思い付きブログ

右に2万キロ行った人と左に2万キロ行った仲の悪い2人は、地球の真裏で出会っちゃう

◎ タマに、アクセスランキング上位のブログを見て、見たいブログがないか、どんなブログが人気なのかを確認しているのですが、ほとんど成果は無く、ヤプミーを増やしていませんし、人気ブログをマネしようとも思えないところです。

 このブログのアニメの感想の中で、かなり堅い話も書いているのですが、アニメの感想を書いている他のブログで固いことを書いているブログは皆無ですし、一方、堅い話に興味がある人がアニメの感想を見るような気もしなくなってきました(私の中では両立しているのですが。)。


 そこで、アニメの中で堅い話は書き続けますが、そこに書いたものでも、時には堅い話だけを少し詳しく書いてみようかなと思いました。



◎ 神保町は年に数回行きますが、2013年10月26日から11月4日の第54回神田古本まつりに数年ぶりに行って、イロイロと思ったので。

 本に囲まれるっていうのは、それだけでいい気分です。


○ さて、地球の円周は、約4万キロです。

 なので、今いる場所から、右に2万キロ行った人と左に2万キロ行った人は、同じ場所で出会います。


 政治的に、極左、左翼、左派、中道、右派、右翼、極右といった考えがありますが、極左と極右って、結構似ています。

 ドMとドSは互いに気持ちが分かるし互いに交代し得るとか、MとSは互いに気持ちが分かるし互いに交代し得る、と言った方が分かり易いでしょうか。


 仲が悪いから喧嘩して、互いに顔も見たくないから出来るだけ離れたいと言って、今いる場所から右に2万キロ行ったAさんと、左に2万キロ行ったBさんは、今いる場所から見た地球の真裏で出会っちゃいます。

 そんな感じです。


○ 少し具体的に。

 左と言えば共産主義でしょうけれど、それを更に推し進めると無政府主義(アナーキズム)になります。

 政府はいらない、というやつです。
 税金も無ければ、法律も無ければ、警察も無いのに、世の中が問題なく上手く回って行くなんて、とても、とっても良い世界ですよねーーー。
 「それはとっても嬉しいなって」


 一方、右を推し進めると、アメリカの、特に共和党のティーパティー(茶会党)系や新自由主義は、政府の関与を極端に嫌い、ほとんどのことを市場に任せようとます。
 それって、アナーキズムに結構近い
のですよね(彼らは国の権限を軍事や外交などの最小限にしたがっている。)。

 因みに、アメリカは、共産主義は忌み嫌われるなど、先進資本主義国の中では反共的な国です。
 日本や欧州では、共産党は国会でいくらかの議席を持つなど、それなりの支持を得ている場合が多いのですけれど。



◎ アナーキズムについての余談。

 ただ、アナーキズムと言えば、プルードン、バクーニン、クロポトキンの3人で、日本では勝田吉太郎さん(京都大学などの名誉教授)が有名です(勝田さんは右派か右翼で、敵を倒すために共産主義やアナーキズムの研究をしたらアナーキズム研究者として第一人者になっちゃった、という人です。)。


○ 学生の頃、どう考えても政府がなくては世の中は回らないと思っていたし、今でも思っているのですが、そうではないという意見もあり、その代表であるアナーキズムを勉強すれば国家が必要な理屈も強化できるだろうと勉強したことがあります(アナーキズムは、その時点でも時代遅れの考えでしたが。)。

 で、100%の人間が性善であれば、アナーキズムは成り立つ余地があるかな、とは思いましたが、いつどこを見渡しても必ず1人は、性善でない人間あるいは性悪な人間はいるので、現実的には成り立ち得ないです。

 100%不可能です。世の中には100%とか絶対というのは滅多にないと分かっている私ですが、それでも、これだけは100%絶対にあり得ないです。

 つまり、1人でも性善ではない人間がいれば、その人間から他の性善な人間が悪影響を受け、少しずつ善ではない方向に進み、更に悪の方向に進んでいくと(ここは、腐ったミカンの法則と言えば分かり易いでしょう。
私の人間に対する考えは、やや性悪説ですし。)。


○ しかも、3人の誰かは忘れましたが、アナーキズムでも、政府という名前は付けていませんが、何らかの管理のようなことをする組織が必要だと言っている人もいますし。

 そう聞くと、アナーキズムって何だか良く分からなくなりますし、右の右と区別が付きにくくなるのですけれど。



◎ 結論。

 で、左にせよ右にせよ、中道から離れれば離れるほど、両者は似たようなものになるよね、と、

 アメリカの茶会や新自由主義の動向を見ながら思ったり、

 共産党は国による管理強化をはかりますし(中国共産党を見れば分かり易い。)、戦時中の軍国主義の日本も国による管理を強化したことや、現在の軍国主義の諸国を思い出しながら思ったり。



【shin】
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「★政治、社会とか」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事