ノーベル賞受賞以来、カズオ・イシグロづいている。
「忘れられた巨人」「日の名残り」ときて、今「充たされざる者」を読んでいる。
小説を読んでいて不思議なのは、延々としゃべり続けるひとがいる事。役者泣かせだな。
ちょっとした首相の所信表明演説ぐらいは、ひとりでしゃべっているのではないだろうか。
これには、橋田壽賀子もビックリですよ。
録画しておいた「シン・ゴジラ」をながら見してみた。
ゴジラが何やら口に注入されて凍結するだが、それにしても、あんなに都合よい場所に2度も口を開けて倒れるものだろうか。
あたりはビルが倒れて(倒した)瓦礫が散乱している訳で、いくらアームが長いといっても、あの特殊車両群は近づく事さえ難しいのでは?
今まで暴れまくっていた怪獣が、何故かおとなしく歯医者さんの椅子に座っちゃって、「あーん。」と口を開けて治療を受けてるような。
なんだか「君よ憤怒の河を渉れ」の熊出没くらい都合のいいゴジラだなあ。
(こちらの熊さん、作り物感満載で、まさかの2度目の登場。その結果、健さんが窮地を脱するという・・・。)
最悪の結果にならず、とりあえずゴジラが止まってよかったけどね。
この後、どうすんだろ。
「忘れられた巨人」「日の名残り」面白かったですか?
それほどカタぐるしいという訳でもないです。
「忘れられた巨人」は、鬼や龍が出てくるという事でファンタジーといえるけれども現実世界を比喩しているのようでした。
「私を離さないで」も以前読みましたよ。
イシグロ氏は何を書いても日本人という事を引きあいに出されるが嫌でいろんな設定で書いているらしいですね。
おすすめは「日の名残り」かな。
zebrafinchさんは、きっと相変わらず旺盛に読書してるんだろうなあ。