最近札幌駅ウォッチングが日課となりつつある静サツです。
今日はとあるニュースを聞きつけ、お昼の札幌駅にやって気ました。
(※諸事情でカメラが使えなかったのでスマホでの撮影となりました。このため、写真の出来が悪いことをご承知ください)
そのニュースというのが、こちらの「オホーツク2号」です。
一見通常の4両編成のように見えるのですが……
3号車にキロ182-9の文字が。
そう、本来キロハ182が入るところに、1両しかいない『キロ9』ことキロ182-9が入ったのです。
この変更は2月12日の「オホーツク7号」に始まり、13日の「オホーツク4号」→「オホーツク5号」、そして今日の「オホーツク2号」と続きました。
ほかの車両が通常通りだったことを踏まえると、突発的なものだったと思われます。
キハ183系では食堂車がないため、キロ182は簡易食堂車の役目を担っていました。
このため、車両の1-2位側(札幌駅では網走側)には、軽い食事を作れるキッチン設備が整えられました。登場当初はカレーなどが提供されていたようです。
やがて食事サービスは終了しましたが、その後は車内販売準備室として使われてきました。
しかし、「オホーツク」のキロ182については、1996年にこの部分を普通車に改造する工事が行われ、キロハ182になりました(車販準備室はキハ183に移動)。
改造されなかったキロ182は「おおぞら」系統に残されましたが、「スーパーおおぞら」になったことで廃車され、未改造はキロ182-9を残すのみとなりました。
停車中のキロ182-9(2位側)。
業務用の扉が残されています(オホーツクの車内販売は2015年に廃止)。
停車中のキロ182-9(4位側)。
実はグリーン車内部も違うのですが、時間がなく撮影は断念しました。
現在、キロ182-9は定期運用にはつかず、主に行楽期の増結に使われています。
とはいえ、キロハ182にある普通席(指定席)がないので、通常増結する場合は一緒にキハ182を増結するなどして、普通席が減少しないようにします。
車体繰りの厳しい昨今はキロハ182との連結(キロ9は増3号車扱い)もありましたが、キロ9単独で差し替えられるのは非常に稀な例です。
スラントノーズを先頭にした編成。
単純な車両差し替えの場合、普通車の座席数は16人分減少します。JR北海道にとってもイレギュラーだったのは否めません。
到着後5分で列車は桑園方面に引き上げ。その後苗穂へと送られていきました。
「オホーツク2号」以外の出来事も少し見ていきましょう。
「オホーツク2号」が到着する前後で、4番線では長蛇の列ができていました。
12時13分発「スーパー北斗10号」の自由席に並ぶ列です。
雪祭りの時期(※)でも、増結されていたせいか、ここまでは混んでいなかったように思います。
(※大通会場は11日で終了。つどーむ会場は18日まで)
行列は3番線にまではみ出していました。
未曾有の混雑を前に、自由席は通常通り6・7号車の2両。
そのため、自由席車両はデッキまで埋まり……
指定席車両はおろか、
グリーン車のデッキまであふれる始末。
こんなに混むようなイベントってなんかありましたっけ……
代わって8番線に停車中の区間快速いしかりライナー江別行き。
一見普通の列車ですが、担当はなんと「エアポート」用の721系F-3123+F-3222編成(6両)。
「エアポート」ではないので、uシートも乗車券のみで乗車できます。
というか、この時間で「エアポート」に投入しない理由が謎です。
最後にキハ183系「サロベツ」を撮って、本日の撮影はおしまいです。
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