純愛を描いた小説ではあるが、異能という超能力や式神等が出てくるファンタジーノベルの要素もある。男の自分が読んでも充分に楽しめる。人気作なので中古での入手は難しいかも。2巻で一区切りつくのでとりあえず2巻まで買って読んでみても損は無い。アニメもスポンサーが大手で出来も素晴らしい。サブスクとかで見てみることをおすすめする。