何言ってんだこいつ。
……と思った方。落ち着いてください。ちゃんと説明しますから。ほらそこ! ブラウザを閉じようとしない!
順を追って話しましょう。
去る10月27日、JR北海道のダイヤ改正がありました。
一番大きく変化したのは、学園都市線こと札沼線です。札幌(正確には一つとなりの桑園が起点)から新十津川まで約70㎞の路線ですが、とりわけ大変革が起きたのは南端の札幌~北海道医療大学の区間です。
ここは1980年代から住宅開発が進んだ地域で、札幌から新琴似までは90年代までに高架化、八軒~あいの里教育大の区間では複線化が行われています。その一方で札沼線は車両が増えても電化はされず、客車から改造をした『魔』改造車PDCことキハ141系列(キハ141形+キハ142形、キハ143形、キサハ144形)や最新鋭キハ201系、国鉄スタンダードのキハ40系(宗谷本線などを走っていたキハ400系をオールロングシート車に改造された車両もいた)などバラエティに富む車両が活躍していました。架線のないスラブ軌道の上を、白に緑の帯を巻いた気動車が5~6両連なって走る光景は、札沼線を象徴する光景でした。
しかし2012年。ついに札沼線にも電化の波がやってきました。
年の初めは静岡にいたので詳細は知りませんが、今年3月までには架線柱が立ち並び、6月には電車の運転が始まりました。この時点で札幌~北海道医療大学(あいの里教育大・あいの里公園・石狩当別までの区間便も含む)までの列車のうち3分の2が電車に。特に昼と夜はほとんど電車となり、気動車は活躍の場を失っていきました。一部の車両はここで廃車になりました。
そして迎えた今回のダイヤ改正で、ついに全電車化。高架軌道を長編成の気動車は過去のものとなってしまいました。
……で終わってしまってはただの過去語りになってしまいます。本題はここからです。
さて、ダイヤ改正の日。JR北海道から「学園都市線殿下記念入場券」の第二弾として「さよなら 気動車列車」と題した記念入場券が発売されました。ちなみに第一弾は、電車運転の始まった6月1日に発売されています。
当然買いにいくわけですが、この入場券、買うのにかなりの労力が要ります。
なんと、有人駅はその駅の分の入場券のみしか扱っておらず、逆に無人駅は桑園駅でしか記念入場券を買えないのです。
有人駅は桑園、八軒、新川、新琴似、篠路、拓北、あいの里教育大、石狩当別の8つ。中でも一番遠い石狩当別は曲者で、桑園~石狩当別は直行でも40分弱。20分おきに電車が来るとはいっても、これだけの駅を巡ると4時間を越えてしまいます。入場券ではともかく、運賃も馬鹿になりません。誰だ、こんなシステム考えたのは!
……それでも買っちゃう人がいるんだなーこれが。ここに。
6月の時はただの硬券入場券だったので全駅集める気にはなれませんでしたが、写真があると欲しくなっちゃう不思議!
それでは行きましょう。これが入場券だ!

ババーン!
全13駅+記念オレンジカード。無人駅セットを買うともれなくついてきます。限定1000セットなのでそろそろ売り切れるかも?
~以下、各入場券紹介~

まずは桑園。写真は新天地・苫小牧に向けて自力回送されるキハ143系。先頭はキハ143‐152。
現在苫小牧で第二(客車時代も考えれば第三?)の活躍をしています。

裏側にはこのように、先頭の車両の解説がついています。

八軒。先頭はキハ400系からの改造車・キハ40‐331。

新川。先頭はキハ141‐3。キハ141形は同じ番号のキハ142形とペアを組んでおり、末期はキハ141/142の4、5と6両編成を組んでいました。
写真はまだ架線柱がないころの姿。

新琴似。先頭はキハ142‐201。オハフ51-30から改造された、ボタン開閉式ドアを持つ異端車(通常はない)。
写真奥の鉄橋は石狩川にかかるもの。

実は石狩当別も同じ構図。一見同じように見えますが……

よく見ると先頭車両が違うので解説もこの通り異なります。上が新琴似、下が石狩当別です。

太平。先頭はキハ40‐332。キハ40‐331と同じキハ400系からの改造車。

百合が原。これも新琴似や石狩当別のものと同じ構図。先頭は石狩当別以北のワンマン運転用のキハ40‐402。
6月までは札幌発浦臼行きが、10月までは新十津川発札幌行きが存在しました(いずれも石狩当別で増解結)。
前置きが長くなってしまったので、次回は次の篠路から載せていきたいと思います。
……と思った方。落ち着いてください。ちゃんと説明しますから。ほらそこ! ブラウザを閉じようとしない!
順を追って話しましょう。
去る10月27日、JR北海道のダイヤ改正がありました。
一番大きく変化したのは、学園都市線こと札沼線です。札幌(正確には一つとなりの桑園が起点)から新十津川まで約70㎞の路線ですが、とりわけ大変革が起きたのは南端の札幌~北海道医療大学の区間です。
ここは1980年代から住宅開発が進んだ地域で、札幌から新琴似までは90年代までに高架化、八軒~あいの里教育大の区間では複線化が行われています。その一方で札沼線は車両が増えても電化はされず、客車から改造をした
しかし2012年。ついに札沼線にも電化の波がやってきました。
年の初めは静岡にいたので詳細は知りませんが、今年3月までには架線柱が立ち並び、6月には電車の運転が始まりました。この時点で札幌~北海道医療大学(あいの里教育大・あいの里公園・石狩当別までの区間便も含む)までの列車のうち3分の2が電車に。特に昼と夜はほとんど電車となり、気動車は活躍の場を失っていきました。一部の車両はここで廃車になりました。
そして迎えた今回のダイヤ改正で、ついに全電車化。高架軌道を長編成の気動車は過去のものとなってしまいました。
……で終わってしまってはただの過去語りになってしまいます。本題はここからです。
さて、ダイヤ改正の日。JR北海道から「学園都市線殿下記念入場券」の第二弾として「さよなら 気動車列車」と題した記念入場券が発売されました。ちなみに第一弾は、電車運転の始まった6月1日に発売されています。
当然買いにいくわけですが、この入場券、買うのにかなりの労力が要ります。
なんと、有人駅はその駅の分の入場券のみしか扱っておらず、逆に無人駅は桑園駅でしか記念入場券を買えないのです。
有人駅は桑園、八軒、新川、新琴似、篠路、拓北、あいの里教育大、石狩当別の8つ。中でも一番遠い石狩当別は曲者で、桑園~石狩当別は直行でも40分弱。20分おきに電車が来るとはいっても、これだけの駅を巡ると4時間を越えてしまいます。入場券ではともかく、運賃も馬鹿になりません。誰だ、こんなシステム考えたのは!
……それでも買っちゃう人がいるんだなーこれが。ここに。
6月の時はただの硬券入場券だったので全駅集める気にはなれませんでしたが、写真があると欲しくなっちゃう不思議!
それでは行きましょう。これが入場券だ!

ババーン!
全13駅+記念オレンジカード。無人駅セットを買うともれなくついてきます。限定1000セットなのでそろそろ売り切れるかも?
~以下、各入場券紹介~

まずは桑園。写真は新天地・苫小牧に向けて自力回送されるキハ143系。先頭はキハ143‐152。
現在苫小牧で第二(客車時代も考えれば第三?)の活躍をしています。

裏側にはこのように、先頭の車両の解説がついています。

八軒。先頭はキハ400系からの改造車・キハ40‐331。

新川。先頭はキハ141‐3。キハ141形は同じ番号のキハ142形とペアを組んでおり、末期はキハ141/142の4、5と6両編成を組んでいました。
写真はまだ架線柱がないころの姿。

新琴似。先頭はキハ142‐201。オハフ51-30から改造された、ボタン開閉式ドアを持つ異端車(通常はない)。
写真奥の鉄橋は石狩川にかかるもの。

実は石狩当別も同じ構図。一見同じように見えますが……

よく見ると先頭車両が違うので解説もこの通り異なります。上が新琴似、下が石狩当別です。

太平。先頭はキハ40‐332。キハ40‐331と同じキハ400系からの改造車。

百合が原。これも新琴似や石狩当別のものと同じ構図。先頭は石狩当別以北のワンマン運転用のキハ40‐402。
6月までは札幌発浦臼行きが、10月までは新十津川発札幌行きが存在しました(いずれも石狩当別で増解結)。
前置きが長くなってしまったので、次回は次の篠路から載せていきたいと思います。
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