本格的な暑さにはまだ早いですが、今晩は、身近で実際にあった、まるで背中にひやむぎを垂らされたような、そんな話をしましょう。
これは知り合いの話なのですが、そのひとは数年前にユーチューブチャンネルを開設しました。自作ゲームやかわいいペットの動画を数点、投稿していたそうです。
その再生回数を見てみると、26回、14回、7回、5回・・・、これ以上は怖くて言えません。
しかし、そのなかにひとつだけ、わずかづつですが再生回数が日に日に伸びている動画があることに気づいたといいます。それは、「その女、くノ一2」という自作ゲームで、くノ一がミスするたびに「くのいっちんぐ!」ポーズをするというものでした。
不思議に思ったYKさん(仮名)は、その動画の再生回数を日々チェックするようになります。
いつしか、その再生回数は、一万を超え、一万三千回を超えました。そりゃ、たしかに自身でみている分もあるけれど、それだけではこの数字は説明がつきません。
伸びるはずのないものが伸びている。暗闇で人知れず日本人形の髪の毛が伸びていくように・・・。
そんな光景が頭に浮かびあがったYKさんは、背中に一筋、何か冷たいものが伝っていくのを感じ、ぞわっと身震いしました。
誰かに見られている? そんな、はずは・・・。
背後に気配を感じる気さえして、振り向こうにも振り向けません。
そして、何かの予感がしたのか、彼の目はある部分にクギづけになりました。
6だったはずのチャンネル登録者が7に増えてる・・・。
こっ、こわい~っ!?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます