◎「アニメの門場外乱闘編 総括2024」
2025年2月1日(土)、LOFT/PLUS ONE(新宿)にて、1200円(前売り)、配信あり。12時30分過ぎに開場、中に入るといつものように2人がフリートークをしていて、本編とプレゼントコーナーは13時から16時過ぎまで(5分ちょっとの休憩あり)。
女性は1人か2人かなあ、0ではありませんでした。
出演は、アニメ評論家の藤津亮太さん、ライターの小川びいさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/03/92bf79dad95b5ea09be377c1403122b1.jpg?1739087148)
前回からだったと思いますが今回も、総合での順位付けは行わず、2人それぞれの順位のみで。前回に続いて話し足りない状況でしたから、総合順位を付ける時間は無かったということでもあります。
最後に総評みたいなものとして藤津さんが「台風の目 東宝」と言っていました。
ただ、影の主役は「トラペジウム」(2024年5月公開)と「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」(2025年1月公開)だったのではないかというくらい(笑)、何回か話題に上がっていました。
なお、お酒を飲みながら、新年会気分で、大げさに冗談まじりで2人が話をする楽しいイベントです(客は飲食しながら)。差支えが無さそうな範囲で書いておきます。
○10位
・小川「しまじろう 30年ぶりのクレジット改革」
小川:兼ね役をすべてクレジットするようになった。主人公のしまじろうの兼ね役もクレジットされるようになった。
藤津、小川:NHKもそうすればいいのに。
・藤津「ユーリ!!!←→FREEDOM」
藤津:明暗を分けた。
(→「ユーリ!!! on ICE」の劇場版が制作中止(2024年4月発表)になったが、ガンダムSEED(2002年から2003年にTVシリーズ、2004年に続編TVシリーズ)は2024年1月に劇場公開された。)
小川:ガンダムはできたことも凄いが当たったことも凄い。
○9位
・小川「舌打ち少女ブーム」
小川:このすばの小清水亜美さんの舌打ちが良かった。一方、「トラペジウム」という大問題作品、舌打ちするたびに主人公の好感度が下がる。「化け猫あんずちゃん」も舌打ちがあった。
生々しさを求めると女の子に舌打ちさせたくなるのか、でも同じ年にではなくてもいいじゃないか(笑)。
藤津、小川:「トラペジウム」はお母さんの慰めと友達との仲直りがあるので中途半端、原作にはない。ない方が納得感が出ただろう。
小川:そのおかげで今でも話題になるのかもしれない(笑)。
(→「トラペジウム」を見た人を聞いたら8割以上はいました。また、ガンダムジークアクスの話も出ました。)
・藤津「23時台枠」
藤津:23時台に各局(地上波)がアニメを編成してきた。大きく言うと、CMだけでは食えないので、出資をしてコンテンツを持っていこうということだろう。
○8位
・小川「花田十輝 年113本」
小川:オリジナルが多いのも凄い。
(→ラブライブ!シリーズの話が主でした。)
・藤津「TKB TOHO KADOKAWA BANDAINAMCO」
藤津:アニメ製作会社などを傘下にしてきた。
(→ガンダムジークアクスの話も出ました。)
○7位
・小川「えいがアンパンマン 初の観客動員1位」
・藤津「SARU第2章」
○6位
・小川「毎日映画コンクール アニメーション映画賞 廃止!」
・藤津『「ロボットドリームズ」ヒット』
(→「トラペジウム」の話も出ました。)
○「24年 このアニメ本がすごい!」
・小川「成熟の喪失 庵野秀明と〝父〟の崩壊」(佐々木敦)
「週刊プレイボーイ」
小川:井口裕香さんが表紙。プレイボーイで声優が表紙なのは2人目だと思う。グラビアが好評だったのだろう、表紙になって、もう一度グラビアになった。1年で3回も載った。
・藤津「ふたりのブラック・ジャック マンガ&アニメ絵コンテ・競演集」(手塚治虫、出崎統)
藤津:出崎さんのコンテは読みにくいと言われているが、見られるのはこの本だけ。
○休憩(時間がかなり押していたので5分ちょっと)
○「私の隠し玉」
・小川「Eternal Spring(長春)」(2022年、アニメドキュメンタリー)
(→言葉通りの意味で問題作のようで。)
・藤津「カミエラビ GOD.app」(2期)
藤津:見ている人が少ないかも知れないが、2期の途中の9話(通算21話)くらいからめちゃくちゃ面白くなる。
小川:おもしろくなるかは、、、はじける。
藤津:櫻井孝宏さん(政治家のヒガキ役)に「ここでただ死を待つか」って言わせるんですよ。
スロウカーブSF。スロウカーブ社のは不思議なSF感がある。
小川:櫻井孝宏さんの正しい使い方という感じがする。
(→見た人を聞いたら、半分いるかいないかくらいでした。)
○5位
・小川「オリジナル劇場作 興行不振」
・藤津「やる気!元気!ストーリー!」
藤津:5位で同じ話になった。
(→「トラペジウム」の話も出ました。)
○4位
・小川「クリエイターアニメ大流行」
小川:「ルックバック」「数分間のエールを」など。
・藤津「インディ←→メジャーの越境」
・種﨑敦美さんの話が出て。
小川:種﨑さんはしゃべらないキャラをやらせたら世界一。
藤津:(インタビューなどでは)頭の中でいろいろ考えはあるが、言語化が苦手なだけ。
○3位
・小川「新しいルックの模索」
・藤津『「1秒24コマのぼくの人生」』
藤津:翻訳で出ないと言われていた、りんたろう監督の本が出た。
○2位
・小川「揺れるKADOKAWA」
・藤津「未来のアニメ」
藤津:日本も海外の映画祭に出た方がいい。また、手書きプラスα、手書きのその先の良さを生かした方がいい。
○1位
・小川「東宝ひとり勝ち」
・藤津「花田十輝」
○プレゼント(10分弱)
配信を終えて、会場向けに抽選で、2人のアニメ関連の私物みたいなもの数品をプレゼント。
【shin】