嫌われることを恐れないことです。主将は嫌われてなんぼ。そうじゃないと責任は果たせません。
去年の8月、主将になって1週間くらいは、思ったことをその場で指摘できませんでした。でも「甲子園優勝」という目標のためなら、たとえ嫌われても、最後の夏が終わった後に「中川が主将で良かった」と言われれば十分だと思ったんです。学校では仲が良くても、グラウンドでは切り替えて厳しくしようと、振る舞いを変えました。
指摘の仕方には気を付けます。厳しく言って奮起するタイプもいれば、気にしすぎてしまうタイプもいる。日頃からみんなを観察しながら、どう接するのがいいかを考えています。
目標は甲子園出場でも、夏の1勝でもいいから、チームのゴールを明確にすること。それがないと、取るべき行動も、練習の目的もあいまいになる。大会直前のこの時期からできることは少ないですけど、主将としての最後の責任は、チームに勝利への執念を持たせることだと思っています。
自分はいまでも、年がら年中、毎日悩んでいます。主将はチームのために悩むのが仕事。そう思って、最後まで頑張りましょう。
「2018年6月29日 朝日新聞デジタル掲載」
去年の8月、主将になって1週間くらいは、思ったことをその場で指摘できませんでした。でも「甲子園優勝」という目標のためなら、たとえ嫌われても、最後の夏が終わった後に「中川が主将で良かった」と言われれば十分だと思ったんです。学校では仲が良くても、グラウンドでは切り替えて厳しくしようと、振る舞いを変えました。
指摘の仕方には気を付けます。厳しく言って奮起するタイプもいれば、気にしすぎてしまうタイプもいる。日頃からみんなを観察しながら、どう接するのがいいかを考えています。
目標は甲子園出場でも、夏の1勝でもいいから、チームのゴールを明確にすること。それがないと、取るべき行動も、練習の目的もあいまいになる。大会直前のこの時期からできることは少ないですけど、主将としての最後の責任は、チームに勝利への執念を持たせることだと思っています。
自分はいまでも、年がら年中、毎日悩んでいます。主将はチームのために悩むのが仕事。そう思って、最後まで頑張りましょう。
「2018年6月29日 朝日新聞デジタル掲載」