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父に貸していた「日の名残り」が読み終わったようなので、またカズオ・イシグロの本を二冊渡した。
一週間もあれば読み終わるだろうと次に何を貸すかまで考えていたのだが、思いの他日が経っていた。
そういう自分だって、音読しているせいもあるけど、日に数ページしか読んでないけどね。
自分のペースで読めるのが読書のよいところではあるが。
実は、ずいぶん前に読み終わっていて読み返していたんだって。
最近の「相棒」は、話がしちめんどくさくなり過ぎていて、いっしょにみている両親も困惑ぎみ。
なぜか子供時代、暗い絵がいい絵なんだと思い込んで、なんでも暗い色を塗っていたのを思い出すよ・・・ん?
そこへいくと、BSでまた放送されている「コロンボ」は、はじめから犯人が明かされているから視聴者にも優しい。
見ている方が置いてきぼりをくらうこともないし、終わる間際になってひょんなところから真犯人がひょっこり現れることもない。
コロンボ見るなら、コロンボ自身がコロンボであることを意識し過ぎてない旧シリーズがいいかな。
こんなご時世だから、再放送にたえうる作品なのか質が試されてるかもね。
他が特別篇という名の再放送でしのぐ中(なかには〇〇編とすら名乗らぬ、いさぎよいツワモノもいるようだ)、新作がみれていた「警視庁捜査一課長」もついにリモート捜査だって!?
あれ? そっちの世界もコロナなんですか?
お約束の展開、スイーツにちなんだあだ名や本田博太郎の刑事部長シーンなどツッコミ要素が多めだが、「そんな刑事部長おらん!」なんて、そんなあたりまえの事を言うのは野暮というもの。
実際、渦中に賭けマージャンしている検事長はいるけどね。
これがドラマの中の話だったら、逆に「そんな検事長いるかよ!」ってツッコミいれてたかも。
事実は常に小説を越えてくるな。
何があたりまえかわからなくなってきたよ。
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