『夏も終わり』とか『もう秋ですね』とか言いつつ…やはりまだ日中は真夏。
なんとなく残暑バテ気味。
どうも、こんにちは、こんばんは。不知火丸です。
You Tubeで古典的な時代劇モノの怪談を懐かしく鑑賞しつつ…
ふと思い出してしまった夏の恐怖体験。
恐怖体験…と言っても、オバケ的なものではなく
結局のところ、一番コワイのは生きてる人間って話なんですが。
中学1年の夏休みのコトです。
中1なんて、諸々の意味で小学生にちょいと毛が生えたようなモノ。
(ただのガキってことね。)
その日は部活の試合の応援。
試合の日は、朝練して試合会場へ向かうので
1年生は朝練に先駆けてコート整備(テニス部でした)しなきゃならんので
朝5時集合だったんですが、
夏休みだし、ついでに何かオモシロいコトやろーぜ的なノリで
1年生の仲間で、『夜の学校探検』をすることになったんです。
当時は学校のセキュリティなんて無いも同然、
休みの日や夜でも、生徒の昇降口なんて扉は閉めてもカギは開いてましたからね。
朝5時にはコート整備始めなきゃならんので、朝(いや、夜明け前の)3時集合。
朝3時集合…ってことは、家を2時半過ぎに出なきゃ…(←真夜中じゃん。)
今思うと、馬鹿だよねぇ…って話なんですけどね。
で、2時半過ぎ…家を出て、近所のA君と合流して学校へ向かいます。
部室棟(…と言っても、プレハブのボロ小屋)に着いたんだけど…誰もいない?
部室の鍵もかかって開かない。まさか俺たちだけ騙されたんじゃ…??
すると、屋根の上から押し殺したような声で『おい、こっち』とB君の声。
そんな屋根の上でナニしてんの?
聞けば、正体不明な “誰か” に追い掛け回されている…と。
え゛? どーゆーコト???
ワタシとA君が到着する少し前に来たB君と他数人。
部室の前で他のメンバーを待っていると
『お前ら何してる?』みたいな感じで
“誰か” に追い回され、それこそ蜘蛛の子が散るが如く、散り散りに逃げたんだそう。
逃げ回った挙句、下からは死角の屋根の上に避難したB君。…頭イイな。
当時の学校なんて、校舎寄りに一本照明があるくらいで校庭は真っ暗でしたから
“誰か” が何者かなんて全くワカリマセン。警察?PTA?…????
部室のカギを持ってたヤツが、開ける前に追い回されたんで
部室の中に避難する事も出来ず…
取り敢えず、部室棟の裏手に身を隠していると、ジャリッ…ジャリッ…と足音が。
(誰か来る!)顔を見合わせる3人。誰?
戻って来た部活の仲間? それとも…
あちこちガチャガチャと部室の扉をチェックしてる様子。
“誰か” が戻って来たようだ…
すぐ横の体育倉庫もガチャガチャやって、チェックしてる様子。
3人息を殺してジッとしてるけど、人の気配を感じたのか
体育倉庫の裏手に回って、こちらに足音が近づいてくる…。
マズイ…こっちに来る~。ジャリッ、ジャリッ…
もうダメだ…その角曲がってコッチに来たら見つかる !!!
3人、脱兎の如く、散り散りに真っ暗闇の校庭に向かって走り出す。
背後で『待てっ!』って声だけ聞こえた。
多分、生涯で一番必死になって走ったと思います。
校庭の一番隅の植込み?藪?の中に逃げ込み、頭を抱えて丸くなり身を隠す。
誰?警察? 中学初めての夏休みの始まったばかりに補導とかシャレにならん!
…もうこんなバカなことしませんから、見付かりませんように!
恐怖と疲れでそのまま半分眠ってしまったような。
フッと気付いて頭を上げると、藪の向こうは白々と夜が明けていて…
これだけ明るくなってれば、もう大丈夫だろう…と、藪から校庭へ出て、部室の前へ…
散り散りになった1年坊主達が 三々五々、戻って来ていました。
でも、結局のところ追い掛け回していた “誰か” は正体不明。
もうその日は(当然ながら)朝の時点でグッタリ。早く帰りたい~…。
そして、別の意味での恐怖が…
仮に、“誰か” が 警察とかPTAとか だったら…
『夜中に集まって何かしようとしたいた生徒がいる!』って
学校で問題になるよなぁ…と。
バレたら当然、部活は活動停止とか?
1年坊がヤラかして部停なんて、先輩に怒られるどころじゃナイよな…
夏休み途中にある登校日や休み明けの全校集会が恐怖でしたが
幸い、問題なっている様子もなく…
もうこんなバカなコトはやるもんじゃない、と思った中1の夏の思い出。
(オチも何も無くてスミマセンね。)
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