認知症だったが、可愛い認知症で、興奮したり徘徊したりは全く無し。性格が優しいから、いつも楽しく介護していた。
この2年半の間に、何度も肺炎を起こして
その度に自宅で抗生物質の点滴をして復活して来ていた。今回もそのパターンだと思っていたが、ゾシンという抗生物質の点滴で薬疹が出て、急遽薬剤変更。抗アレルギー剤の注射をした。血液検査でBNPという心不全のマーカーが高いと言われ、利尿剤を勧められた。内服させたら次の日いつもの2倍の量の排尿。慌てて利尿剤を中止したが、そしたら無尿になってしまった。
そこから無尿乏尿が改善せず、急性腎不全になってしまう。自宅介護では透析もできず、とうとう13日の朝、帰らぬ人になってしまった。
お母さんとの20年以上の同居生活を顧みると、一緒に自転車でスーパーまで買い物に行ったり、通院する僕に付き添いをしてくれたり。25才時に実母を亡くした僕には実の母のように接してくれた。
本当に優しいいいお母さんでした。
お母さんあの世でお父さんと仲良くね。
これからも見守っていてね。