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先日、夫の同僚さんから面白い情報を得た。
地元茅ヶ崎【南湖の左富士】についての話。
【南湖の左富士】 は広重の東海道五十三次にも描かれている。
※画像は広重の【五十三次名所図会 藤沢南湖の松原 左り不二】
東海道で富士山が左手に見える場所は、ここと吉原の2箇所が有名で、茅ヶ崎の名所になっている。
関東の富士見百景にも選定されている(国土交通省関東地方整備局が選定)。
そして、この 南湖(茅ヶ崎村南湖)は、東海道の『宿場』ではないんだけども、『立場(たてば)』なんである。
※宿場は『藤沢宿』と『平塚宿』
立場 とは
宿場と宿場の間にあって、旅人や人足、駕籠かきなどが休息する場所のことです。もともと杖を立ててひと休みしたのでその名が生じたといわれています
※横浜国道事務所・【東海道への誘い】より
『立場』は風光明媚な場所に置かれ、立場茶屋という地元の名物を提供する茶屋もあるのだけど、
【南湖の左富士】 が見えるこの場所は大きな2階建ての茶屋が並ぶような大きな立場だったそう(『南湖立場』)。
茶屋町という地名が残っている。
茶屋町のバス停前には、風情のある2階建ての建物があるんだけど、
まぁこれは江戸の時代からあるものではなさそうなので、関係ないかもしれない。
でも、ここが『立場』で茶屋があったということを知っていると、
こういう建物があるのがいいよねぇ、と思う。
そして、南湖の東隣、現在の茅ヶ崎市松林という所には、『牡丹餅立場』があった。
解説看板も国道沿いにあるらしい。
その名の通り、牡丹餅が名物だったのだろう。
牡丹餅を作っているお店とかないのかな?
東海道なので、他にも一里塚も残ってるし、江戸時代からの松並木も一部だけど残っている。
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