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先日、『断捨離』という言葉を知った。
NHKの「クローズアップ現代」で放送していた。
片付けられない主婦が、一部屋すっきり片付けていた。
わざわざ『断捨離』セミナーに参加して、
考え方が変わったから、ということなのか?
でも、この若い主婦の『片付けられない』は軽症だな。
本当の『片付けられない』部屋はこんなもんじゃないよな、と思ったし。
この若い主婦の後に、遺品整理をした女性が出てきた。
親御さんを亡くされた後の家の中がそのままで、
何とか整理したい、と思ったのだそう。
自分だって歳をとってきて、
どこに何があるかわからなくて、
片付けられるのも今のうち?
宴会でもできそうな食器の数々、本や服などが処分されていく。
しかし、押し入れの天袋を片付けていると、思い出の品が続々出てきて、
かの女性は涙を浮かべてた。
母子手帳や、「命名〇〇子」と書かれた半紙。
たくさんの写真。
「こういうのは捨てられないだろ、泣くくらいなら残しておけばいいよ」
と夫。
そうじゃないんだよなー
大事に残すものを最小限にする作業が必要なんだよ。
なにもかも残すことはできないし、
残すことで後の人間(子)が処分に困るし、
何より自分がこの世からいなくなった後、
自分以外の誰かが処分することに耐えられるか?
ということじゃないかな。
別に死んだ後のことなんか気にしなくていいのかもしれないけどさ。
この女性は結局、大量の写真を処分し、
小さな鎌倉彫の文箱に、母子手帳と数枚の写真を残した。
こういう番組を見ていると、片付けたくなる『片付けたい症候群』のワタシ。
いま本当に片付けたいのは、夫の服だ。
着ないものが多すぎる。
そのうち着るかも、と思ってたって、
その時には「あれどこにしまった?」なんてオチが多い。
家のクローゼット・押し入れのほとんどが夫の服だ。
ワタシなんかよりもずっと多い。
そもそも、冬のコートだっていったい何枚持ってるんだ。
毎日着ていくのは同じものなのに。
普段着るのと、フォーマル用が1着あれば十分だと思うんだけど。
家にいるときだっていつも同じカッコなのに、
似たようなTシャツやプルオーバーが何枚もある。
毎日着替えたって、せいぜい4、5枚あれば十分だろ。
色違いが全部ほしいのか?
いやいや、同じような色合いなんだよなー
スペースの無駄遣い、何とかしてくれ。
意外と気づかないかもしれません
いやー
遺品の整理 出来なかった。
きっと天国の母は怒ってると思います。
近所に住む、弟の友達に遺品の整理を頼みました。
昔から、チャランポランの人(でもそこも含めて好きなんですが)だったんですが、正に大当たりでした。その人が、母の遺品をいろんな所に寄付してくれるって言うからゲタを預けたのに・・・。
結果としては、家財道具ごと取り壊してしまったようでした。
写真と折畳み傘・柱時計・母手作りの灰皿(次男に)こんな物しか残ってない。
親不孝だと思うけど、今になって思えば、これで良かったのかもしれません。
えらそうなことを書きました(汗)
これがね、意外と憶えていて、
突然「あれはどこ?」とか聞いてくるんですよ。
「捨てたよ」というと、怒るわけではないんですけど。
(たぶんワタシが「だから何?!」って顔するからだろうけど)
偉そうなことを書いてしまい、
あとで読み返してしまったかなーと思いました。
ワタシはまだ親が生きていて、遺品整理はしたことがないですし。
ただ、自分の親としても、一度結婚して外に出て同居していない場合は、
なかなか遺品整理をするのは難しいですよね。
今考えても、親の形見って何になるかな?と思います。
やっぱり写真くらいしかないなぁ
ワタシの母は、もう大分身辺整理してしまってます。
それは地域のゴミ収集が有料になる、と聞いて、
無料のうちに片付けられるものは片付ける!と思ったからでした。
ワタシ以上に『片付けたい症候群』なんです