漫画家の楳図かずお先生が逝去されたとのニュース。
小学生の頃ですかねぇ…楳図先生のホラー漫画が大流行りでした。
ワタシは、リアルタイムで連載されていた頃より少々後の世代。
昭和50年代半ば頃?、秋田書店からサンデーコミックスの単行本が出ていた頃です。
『ミイラ先生』『恐怖』『怪』『おろち』…
いわゆる ”町の本屋さん” に足繫く通って、なけなしの小遣いで買い揃えましたねぇ。
暫くの間は実家にあったように記憶していますが
今から20年位前、リフォームの際の大々的な断捨離で
捨てられたんだと思います。
手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』(秋田書店・チャンピオンコミックス)は
奇跡的?にも全巻揃って残ってるんですけどね。
まあ、ホラーものですからね。
母とか『気持ち悪いっ』って捨てたんだろうなぁ…と。
で、実は…この夏に、なんとなく懐かしく思い出して
Amaz〇n で楳図作品を買い戻していたんですよね。
復刻版とかではなく、あくまでもサンデーコミックスの単行本を探して。
当時の価格は¥370が、年代モノ故 3冊セットで¥5,000ほど で
結構なお値段しましたけど、まあ…おひとり様故、誰に文句言われるでもないので。
最初に手にした楳図作品は『ミイラ先生』でした。
当時小学校2~3年?でしたが、ミイラが生き返って人の血を吸う…というストーリーに
もう、ガクブル ((((;゚Д゚)))) でしたね。
『恐怖』は、一話読み切りのシリーズですが、所謂お化け的なモノよりも
心理的な怖さを描いた『みにくい人』『夜あるく者』が個人的に おススメです。
楳図かずおのホラー漫画と言えば、”へび女”。
『へび少女の怪』は第2巻(1冊)の長編モノです。
全6巻・長編の『おろち』も、人の心の怖さを描いた作品。
主人公の不思議な少女の名前が『おろち』…なのが謎なんですが。
いずれも古本屋さんからのモノですが、いやいや…キレイに残ってるもんなんだな~。
古いものは昭和60年代の版ですが、カバーなど色褪せも無くて。
感慨深く読み返してみれば、この時代のホラー漫画って
『ぎゃぁーーーっ』『うわぁぁぁ』…セリフが叫び声ばっかりだったり(笑)
今の時代に見ると、有り得ないシチェーションもあったり(笑)…
それでも当時の無垢な子供の心には、鮮明な恐怖を刻み込んだのは確かです。
それにしても、偶然とは言えすごいタイミングで手に入れたものです。
これからだと、入手は困難になるんだろうなぁ。
大事にとっておこうと思います。
楳図かずお先生のご冥福をお祈りいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます